『動物戦隊ジュウオウジャー』第27話「本物はどっちだ」:感想
■総集編
・今回は回想を多用した総集編のようなものでした。
クイズという時点でセラとタスクの意味は感じられなかったのですが、見てみても何も感じられませんでした。セラはまたも貧乏くじを引かされただけだったようです。可哀想です。
・大和たちが偽物を倒すのをためらうのはわからなくありませんが、本物のセラたちまで偽物を倒すのをためらうのはよくわかりませんでした。
このままだと両方死ぬのに特にあてもなく偽物を助けようとするのは理解に苦しみます。
■杉原監督
・今回がテレビデビューの杉原輝昭監督の担当でした。
その実力が注目のポイントでしたが、冒頭しかアクションがなかったので実力は確認できませんでした。次回の登板まで持ち越しです。冒頭のタスクとセラのコンビネーションはなかなか良さ気だったので、あれが実力だと良いですね。
次回はゴーカイジャーがゲストで登場するようです。
脇道で話は進まないかと思っていましたがスーパー化用?のアイテムが登場するみたいです。強化アイテムはだいたい登場の仕方が唐突なので、ゲストのついでで片付けるにはちょうどいいですね。
巨大戦がなかったのは寂しいですね。再生怪人ラッシュも普段年末あたりにやってるのを前倒ししてるだけかと思ってましたが、ひょっとして今年は例年より予算減らされているのではと少し不安になりました。
返信削除ゴーカイジャーの客演は戦隊シリーズ放送2000回記念の特別企画だそうで、来週と再来週の二回に渡って登場するそうです。二回とも香村さんが担当のようです。香村さんにとっては出世作でしょうから、結構気合の入った内容になっていそうだなと期待してます。ゴーカイジャーは小学校以来戦隊から離れていた私を再び引き戻してくれた思い出の作品なので、そういう意味でも楽しみです。
ところでゴーカイジャーはコアな過去作ネタも多く、マニア向けの作品だと言われることがよくありますが、この点はどう思われますか。私はむしろ初心者でも十分楽しめる作りになっていると思っているんですが。
>巨大戦がなかったのは寂しいですね。
削除私もあるのかと思っていました。回想だけでノルマはOKだったみたいですね。
>再生怪人ラッシュも普段年末あたりにやってるのを前倒ししてるだけかと思ってましたが、ひょっとして今年は例年より予算減らされているのではと少し不安になりました。
その可能性も無くはないですね。私はまだ計画的に先取りしているだけだろうと楽観視しています。
>ところでゴーカイジャーはコアな過去作ネタも多く、マニア向けの作品だと言われることがよくありますが、この点はどう思われますか。私はむしろ初心者でも十分楽しめる作りになっていると思っているんですが。
私は現行の作品ではゴーカイジャーが一番初心者向けだと思っています。
理由は他作品の紹介になることと、ストーリー展開に馴染みやすいと思うからです
ゴーカイジャーを見るだけで過去シリーズのスーツや武器をひと通り見ることができます。そこから興味を持つこともあると思うので初心者向けだと思います。
過去作品に関しては知らなくても問題ないと思います。私も当時は見ていない作品がいくつもありましたが特に困った覚えはありません。過去のシリーズの登場人物でどの作品の何色だったかはその都度紹介がありましたから、普通に先輩キャラとして理解できました。そのキャラの背景などを理解できればその回に深みが出るかもしれませんが、知らなくてもゴーカイジャーとして楽しむ分には支障がないと思います。
ストーリーに関しては「正義の味方!」というより「宝を探す海賊」のほうが馴染みやすいと思います。
「どうして他人のために命までかけられるのか」「どうして赤の他人が5人集まってやっていけるのか」、この辺りの戦隊の基本コンセプトは得てして理解しがたい内容だと思います。「それぞれにワケありの過去がある5人が集まって宝を探す。敵が邪魔をするから戦って追い払う」という内容はヒーローものに馴染みがない人にもわかりやすいと思います。
今回は総集編に加えて巨大化戦なしというまさかの展開でした。
返信削除しかし、来週の2000回記念に向けてチャージしているのだとまずまず納得はできます。
(個人的には毎週全力を尽くしてほしいのですが)
タスクとセラのアクションは良好でしたね。
何気ないことですが、バングレイの左手のフックをうまくアクションに組み込んでいたのは面白いと思いました。
たいていああいった手が武器のスーツは殴ったり、引っかいたりといったことしかしないので『相手の武器をひっかけてひねる』という、フックにしかできない挙動をさせたのは正解だと思います。
『最後の最後で偽物が自分が偽物だと気付く』
みたいな展開を期待していたのですが、偽物は最初から自覚がある状態だったんですね。
最初に述べた方だと、尺もそれなりにとるうえ戦隊ものとしてはテーマが重くなるので無理だと思っていたのですが
ザンギャックより残虐な行為が描写されてきたデスガリアンのいるジュウオウジャーなら……?
とか思っていましたが、さすがに無理でしたか。
個人的な事ですが、私は『邪道であり王道』をいくようなスタイルのゴーカイジャーが大好きです。
管理人さんも述べていますが、確かにあの作品は完全にファン向けのジェットマン回などは除いて
全ての話が見やすく、初心者向けだと思います。
芸能界を引退していた人もいれば、声優として成功した人、少し不祥事を起こした人もいるので
再集結は不可能とされてきていましたがその六人(と一羽)が帰ってきてくれたことは筆舌に尽くしがたいほどの感動です。
来週を楽しみに待ちたいと思います。
>たいていああいった手が武器のスーツは殴ったり、引っかいたりといったことしかしないので『相手の武器をひっかけてひねる』という、フックにしかできない挙動をさせたのは正解だと思います。
削除武器の形状などを活かした戦い方って良いですよね。
>さすがに無理でしたか。
私は「荒川さんじゃなぁ…」とハードルを下げていたので思ってたよりは良かったです。助けようという話はよくわかりませんでしたが。
ブラッドゲームには馴染みにくい偽物回もこなせるバングレイの能力はつくづく便利だなと思いつつ・・・
返信削除セラはこれでメイン回ローテ消化ってことだと可哀想すぎますね。
荒川さんお気に入りっぽいタスクはまだタスクならではの台詞がいくつもありましたがセラにはあまりそういうものも感じられずただ普通に困っているだけで、むしろ他4人の扱いの方がよほどおいしかったように見えました。セラって尖ったところが以外となくて崩しにくいんでしょうか。
今回はノーカウントできちんとしたメイン回を早々に作ってあげてほしいです。
>予算について
横から失礼して、ジュウオウジャーはレギュラー4人に加え、ラリー、バド、脳内3匹、セラの家族等ジューマンの着ぐるみが大変多いので、常に予算節約を意識しなければいけない可能性はあるかもなあと思います。ラリー回やザワールド回での怪人節約等、スタッフのやりくりの上手さは感じますが。
ゴーカイは私も大好きですが、ジュウオウもストーリーが動き出しているこのタイミングで、世界観とかの整合性等大丈夫かな?と気になる部分もあります。
てっきり荒川さんかと思っていましたが、ゴーカイでも良いお仕事をされていた香村さんがどうさばくか、楽しみと不安でいっぱいです。
>セラはこれでメイン回ローテ消化ってことだと可哀想すぎますね。
削除今回も貧乏くじでしたね…
他の5人で特に冷遇されている人がいないので余計にみじめです。
>レギュラー4人に加え、ラリー、バド、脳内3匹、セラの家族等ジューマンの着ぐるみが大変多いので、常に予算節約を意識しなければいけない可能性はあるかもなあと思います。
その可能性はありますね。少なくともレギュラー4人と鳥男の分は負担になっているでしょう。
それ以外のジューマンに関しては微妙なところだと思います。服を着込んでいるので作るのは顔、あと指先くらいで済みます。デザインなどの手間はかかるでしょうが、そのために今から節約しないといけないほどの負担になるかは疑問もあります。
>ゴーカイは私も大好きですが、ジュウオウもストーリーが動き出しているこのタイミングで、世界観とかの整合性等大丈夫かな?と気になる部分もあります。
整合性は私は諦めています。
そもそもそれぞれの敵組織が「いくつもの惑星を滅ぼしてきた」軍団ですからね。同じ宇宙に同時に存在するのは無理があります。デスガリアンがここ数年にできた無名組織ではかっこうがつきません。あくまでゲスト回と割りきって見るつもりです。上手くいけば素晴らしいことですが。
整合性は確かに気になりますけど、
削除言ってしまえばマーベル・シネマティック・ユニバースのようにゴーカイジャーのときに世界は一つに統合されてしまいましたからね。
後に生まれた戦隊たちが先輩たちと同じフィールドに立つということは、戦隊の一つとして認められたという意味でむしろ喜ぶべきことなのかもしれません。
いまだにゴーバスタースの新西暦が統合されたことに疑問が残ってはいますが。
公式設定はさておき、私はゴーカイジャーが共通世界だとは思っていません。
削除あくまでゴーカイジャーの世界観にはゴーカイジャー以前の全ての戦隊が存在しているだけで、ゴーカイジャーに出てくる戦隊と単独作品として描かれた戦隊と完全に同一であるとは思いません。
率直に言うと、つまらないなあ、と思いました。
返信削除残り30分で仲間が爆殺される状況とギャグ調のクイズ形式が全然あっていないと感じましたし、偽物たちも偽物の自覚があって最後には偽物のテンプレのようなことを言い始めたのでガッカリしました。それなら倒すことに躊躇いは無くなってしかるべきなのでは?
倒さないで済む方法を考えていた、と言いながらもギャグ調を続けた後に何も思い浮かんでいなかったのでやる気あったのかな?と疑ってしまいます。
クイズもチーム戦ならば両チームに偽物がいるとかちょっとでいいので工夫してほしかったですし、そもそも変にシリアスを目指さずに、デスガリアンのおとぼけプレイヤーのほうが話も作りやすかったのでは?と思いました。
アクションは面白かったですね。バングレイは怒った大和にやられて逃げるパターンが続いていたので、しっかり工夫された攻撃を受けた上できっちり勝つと、やっぱり強いんだと素直に思えます。
>率直に言うと、つまらないなあ、と思いました。
削除捨て回でしたね。
そういう回を荒川さんにあてたことは正しいと思います。
>バングレイは怒った大和にやられて逃げるパターンが続いていたので、しっかり工夫された攻撃を受けた上できっちり勝つと、やっぱり強いんだと素直に思えます。
強いものを強いと描くことは重要ですね。そこを怠ると台無しになってしまいます。
セラは、そろそろメイン回のローテ順を変えてあげたほうがいいかもしれませんね。
返信削除ジュウオウはどうも節目ごとにきっちり一巡させる方針なのか、最後になるセラはキャラの掘り下げより次回の展開に繋げるストーリーの都合を優先して話が作られてしまう傾向もあるのかなあと。
他のジューマンは、アムはお菓子やファッション、タスクは本、レオは女の子や音楽と、人間界にそれぞれ好きな物、興味のあるものがあって、それをトリガーに人間との交流が描かれていたのですが、セラだけは、折り返し地点を過ぎても好きな物や興味の対象がわからないという。早く帰りたい一心で人間界に興味をまったく示さないならそれはそれで個性になるのですが、花火や結婚式には他メンバーと同じだけ興味を示しているので埋没、聴覚描写以外は常にその他大勢、誰かとワンセットなように思います。
家族構成だけはやけに詳しいのですが、それも掘り下げというよりは次の回に向けたホームシックの代表者にさせられたためで、セラの感情表現等は家族を思う女の子として平凡なものでした。
次の男の子の交流でも、確かにセラは子供を率先して助けるけれど、それは他のメンバーでも似たりよったりだろうだろうという点で掘り下げにはやや弱かったと思います。
あの回の時に「セラだけ自己完結、毛色が違う」と戸惑っていらっしゃったのが、今ではよくわかります。セラだけ普段の救助活動の延長で、本当には人間との交流をしていないですね。
見た感じ、田中さんは前回等セラを描写しようとしているようにも見えるので、香村さんの負担が大きいなら田中さんに書いてもらうのもありかなと思いました。
>セラだけは、折り返し地点を過ぎても好きな物や興味の対象がわからないという。早く帰りたい一心で人間界に興味をまったく示さないならそれはそれで個性になるのですが
削除特にないんですよね…
唯一の水棲生物なので水関連で何か特徴を付けてもらえないものでしょうか。
>香村さんの負担が大きいなら田中さんに書いてもらうのもありかなと思いました。
そうですね。どこかで拾ってもらえると良いですよね。
>唯一の水棲生物なので水関連で何か特徴を付けてもらえないものでしょうか。
削除一応、お風呂好きの描写はたまにあるのですが、浴室に入るか出てくるかだけなので、キャラの広がりに繋がってないのがもどかしいところですね。
あとは、レオに本気出させたいところに繋げて、女だてらに格闘技や武術に興味があって人間の武道家と交流とか?
ジュウオウジャーは衣装のせいか、初期メンバーの訓練シーンがここまで皆無のちょっと珍しい戦隊で、野生動物なら訓練しないのもありだと思いますが、セラだけはレオとの件があるのでそれに向けた努力描写があったほうが良いかなと。衣装もひらひらしてアクション映えしますし。
何度も失礼しました。
>レオに本気出させたいところに繋げて、女だてらに格闘技や武術に興味があって人間の武道家と交流とか?
削除それも良いですね。
やり方は難しそうです。あまりゲストとの間で問題解決に向かって話を進めてしまうとレオとのわだかまりが解けてしまう恐れがあります。レオと関わらずに別のところで問題が解決してしまうと、レオとセラとの間に次の展開へのはしごがない状態でつながりが途絶えてしまう可能性があります。きっかけ程度は与えつつも問題を解決させずに、かつその回の達成感も演出する。難しそうですが香村さんなら可能かもしれません。
あるいは思い切って「地球で新しい趣味を見つける」というのも良いかもしれません。これなら後付けでもおかしくありません。