『仮面ライダージオウ』 最終回 「2019:アポカリプス」:感想

2019年8月25日

■平常運転
・今回で最終回でしたがジオウは今回も平常運転でした。すなわち糞です。

・グランドジオウって何だったんでしょうね…
叔父さんが必死に直してくれたかと思ったらこれまで以上にボロクソに負けるだけでした。叔父さんががんばった意味が感じられません。スウォルツと戦い始めたときには「でもスウォルツ倒しても格上のツクヨミがまだいるから大した意味ないんだよねぇ…」と冷めた気持ちで見ていましたがスウォルツにすら勝てないのは予想外でした。グランドジオウって本当に弱いですね。

・結局いつドライブウォッチを手に入れたのかも謎のままでした。ウォッチを映すことすらりませんでした。あれだけ本編内でドライブウォッチを持ってないと強調していたのにこれとは大したものです。

・レジェンドの扱いもいつもどおりでした。すなわち土足で踏みにじらずにはいられません。
今回は「本編では倒したラスボスに各ライダーが負ける」というちゃんと頭を使った踏みにじり方でした。これだけ手のかかった殺し方をすればファンも満足するに違いありません。

・全部なかったことになる歴史改変は予想の範疇で言うことがありません。どうせレジェンドを踏みにじったまま終わる度胸なんてないと思っていました。
唯一、ウールとオーラの雑な処理は予想外でした。学生だったこともなく同年齢かもわからないキャラを同じ学校に通う生徒にして済ませるとは思いませんでした。さすがジオウです。想像を超える発想の貧困さに負けました。

・ツクヨミは全てが意味不明でした。
裏切った意味は何だったのでしょう? 時止め能力があるからスウォルツにも勝てそうに見えたのですが。
ツクヨミに正当性があると仮定して真面目につなぎ合わせると、「ツクヨミがライダーなろうがスウォルツを倒せないから意味がないのでゲイツを死なせてでも隙を作って倒す必要があった」ということでしょうか。
仮にそうだとしても個人的には「ソウゴがさっさとオーマジオウになって力を奪ったり逃げる前に倒していればゲイツもツクヨミも死ななくて済んだんじゃないか」と思います。

■最終回でも設定放棄&新設定
・「ライダーの歴史は壊れない!」ってじゃあなんでウォッチは壊れたんでしょうね。なんで壊れたのかがわからないまま叔父さんが直してくれたから使えるようになったものを持ち出してこんなこと言われても1ミリも納得できません。
本当に壊れないならそれこそ世界崩壊直前の大ピンチに突然各ライダーが現れて戦い始めるくらいでも良かったと思います。ピンチにヒーローが現れるのは当たり前でしょう。ライダーの歴史なんだから当たり前というくらいならこれくらいやってから言ってほしいです。まぁ、結局グランドジオウがボロクソに負け、レジェンドも召喚された敵に瞬殺されるので無意味なんですけどね。歴史が消えなかろうが殺されたら世界は終わりです。

・「スウォルツたちの世界にはライダーがいないからツクヨミをライダーにする」という話も理解できませんでした。
ツクヨミの世界のライダーじゃないならアクアはどこのライダーだったのでしょう… 間接的に「アクアなんて仮面ライダーじゃない」と踏みにじっているように見えました。

■結局ツクヨミの世界は消滅してない?
・「ソウゴが最後に各ライダーの世界に切り分けた→ツクヨミの世界にはライダーがいない=ツクヨミの世界は消滅した」 でいいんですよね?
ソウゴが再現できるのはツクヨミやスウォルツなど知っている人だけでしょうからツクヨミの世界にいた名もなき人々は世界ごと消滅したはずです。結局ツクヨミの世界を救えてないですね。
まぁ、たぶんソウゴが世界を作り変えたのでツクヨミの世界は消滅しそうとかライダーがいない世界は消滅するといった設定も無くなったんでしょうけど。

■オーマジオウってなんだったの?
・ソウゴじゃない未来のオーマジオウのことも、ソウゴがなったオーマジオウのことも全然わからないまま終わってしまいました。
未来にいたオーマジオウは何がしたくて何をしていたんでしょう。「魔王にはならない」と言っていたソウゴに力を貸した理由すらわかりませんでした。「未来はどうせ変わらないしー」みたいな態度でしたが未来が変わることになった後でさえ特に反応がありませんでした。喜ぶなり怒るなり感情の動きはあると思うんですけどね。

・ソウゴのなったオーマジオウも意味がわかりませんでした。
最初にウォズに「祝えと言っている!」と言い始めたときには魔王になるとソウゴの人格に関係なく凶暴化したりするのかなと思いましたが、その後のツクヨミ死亡後の反応などからすると普通にソウゴのままのようでした。え、じゃあ最初の暴君っぷりは何だったんです?
一見した印象だと「やっぱり本人に魔王になる気がなければ関係ないんだからさっさとオーマジオウの力を手に入れて望む世界を作っていけば良かったのに。そうすれば死人も被害も出さずに済んだはず」としか思えませんでした。

■脚本by白倉?
・ソウゴがオーマジオウに言った時間にまつわる謎ポエムは全く理解できませんでした。
「時計の針は前にしか進まないから」って時計の針は止まりもするし、人為的に巻き戻したり時間を変えたりすることも可能だと思うのですが…
「時の流れ」ならまだマシなんですがそれすらも無理なんですよね。この作品ではタイムスリップに遡及的歴史改変まで有りなので変えたいほうです。何よりソウゴは今これから過去も未来も全てを捻じ曲げようとしているところですし…
まるで東映公式ページでよく見た白倉のポエムのような意味不明さでした。

■公式サイトの本家白倉ポエム
 「オーマジオウは墓守りだ!」
企画会議の席上、誰かが言いました。

なぜオーマジオウは魔王なのか。平成ライダーの王だからだ。
ソウゴ初変身の像を取り巻くライダーたちのモニュメント。あれはある種の墓標。五十年後まで、とっくに忘れ去られてしかるべき平成ライダーたちの記憶を、世界の中心に据えつづけようと、オーマジオウはたったひとり、戦いつづけているのだと。
それは善か、悪か?
悪にはちがいない。たとえどんなに輝かしくても、過去を理想化することは、現在をおとしめ、未来を否定することだから。
だから、オーマジオウはサイテーサイアクの魔王なのだと。 

・今回もありがたいポエムが載っていました。しかしこれはいったい何なのでしょう?
どう見ても初期にあったけどボツになった設定だと思います。だってこんな話は最終回も含めて1ミリもありませんでした。オーマジオウが平成ライダーについて語ったことは一度もありません。オーマジオウはずっと座ってるかソウゴの相手してるだけでした、最後に関係ない没設定の話をしていったい何が言いたいのでしょう?
私が読み解けるとすれば「白倉は没設定が没になった事実も自覚できないほど頭がおかしくなっている」ことくらいです。

■最後まで負けっぱなし
・1話からずっとオーマジオウには負けっぱなしどころか、タイムジャッカーなどの時間止めにも最後まで対抗できませんでした。
フォーム単位でもクソ雑魚のグランドジオウに存在感すら無いレジェンドアーマー、口だけディケイドと散々でした。勝った勝負はどれもスウォルツとオーマジオウの手のひらの上でまともに勝てた勝負は最後だけだったんじゃないでしょうか。
ここまで酷いバトルもの、販促ものはなかなか無いと思います。歴史を語りながら歴史に学ばないとはお笑い草です。



・ジオウの放送は終わりましたが、何も始まってないので達成感も何もないですね。本当に何もない作品だったと思います。「失敗」すらなかったのでダメな作品としても記憶に残らないでしょう。ダメだった理由が「誰も何もしなかったから」なので失敗すらできていません。反面教師にすらなれないどうしようもない存在です。
総評は一応書きますが、事実ベースで書くだけで終わってしまうと思います。

コメント

26 件のコメント :

  1. お疲れ様です。
    総評……無理して書かなくて良いですよ?
    この項目だけで充分伝わりますし。

    結論、白倉&武部は二度と関わるな。

    でもゼロワンはストーリーは最初から諦めると思ってもバトル面はアクション監督がエターナルとかローグのスーツアクターさん=渡辺淳さんだしパイロット監督はルパパトの杉原さんだからそれは期待しても言いかもしれません。

    問題は大森P……余計な口出しするわ親父が敵にするし難しいっすね。

    グランドジオウは金返せ(音声が好きで買ってしまった)っていうレベルで酷すぎる活躍……

    マジで良かった点はグランドジオウの音声・ジオウ2と各アナザーライダーのデザイン、佳作でアギト編だけでした。


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    1. >総評……無理して書かなくて良いですよ?この項目だけで充分伝わりますし。

      書くのはいいのですが書くことがないのが問題なんですよね。戦争の悲惨さを言葉で語るより血まみれの子供の写真を見せるほうが早いように、公式が載せている現実のほうで事足りてしまって私という語り部の存在意義が見いだせません。

      >でもゼロワンはストーリーは最初から諦めると思ってもバトル面はアクション監督がエターナルとかローグのスーツアクターさん=渡辺淳さんだしパイロット監督はルパパトの杉原さんだからそれは期待しても言いかもしれません。

      アクションはアクション監督も主役ライダーのスーツアクターさんも変わるそうなので良くなったらいいなと思っています。実績がないので具体的な期待はしませんが。
      ストーリーはスタッフがエグゼイド系列なのでダメだろうと思っています。

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  2. グランドジオウ自体は未来のオーマジオウに膝をつかせたトリニティより弱いように見えましたね。前作のジーニアスも強い印象こそ無かったですがグランドジオウ程変身解除まで毎回追い込まれる印象もありませんでしたし。
    百歩譲っておじさんが時計の修理をしてくれたお陰でオーマジオウになった際に時計吸収して能力が向上した様に見えなくもないですが、そもそもオーマジオウドライバーに変化する際にウォッチが吸収されるシーンを入れた方が描写として成立した気がします。
    後日談に関して世界再構築という前作のビルドと似た形になりましたが、今回はオチとして弱くて大分後味悪いなと思いました。
    再構築後のゲイツやツクヨミ達の描写の印象が1話目のモブと大差ない事が何より気になって、もし序盤の時点でソウゴが変人扱いされて友達らしい距離感の子が居なかったりしたら、ソウゴの理解者としてゲイツ達が居てくれるんだとか感じる事があったのかもしれませんが。
    ウォズ(とディケイド組?)だけ記憶を保持する展開も、元々ウォズが語り部や映画ではメタ的要素を担うことが多いので良い意味でも悪い意味でも強い印象には残らないので後日談が薄味に感じました。
    謎ポエムはオーバークォーツァー関連の話ですかねぇ、映画だと平成から令和へのバトン渡し的な要素が含まれていたので、にしてもこの最終回のタイミングで出すには訳が分からない内容ではありますが....

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    1. >再構築後のゲイツやツクヨミ達の描写の印象が1話目のモブと大差ない事が何より気になって

      メインキャラの描写でさえゲスト並なのでどうしようもないと思います。私は「魔王倒す!orソウゴ大好き」のないゲイツがどんな人物になるのか想像できません。

      >ウォズ(とディケイド組?)だけ記憶を保持する展開も、元々ウォズが語り部や映画ではメタ的要素を担うことが多いので良い意味でも悪い意味でも強い印象には残らないので後日談が薄味に感じました。

      普通だったら「ウォズも記憶を保っている? ということはウォズは士たちと同じような存在なのか?」とか考えるところですがジオウなので考える気になれません。どうせ考えても無駄なので。

      >謎ポエムはオーバークォーツァー関連の話ですかねぇ

      本編で欠片も出てきていない存在のことを主人公が話し始めるのは恐怖しか感じません。

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  3. オーマジオウが人口半分になるほど世界滅ぼした理由って結局なんだったんですかね。

    ジクウドライバーの作者や目的も良くわからないままでしたし…

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    1. 何だったんでしょうね。オーマジオウなんて手加減してくれるし勝手に未来変えても怒らないし、優しい人に見えてきます。

      >ジクウドライバーの作者や目的も良くわからないままでしたし…

      辻褄を合わせるなら「ウォズこそがベルトやウォッチの生みの親であり、歴代のベルトの持ち主を観察して本に書き記している」とかすればいろいろ収まりが良さそうなんですけどね。実際は設定があるのかも怪しいです。

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    2. 横槍になりますが、人口減少は劇場版に登場する組織が原因で、その組織がオーマがやったと罪を擦りつけて吹聴した事になってます
      詰まる所劇場版を見ないと疑問が何1つ解決しない作品になってるすよね、ジオウは。逆に言うと劇場版だけで十分です
      案の定Vシネ続編も確定しましたし、もうテレビでやるのやめた方がいいんじゃないかと、まぁ利益出す為に辞めるわけにも行かないでしょうが

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    3. >横槍になりますが、人口減少は劇場版に登場する組織が原因で、その組織がオーマがやったと罪を擦りつけて吹聴した事になってます

      それで未来のオーマジオウがレジスタンスを適度にいじめる以外は何もしない無気力マンになるのは不思議です。

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    4. いじめる所かTV本編で未来のオーマジオウは噂を鵜呑みにして歯向かって攻撃するレジスタンスに対して反撃する事以外は何もしてませんからね
      そも不動オーマの理由以前に、態々レジスタンスが攻撃仕掛ける必要があるのかだとか、よく出てきた2068年の戦場(荒野)以外の状況だとかも何も分からないのが
      2068年の描写の薄さはオーマだけじゃなくてゲイツのキャラ性云々にも拘わるのに最後まで何も無かったすね、49話掛けてやったとは思えない薄さです
      感想でおっしゃってたように叔父さんの描写の積み重ねすら出来ない作品だから期待するだけ酷かもしれませんが

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    5. オーマジオウの描写がある度に「本当にオーマジオウって最低最悪の魔王なの? そんなに悪いことしてないんだけど」という思いのほうが強まっていくのはどうかしてますよね。

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  4. 名無しの星2019年8月25日 16:31

    ここまでお疲れ様です。それと久しぶりのコメントです。
    グランドジオウは今回に至ってはオーマジオウの噛ませにしかなりませんでしたね。CMなどでの最高最善と言う文句はなんだったのか。
    しかし士にディケイドウォッチを返したのに変身できたのは何故なんでしょうね。
    ホントPやスタッフたちのいい加減さが最後まで続いた作品でした。特に白倉はちゃんと仕事してたのかうかがわしいほどです。ツイッターで冬映画ことでそろそろできるらしいとまるで自分は映画の制作にはあまり関与してないみたいな言い回しでリプで仕事しろよと言われてましたし。おそらく本編も会議であれこれと言うだけで他のスタッフに投げてまともな仕事してないのではと思いました。
    ご存知かもしれませんがインタビューで当初はレジェンドやタイムトラベル要素もなかったのにある人に逃げんなと言われ、またある人には時計モチーフなのにタイムトラベルしないのと言われてそれを受け入れてそれまでの予定あっさり変えるわと自分の意思をまとも通す気のないのかこの人はと。
    さて白倉はジオウ放送前に視聴率上げると言っていたそうですが実際はビルドの平均を下っており特に前回とクイズ編の後半は歴代最低の数値を出したそうでそんな宣言をしてこの結果に対してなんて言い訳するんでしょうね。

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    1. 名無しの星さん、お久しぶりです。

      >しかし士にディケイドウォッチを返したのに変身できたのは何故なんでしょうね。

      1)あの時点でディケイドはやられていたので、パーフェクトゼクターよろしく持ってたウォッチを強奪した。
      2)事前に士に1億分の1くらいの力を込めた新しいディケイドウォッチを用意してもらった。
      3)ディケイドウォッチが必要だなんて誰が言った?

      >さて白倉はジオウ放送前に視聴率上げると言っていたそうですが実際はビルドの平均を下っており特に前回とクイズ編の後半は歴代最低の数値を出したそうでそんな宣言をしてこの結果に対してなんて言い訳するんでしょうね。

      どうもしないと思います。都合の悪いことは全部他人のせいでしょう。前回の公式ポエムでも「時間が足らないから仕方ないね」みたいなことを言っていましたから。
      未だに白倉がのさばってるのですから社内での自浄作用も存在しないのでしょう。

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  5. 本当にここまで更新お疲れ様です。

    まさにクソとしか言いようのない最終回でしたね。
    帳消しエンドは予想内でしたがツクヨミやゲイツくんが「死んだ」という実感すらなかったのがきついです。

    ツクヨミは裏切ったふりをして味方になるという”感動の展開”のつもりなんじゃないでしょうか。視聴者的には見え透いている上にすでに下がりきったスウォルツの格がバカみたいに騙されて氷点下になってるのは無問題なのでしょう。

    グランドジオウのヘボさは一体なんなんでしょうね。デザインと変身シークエンスで力尽きたんでしょうか。ジオウをレジェンドに引けを取らない主人公にしたいとしても、わざわざ泥を塗りたくることないと思うんですが…。
    かといってジオウ本人のアクションがいいわけでもないんですよね。どのフォームにも個性を感じませんし、目を見張るような動きや演技もなく、最終回もいつも通り退屈な戦闘で終わってしまいました。

    アクアがツクヨミたちとは別の固有の世界から来たなら、事情に詳しかった理由が必要ですよね。というか最後までちらっとも映らず登場的には死んだままなのも酷いです。

    本編でオーマジオウを詳細不明なままにするとしても、ソウゴの中のどういう部分が悪であり善であるのかを描くことで間接的に表現することはできたと思います。時計の針どうこうも変ですしオーマジオウの何が悪なのか根本がわからないので諭して成敗したみたいになっているのも理解しがたいです。「時計の針を止めたり戻したりする行為の間も未来に向かって時は流れている」とすればまだ話はわかるんですが。

    公式ポエムの痛々しさには辟易します。「ぼくのかんがえたオシャレでカッコいい設定」は頭の中だけにとどめておいて欲しいです。

    前作ビルドは感動モノや自己犠牲のヒーローがやりたいというのは伝わるのでその分描写の稚拙さに腹がたつばかりでしたが、ジオウに関しては何がしたいか皆目見当がつかないので怒りすら湧いて来ません。
    総評もどこを取ってもクソで徒労感しかないとは思いますが、あらゆるダメな点の中で何が特に酷かったか、あるいは腐らせた要素にどういう活かし方があったかという可能性など、どう評価されるのか楽しみにしているので、無理なさらず書き上げてください。

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    1. >帳消しエンドは予想内でしたがツクヨミやゲイツくんが「死んだ」という実感すらなかったのがきついです。

      ゲイツは一度死んでますし、ツクヨミも士に助けられてなければバスジャックのときに死んでた死ぬ死ぬ詐欺やってますからね。後先考えないからこんな自業自得な展開になってしまうのです。

      >ツクヨミは裏切ったふりをして味方になるという”感動の展開”のつもりなんじゃないでしょうか。

      これもツクヨミが一度裏切ってソウゴ殺す!ってやっていたのでダメなんですよね… しかも前回でわざわざ「何か言った?!」とウォズにキレ散らかすという暴力印象を強めているので本当にどうしようもありません。

      >かといってジオウ本人のアクションがいいわけでもないんですよね。どのフォームにも個性を感じませんし、目を見張るような動きや演技もなく、最終回もいつも通り退屈な戦闘で終わってしまいました。

      そこは例年どおりですね。ジオウに限った問題ではないので特筆はしませんでした。いつもどおりいまいちなだけです。

      >アクアがツクヨミたちとは別の固有の世界から来たなら、事情に詳しかった理由が必要ですよね。

      常識的に考えたら同じ世界でないと説明がつきませんよね。士たちがウルピナの家を訪ねたときの様子からすると、違う時間から来たならアクアも「誰だお前、消えろ!」と追い返されてて事情を知る方法もほとんどないでしょうし。

      >本編でオーマジオウを詳細不明なままにするとしても、ソウゴの中のどういう部分が悪であり善であるのかを描くことで間接的に表現することはできたと思います。

      結局ソウゴの人格とは何もつながりませんでしたね。
      普通は強い怒りを覚えるような事件があっても克服して、視聴者からみれば「ここが分岐点になったのだろうな」と思わせるようなイベントを用意したりするものなのですが。実際には未だに「未来のオーマジオウは本当にソウゴなのか?」と疑問が残るくらい何もありませんでした。

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  6. 感想お疲れ様です。

    いつも通り過ぎて今週も脱力しっぱなしでした。
    結局未来のオーマジオウ(悪)はなんだったのでしょうね
    1話から主人公自身の未来の姿で倒さねばならない目標として提示されていたボスなので
    本当に本人なのか、本人ならそれは何故なのか、
    話の根幹だと思うのですが、まさかノータッチとは恐れ入りました。
    (未見ですが映画で軽く触れたらしいのですが、TV本編で回想すらなくスルーするとは思いませんでした。)

    グランドジオウの不可解なまでの弱さもなんだかなという感じです。
    オーマジオウが悪の未来ならそれをどう超えるのか、グランドジオウやその先のフォームがそれなのか、と思っていたのですが、
    結局オーマジオウになってそれがそのまま最強無敵でした。
    歴代ライダー全員のレリーフ入ってて集大成みたいな雰囲気出してるけど別にウォッチが一つくらい足りなくても変身出来てしまいそして弱いあいつは一体何だったのか

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    1. >結局未来のオーマジオウ(悪)はなんだったのでしょうね

      何一つわかりませんでしたね。わかったのは、過去の自分には甘いということくらいでした。

      >グランドジオウの不可解なまでの弱さもなんだかなという感じです。

      オーマジオウもグランドジオウもどちらもレジェンドの力の集大成だから、正と負とかどちらが上でどちらが下とか何か関係性があるのかと思いましたが何もありませんでした。オーマジオウになりたいと思ったら勝手に生えてくる謎アイテムでしかありませんでした。これならジクウドライバーやジオウウォッチもウォズが渡さずに無から生やしたほうが良かったと思います。

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  7. ダメでしたね。知ってた。
    5話分くらいの話をダイジェストでお届けしたような最終回でした。こんなに詰め込むならアクアとエターナルとチェイスとアナザージオウ2削れば良かったろうに。

    オーマジオウってソウゴの気合ひとつでなれるものだったんですね。何故今までやらなかったんでしょう。
    バトルの描写も他のライダーをワンパンする敵をワンパンするいつもの白倉法でうんざりです。なんで鎧武だけパイン?

    白倉ポエムですが、過去を理想化するな、というのは製作者側のスタンスとしては一応理解はできるんです。シリーズ化に安心して同じような物を作ってはならない、新しい物を作らなければ、という考えを白倉Pはずっと主張していましたから。
    ですがそれを視聴者に求めるのはNGでした。「過去のものを好きでいるな、新しいものを見ろ」なんてものは視聴率欲しさの暴論にしか受け取れません。

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    1. >オーマジオウってソウゴの気合ひとつでなれるものだったんですね。何故今までやらなかったんでしょう。

      最序盤からの疑問である「力は使い方次第じゃないの?」という疑問に全く答えない使い方でしたね。

      >なんで鎧武だけパイン?

      なんででしょうね? カチドキやジンバーですらありませんでした。
      劇場版では最強フォーム勢揃いをやったみたいですし、スーツが残ってないとは思えないんですけどね。

      >シリーズ化に安心して同じような物を作ってはならない、新しい物を作らなければ、という考えを白倉Pはずっと主張していましたから。

      私はレジェンド頼みの作品で言うことではないと思います。言うのなら「レジェンドもすごかったけどジオウはもっとすごかった」と思わせるような作品を作ってから言わないと説得力がないと思います。

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  8. 結局、世界を救うのもオーマジオウの力がないとダメだったってなんじゃそりゃ?って思いましたね。「(最低最悪の)魔王にはならない」って言ってたのに。それからゼロワンのストーリに期待してますか?

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    1. >「(最低最悪の)魔王にはならない」って言ってたのに。

      結局「本人に悪いことする気がなければ問題なし」で終わってしまいましたね。本編中のどこでオーマジオウになっても問題ありませんでした。

      >それからゼロワンのストーリに期待してますか?

      期待する理由は今のところ見当たりません。

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  9. 大方予想通りであるものの新世界に巻き込まれたから分離して自分に都合の良い新新世界にリプログラミングするという前二作を合わせたようなオチはなかなか気持ち悪かったです。

    ツクヨミの裏切りに誰も「何か考えがあるはずだ」と言わないのはやはりそういうやつだと思われていたってことですかね。

    ソウゴに王の資質を感じたことは一度もありませんが民のために戦えないのは大幅レベルダウンだと思いました。

    ゼロワンはアクター交代でアクションが改善するかだけを目的に観ようと思います。

    総評ものんびりお待ちしております。

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    1. >ツクヨミの裏切りに誰も「何か考えがあるはずだ」と言わないのはやはりそういうやつだと思われていたってことですかね。

      真面目に意味を求めるならそういう方向性にならざるを得ないでしょうね。誰も触れずに説得すら選択肢に出ませんでしたからね。少なくとも「どうにもならなそうだけどとりあえず力が続く限り戦ってみよう」以下の選択肢だったことは確かです。

      >ソウゴに王の資質を感じたことは一度もありませんが民のために戦えないのは大幅レベルダウンだと思いました。

      最後までマイナスのことしかありませんでしたね。さすがは魔王にしかなれない男です。

      >ゼロワンはアクター交代でアクションが改善するかだけを目的に観ようと思います。

      建設的な見方だと思います。私もストーリーには期待していません。

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  10. スタッフさんたちはグランドジオウにたくさん勝たせてやろうとは思わなかったんでしょうかね?最後のアナザーディケイド戦はグランドジオウで勝たせたらグランドジオウのイメージも少しは変わったはずですが。どう思いますか?

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    1. >スタッフさんたちはグランドジオウにたくさん勝たせてやろうとは思わなかったんでしょうかね?

      スタッフがそう思っていたらこんなことにはならないと思います。

      >最後のアナザーディケイド戦はグランドジオウで勝たせたらグランドジオウのイメージも少しは変わったはずですが。どう思いますか?

      少しは変わったと思います。少なくとも「叔父さんが直してくれたから使えるようになった」という文脈は活きてきます。
      ただ、全体の負け数が酷すぎるので根本的解決にはならないと思います。スウォルツ自体の格も低いですから倒したところで大した見せ場になりません。

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  11. 今さら劇場版ジオウの話をするのもなんですが、主さんは劇場版ジオウを見たいとは思わないんですか?本編で語られなかった謎が明かされるそうですけど

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    1. 今のところ思いません。私にとっては「語られなかった謎」ではなく「語らなかった謎」でしかありませんので。本編に必要なら本編で説明するべきことです。

      またライダーに限らず名作において「(やりたかったけど優先順位から)語られなかった謎」が存在しないと思いますか? その理屈は私からすれば「赤点の追試を受けるので見てください」と言われてるようなものです。本編で一発合格できなかった落第者の補習なんて進んで見たいと思いません。

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