『動物戦隊ジュウオウジャー』第2話「この星をなめるなよ」:感想

2016年2月21日

【ストーリー】


■しばらくギスギス?
・今回は展開がゆっくりで、わりと暗めな内容でした。
しばらくはジューマンと人間文化や異世界暮らしで起こる摩擦を通してキャラの掘り下げを行うことになるようです。ファンタジーなビジュアルとは裏腹に、ストーリーはリアリティ重視なように見えました。
まだ誰も馴染んでいるわけではないのでメイン以外のキャラで雰囲気を和ませるというわけにもいかず、一通り終わるまではややギスギスした雰囲気が続くことを覚悟しておいたほうが良さそうです。

・今回は大和の話がメインでした。作品全体の方向性を示す話、というわけではなく「個人回その1:大和編」という印象をウケました。
個人的には大和の過去をもっと詳細に描いてほしかったです。なぜ大和が動物を好きなのか、人もジューマンも助けるのか、その理由が明かされたのですが今ひとつ腑に落ちません。死にかけたときの出来事が考え方に影響したというのは理解できますが、言葉だけの説明なので頭でしか理解できません。遭難した様子を描いて少年時代の大和の心細さや絶望感を具体的に描写していたら感情移入が深まったと思います。時間帯と撮影の手間の問題から難しいのでしょうけどね。


【アクション】

■ジュウオウキング154
・虎と象だと足技メインになるんですね。あの膝も上がらなそうな体型で足技メインというのは意外でした。動きのバリエーションを作るのが大変そうですが、スライディングや必殺技の飛び蹴りはかっこよかったのでどうにかなるかもしれません。

・5体いて、そのうち3体で合体する形式なので余る機体はどうするのかと思っていましたが、悪くないやり方でした。余る二人が足止めしている間に他の機体が合体というのは自然で良いです。

■変わった名乗り
・専用武器を演出に含めた名乗りとは珍しいです。
レッドしか専用武器を持っていないからああいう演出にしたんでしょうかね。

・この様子だとイーグル以外の4人には専用武器はないみたいです。
「人間だから武器を使う」という文脈だとすると、4人が人間世界に馴染んだ証としてキャラごとの専用武器が増える形もあるかもしれませんね。次回はキリンのバズーカが登場するようですが、通常戦でもタイガーが使うのでしょうか?

■野生解放
・今回は持て余している感じがしました。
せっかく雑魚が出てきたのにすぐに野性解放で一掃してしまって残念に感じました。イーグル以外は素手で戦うのと大差ないので見るからに扱いづらそうです。だから必殺技を使うしかないのでしょうが、展開としては単調になってしまいます。イーグルも上からの俯瞰視点は面白かったものの、大した活躍はなく、飛ぶ必然性はあまり感じられませんでした。予算や時間をかけられない状況で野性解放をどう扱うかは今後の課題になりそうです。


次回はアムがメインで、巨大戦用の追加武装が登場する模様です。
リンクルキューブ用の王者の資格は6個しかないという話でしたが、キリンのキューブはどういう存在にあたるのでしょうか。


コメント

6 件のコメント :

  1. 描写といえば、今回大和とその他3人とのタスクへの対応のの仕方の違いが印象的だったと思います。

    今回は大和がタスクを引き入れようと意気込んでいましたが、他の3人はあまり興味を持っていませんでした。
    あの図は大和の〝仲間〟に対する思いやりを表す場面だったのでしょうが
    個人的には〝人間の仲間への思い〟と〝野生動物の仲間への思い〟の違いを表しているようにも見えました。

    〝人間〟も〝野生動物〟も日々を群れの中で暮らしていますが、そこからこぼれ出てしまったものへの対応は全く違うんですよね。
    例えば、〝人間〟は迷子の子を助け、独りになってしまった者を憐れみます。
    しかし〝野生動物〟は、それこそ第1話でジャグドが話していたように群れからはぐれることは、『死』を意味します。
    故に群れからはぐれないように生きているわけですが、もしはぐれてしまっても仲間は誰も助け行けません。それで自分がはぐれた場合、ミイラ取りがミイラになる可能性があるわけですから。
    しかしそんな中でもゾウは仲間への愛情が深く、死んだ仲間をも弔うほどらしいのですが
    そんなゾウが今回ははぐれる側というのも興味深いです。

    今回はそういったことを狙ったワケではないのでしょうが、
    そういった野生の構図がみられて面白いと思いました。

    あとは戦闘ですかね。単調にならずもう少しアイディアが欲しいですかね。
    せっかく野生開放という良い素材があるので、少し料理してガオレンジャーほどの荒々しいアクションを少し混ぜても良いのではないかと思います。

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    1. >個人的には〝人間の仲間への思い〟と〝野生動物の仲間への思い〟の違いを表しているようにも見えました。

      そう思うところもあるのですが、私はまだ決めかねています。
      ジューマンは特に野性的、動物的な面が見えていないからです。ジューランドではシマウマのような草食動物系からライオンのような肉食動物系まで仲良く暮らしていました。その点から判断するとジューマンには動物的特性はあまり無いように見えます。

      また4人の関係性もまだ不明です。
      4人がどれくらいの仲なのかよくわかっていません。初対面の大和にもフレンドリーでしたから”ただの同僚”や同じ種族という程度でも仲が良さそうに見えても不思議はないのかもしれません。

      表面的に拾える要素しかなくまだ物証が少ないので判断は保留にしておきます。

      >せっかく野生開放という良い素材があるので、少し料理してガオレンジャーほどの荒々しいアクションを少し混ぜても良いのではないかと思います。

      難しいところですね。ガオレンジャーやアバレンジャーのような方向性だとどうしても被ってしまい、目新しさに欠けます。何か上手い方法があるといいのですが。今後の動向が楽しみです。

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  2. 序盤にしては市街地にかなりの被害が出てましたね。戦隊の敵は街中で市民を襲っているだけのことが多いので、今回のように街が破壊される描写があると敵の脅威やそれと戦うジュウオウジャーの勇ましさが増しますね。予算の都合もあると思いますが、これからも続けて欲しいです。

    バトルはあっさりでしたが、ドラマに尺を割いたので仕方ないと思います。短めでも大和とタスクのコンビネーションなど、勢いだけでなく映像で勝利できる理由を見せるのが良かったです。やはり戦隊のチームプレーによる戦いは見ていて楽しいですね。

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    1. >今回のように街が破壊される描写があると敵の脅威やそれと戦うジュウオウジャーの勇ましさが増しますね。

      そうですね。定番どころですが重要です。
      特にジュウオウジャーの場合は、現状の関係性が5人の内輪で閉じているので周りの被害を描くことはなおさら重要です。

      >短めでも大和とタスクのコンビネーションなど、勢いだけでなく映像で勝利できる理由を見せるのが良かったです。

      話の流れがバトルにも反映されているのは良いですよね。
      その辺りもしっかりしていると思います。

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  3. こーひーかっぷ2016年2月28日 21:29

    戦隊前2作が個人的には視聴に耐えなかったので久しぶりに書き込みさせて頂きます。今のところは好印象でちょっと期待しちゃいます。野生解放は…販促ノルマとも無関係でしょうから今回のねじ込みは不思議に思いました。2回目なので、まずは今回の戦隊の「定番」を定着させようという試みなのでしょうかね。

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    1. >野生解放は…販促ノルマとも無関係でしょうから今回のねじ込みは不思議に思いました。

      野生解放に関しては私も決めかねているのですが、どうなのでしょうね?
      単純にアクションの都合なのかと最初は思いました。専用武器もイーグルしか持っていなく、4人の武装は共通装備の銃剣のみ。しかも忍手裏剣や烈車のようなオプションもありません。アクション面でバランスを取り、バトルの展開に起伏を付けるために野性解放というギミックが導入されたのかと思っていました。

      しかし、ある物を見つけました。
      「”野性解放モード”のフィギュアセット」がプレミアムバンダイで売られるそうです。ライダーのほうで特に顕著ですが、昨今のプレミアムバンダイ商品は本編で盛んに販促が行われています。

      自分で望んで入れたにしてはやっつけ気味に使われている点と合わせて考えると、野性解放も販促ノルマなのではないか…、そう思うところもあります。
      どちらの線も相応の理由が推測できるので私は未だに判断を決めかねています。

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