『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第22話「死者の生命!?」:感想

2019年8月18日

【ストーリー】

■相変わらずの展開
・マイナソーが唐突に現れて戸惑いました。やっぱり前回までは影も形もありませんでしたよね?
しかも予想どおり「死人からマイナソーが生まれるってどういうこと?」という疑問点は無視して話が進みました。私もだいぶリュウソウジャーに慣れてきたようです。

・アスナがタンクジョーを倒して、マイナソーはコウが倒すのはリュウソウジャーらしい歪み方だと思いました。話の流れから考えると「マイナソーを倒す=師匠が消える」なのでアスナがマイナソーを倒すほうが覚悟を示すストーリーとしては自然だと思います。
キシリュウオーコスモラプターのパーツがほぼティラミーゴの関係もあってコウが倒すことになったのでしょうが、アスナがタンクジョーを倒して何かやった雰囲気になっているのは奇妙でした。せめてマスターピンクの仇もタンクジョーだったらまだマシだったでしょうに…
もっと言うなら今回こそ「宿主を殺せばマイナソーも消える」をやるべき話だったと思います。もう死んでいるのだから本質的には殺すも何もありませんからね。生きている人が優先なら迷わず切るべき場面でした。放送コード的に実行するのは許されないのかもしれませんが。アスナの覚悟を示す上では不都合な設定でした。設定を活かすなら「マスターは殺せないからマイナソーを倒す」という話にしたほうが良かったのですが、これだと今度はアスナが半端者になってしまって問題です。

・ウイのお母さんが基本放置だったこともリュウソウジャーらしい投げっぱなしだったと思います。話の方向性はウイを関わらせてウイの覚悟を示すこともできた話だったと思います。
それでいてウイが母親が生き返った理由に戸惑ったり消えたことを悲しんだりしない辺りの雑さはこれもリュウソウジャーらしかったです。現在の状況自体はリュウソウジャーから聞いていたみたいですね。

■セトーの正体その2
 ・体自体はウイのお父さんで合っていたようです。墓荒らしからの憑依とは極めて常識的な展開ですね。リュウソウジャーなら「たまたまいたから」くらいの理屈でもおかしくないと思います。シャドーラプターたちがセトーが存在する理由に全く関係ないっぽいところはリュウソウジャーらしさが出てしまっていると思います。

■個人的な予想外
・イベントに来る人への対処法が「看板を隠して会場につけないようにする」だったことが意外でした。
人がいなかろうが敵は来るってことはつまりマイナソー、というかたぶんクレオンたちって普通に人間界の情報を集めて「このイベント5万人も集まるんですって! ここをマイナソーで襲ったら効率良いっすね!」とか言ってたんですよね。私はてっきり生命エネルギーを探知できるとかそういうオカルト能力があるのかと思っていたので意外でした。異空間から出てきたりするわりにはそういうところは常識的なんですね。


【アクション】

・巨大戦は異空間での浮遊バトルはいつもと違ったビジュアルでした。劇場版だとたまにこんなシーンがありますけど、テレビでは珍しいですね。なんかちょっと豪華な感じがしました。

■キシリュウオーコスモラプター
・頭と肩と武器が違うだけでほぼティラミーゴなので地味ですね。ディメボルケーノと比べても地味なのでありがたみが薄いです。武器も銃と剣でこれまた地味で、地味尽くしな印象でした。騎士竜自体はサンドイッチ合体できたり特殊能力を持っていたり目立っているんですけどね。


次回はなんかギャグ回っぽい雰囲気で脚本も下亜友美さんだそうです。
ひょっとしたらワイズルーとの決戦もあるかなと一瞬思いましたが次回では無さそうですね。

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