『動物戦隊ジュウオウジャー』第25話「アンハッピー・カメラ」:感想
【ストーリー】
・今回は田中仁さんの担当でした。
看板を使って避けたり写真のフレームに入らないよう避けたり、映像と人の動きを意識した展開から実写慣れしようと努力しているように感じました。意識的にやるのは良いことだと思います。
お話としてはまずまず、微妙って感じでした。ストーリーもバトルももう1つくらい盛り込んだほうが良さそうでした。
・いくつか対比なのかどうか判断に迷う要素がありました。
「幸せになるカメラで不幸せになる」
「ケンカしてお互いに嫌い合った後に仲良くなる」
と、きっかけと結末が正反対の構造が見て取れました。意識してやったのか偶然の一致なのかどちらなのでしょう?
・クバルの件も対比に含まれるのかが気になります。
含まれているとしたら「故郷を滅ぼされたけど…(復讐は諦めているorジニスに心酔している)」など正反対の答えになると思われます。
■操
・レオと関わった結果、黙っているかキレるかでこれまた極端なことになりました。これは改善、なんですかね?
いつもながら何とも言えない結末です。
■クバル
・ジニスに故郷の惑星を滅ぼされたみたいです。
プレイヤーがジニスに作られた存在なのか、それとも普通の宇宙人で目的などがあってプレイヤーとして参加しているのか、その辺りが謎でしたが少し設定が明かされました。粉々になっても再生するアザルドも普通の宇宙人なのかよくわかりませんが。
・今回のゲームが適当に見えたのは実際に適当だったからと考えていいのでしょうか?
今回のゲームの肝は「写真に閉じ込めて、中でもがき苦しむ様子をアルバムで眺めること」だったと思います。しかしジニスが写真を眺めて満足する姿が私にはイメージできません。すぐに飽きそうです。あまり良いゲームだと思えません。
「今回のクバルの目的はバングレイを始末することだからゲームの内容も適当だった」 という理解でいいのでしょうか?
【アクション】
・看板を使ったアクションとコンビネーションが面白かったです。
ジュウオウジャーでは二人の組み合わせの回がまだ少ないので新鮮味があります。実質1バトルしかなかったからか、動きとカメラワークも凝っていました。特に敵の武器の三脚を奪いながら攻撃するところがスムーズで良かったです。
・最後に敵を放り投げて三脚の上に落とすところは少し引きました。
串刺しかと思ってしまいました。今回の敵はそこまで凶悪な印象がないので「そこまでしなくてもいいのでは…」とやり過ぎに感じてしまいました。
次回も田中さんの登板らしいです。
バングレイが敵として登場するメインストーリーっぽい展開ですがどうなるでしょうか。
コスト削減のための再生怪人を作るバングレイの記憶読み取り能力で、大和の掘り下げだけでなくクバルの過去に繋げてデスガリアン側も揺さぶってきましたね。一粒で3度おいしいというか、物語も一気に活気づいてきたように感じます。
返信削除田中さんは最初の「鼻の短いぞう」がイマイチに感じた分、メインストーリーに絡むことでどんどん馴染んできている感じがします。今回は操が徐々に本当の仲間になっていくためのワンステップを香村さんからのバトンを引き継いできっちり描いたのではないかなと。ジニスを喜ばせるゲーム、という縛りが敵の作戦のハードルを上げている戦隊なので大変とは思いますが頑張ってほしいです。
もしかしたら宇都宮Pは将来的に田中さんの戦隊メインライターも視野に入れているのかもと思いました。
>看板を使ったアクションとコンビネーションが面白かったです。
テンポも良く、息も合ってるけどアイコンタクトはまだできないなど、二人の未完成な関係も挟んで面白かったですね。アクションに限らないのですが、ゴーストもコミカル路線なのになんでこういう見せ方ができないのだろうと思ってしまいました。
>一粒で3度おいしいというか、物語も一気に活気づいてきたように感じます。
削除バングレイは本当に上手いことやったと感心しますね。
夏休み用の中ボス幹部と予算上避けられない再生怪人という戦隊おなじみの要素をストーリー展開に巧みに使いこなしています。
>もしかしたら宇都宮Pは将来的に田中さんの戦隊メインライターも視野に入れているのかもと思いました。
私もそういう目的があると思います。
そうでなければわざわざプリキュアのローテーションから引き抜かないでしょう。若手でニチアサ4クール経験者という経歴から目をつけられたのだと思います。ひょっとしたら田中さん本人から志願したのかもしれませんが。
>アクションに限らないのですが、ゴーストもコミカル路線なのになんでこういう見せ方ができないのだろうと思ってしまいました。
ライダーのアクションは近年はめっきりですね…
監督などに共通のスタッフがいるのですから難しいことではないと思うのですが。