『動物戦隊ジュウオウジャー』第28話「帰ってきた宇宙海賊」:感想

2016年9月4日

【アクション】

・面白かったです! 久々に30分ワクワクしっぱなしでした。
今回は何と言ってもアクションがすごかったです。さすがは加藤監督です。戦隊では貴重な対人戦を存分に活かしてくれました。

■意外な一撃
・個人的にはバングレイのサイドキックが一番すごいと思いました。
あのスーツで高めのサイドキックを出せるんですね。バングレイは腕の武器の印象が強いので余計に驚きました。

■頭を使った戦い方
・ジューマン組のコンビネーションも良かったです。
身軽なセラで陽動して鈍重なタスクで仕留めるのは 理にかなっています。知性派らしい戦い方だと思いました。
逆にレオとアムのコンビネーションはコンビネーションになってるのかよくわからないアドリブ感のある戦い方でした。普通に良いアクションが思いつかなかったのか、わざとなのかよくわかりません。

■ゴーカイジャーと言えば
・ゴーカイジャーらしい戦い方も見れて満足でした。
ブルーの短刀二刀流はいつ見てもかっこいいです。イエローの遠隔攻撃まで見れるとは思いませんでした。

・一番嬉しかったのは乱戦が見れたことです。
ゴーカイジャーのアクションの最大の特徴と言えば乱戦だと思います。予算のおかげか多数の雑魚やバスコの召喚した戦隊との乱戦が幾度となくありました。 戦隊だと多くの場合、怪人1人vs5人の戦いが多くてどうしても戦闘中に人数が余ってしまうことがよくあります。戦う相手に困らない多対多の戦いだと一人一人活躍させることができて見応えがあります。

・今回のジュウオウジャーもそうでしたが、一番手前で戦っているその場面のメインだけでなく、その背景で戦っている面子にも見応えがあります。
メインではないので倒すような派手な一撃はないものの、「足払いとそれを避ける相手」みたいな小技の応酬が多くて普段とは違ったアクションが見れます。


■中の人もカムバック
・ちなみに今回のゴーカイレッドのスーツアクターさんは旧歴代レッドを務め、現在はアクション監督をしている福沢博文さんだったそうです。 ソースはジュウオウジャーの公式ツイッターです。
現レッドと旧レッドとの新旧スーツアクターさん対決でもあったのですね。


【ストーリー】

■地球とジューランド
・ケトスさんがいろいろ説明してくれました。
これまでジューランドの場所が地球上なのか、地球の内部なのか、はたまた異世界や別の惑星なのかいまいちわかっていなかったのですが、タスクの台詞のおかげでその辺りも謎のうちらしいとわかりました。

■腕の見せどころ
・今回はコラボ回であり、メインストーリーは進みませんでしたがその分小ネタが面白かったです。
ケトスさんの「私です」という執拗なアピールとか、
操がゴーカイレッドが自分より多くフォームチェンジできたことでショックを受けたときの大和の「みっちゃん、今じゃない」とか、
笑えるネタがいくつもありました。ストーリーが進まないゲスト回だからからと手を抜かずに面白くできるところを面白くしていこうとする姿勢が素晴らしいと思いました。こういう必須でないところを面白くすることこそ脚本の腕の見せどころだと思います。


次回はコラボ回後編です。
既に姿はお披露目済みですがスーパー化もあるようです。フォームチェンジがあるのでスーパー化ではなく「強化フォーム」と言うほうが正しいのかもしれません。
てっきり声だけで顔出しはなしかと思っていましたが、ゴーカイジャーの他のメンバーも全員登場するようです。次回はどんなバトルが見られるのか楽しみです。

コメント

10 件のコメント :

  1. 本当に面白かったですね。

    ゴーカイジャーは見たことがないのですが、今回のジュウオウジャーとのコラボが見事に合ってました。

    比べてはいけないのでしょうが、前回のニンニンジャーのコラボは茶番に感じました。

    ナレーション担当のチョーさんがまさかの「本能覚醒!」にも驚き、ちょっと笑いました。

    この中盤でジュウランドの説明も少ししてくれましたね。
    そしてタスクの「なぜこんな重要なことを知らなかったんだ…」という、はっきりと「布石」とわかるセリフ。
    この前後編ではなく、後で回収してくれるのかな、と思いました。

    敵も含めた全員でのアクション、個性的で純粋にかっこ良かった。

    「えー、こんないいところで終わるの!?」からCMを挟んでスペシャルED、動物かくれんぼ全部正解、次回予告と畳み掛けるスペシャル感、参りました。

    一緒に見ていた主人も「これは面白かった。ちょっと感動するほどかっこいい」と絶賛してました。

    そして、4才の息子も食い入るように見ていて、予告が終わった瞬間「早くこれみたい」と。
    子供にも良さがちゃんと伝わるんですね、やっぱり。

    大和たちとマーベラス、どういう流れで共闘し、大和がキューブホエールを手にするのか。

    いやー、本当に来週が楽しみです。

    返信削除
    返信
    1. >比べてはいけないのでしょうが、前回のニンニンジャーのコラボは茶番に感じました。

      ニンニンジャーのレジェンドは老害扱いでしたからね…
      同じ敵役でもかっこよく描かれているゴーカイジャーとは大違いです。

      >そしてタスクの「なぜこんな重要なことを知らなかったんだ…」という、はっきりと「布石」とわかるセリフ。この前後編ではなく、後で回収してくれるのかな、と思いました。

      明らかに何かありそうでしたね。王者の資格を持ち去ったりした鳥男の行動の理由にもつながっているのだと思います。

      >大和たちとマーベラス、どういう流れで共闘し、大和がキューブホエールを手にするのか。

      どの辺りでつなげるのか楽しみですね。
      お宝、戦隊、鎧、バングレイなど接点にできるところはいくつもあります。

      削除
  2. 流石に今回は面白いとしか言いようがないですね
    冒頭のオウムからマーベラス登場、ジューランドの秘密、ゴーカイ4人と4人の対峙など目まぐるしいほどの展開でしたが
    その中でも鎧がレンジャーキーを足で回収してるとか、ノルマであるロボ戦も操をアムが操るいつもの展開で細かい所にも手が行き届いてました
    その上で久々のゴーカイジャーの豪快なアクションとゴーカイ以降の戦隊へのゴーカイチェンジ、現行戦隊と同モチーフのレッドへのチェンジなどの遊びも入れるというとんでもなさでした
    ここまで考えられていて破綻もしていないのは流石香村さんといった所でしょうか

    久々に福沢さんがゴーカイレッドをやられるサプライズもあり素晴らしい充実感です

    来週も本当に楽しみですね

    返信削除
    返信
    1. >その中でも鎧がレンジャーキーを足で回収してるとか、ノルマであるロボ戦も操をアムが操るいつもの展開で細かい所にも手が行き届いてました

      最新作のニンニンジャーではなくトッキュウジャーを起用していたところが良かったです。子供だろうが土下座して頼む鎧の誠実さが画で表現できていました。

      >現行戦隊と同モチーフのレッドへのチェンジなどの遊びも入れるというとんでもなさでした

      ここもゴーカイジャーらしくて良かったです。
      そういう遊び心もあるのがゴーカイジャーですからね。

      削除
  3. ちまたで噂の通りすがりのヒーロー(仮)2016年9月4日 17:27

    あれ?そういえばマーベラス、ゴーカイガレオンはどこに置いてる?

    >ナレーション担当のチョーさんがまさかの「本能覚醒!」にも驚き、ちょっと笑いました。

    キョウリュウジャーでやった「ナレーションの正体」ネタですか。ちなみにアイムはそのキョウリュウジャーのキーを使いましたね。
    鎧くんが土下座していた相手のトッキュウジャーのキーもハカセは使っていましたし。

    返信削除
    返信
    1. ちまたで噂の通りすがりのヒーロー(仮)さん、はじめまして。

      >あれ?そういえばマーベラス、ゴーカイガレオンはどこに置いてる?

      空や雲の上に浮かべておくこともできますし、着陸させてもいいですし、どうにでもなると思います。
      ニンニンジャーの力を使って隠れ蓑の術で船体ごと隠す、なんてのも手でしょうね。

      >キョウリュウジャーでやった「ナレーションの正体」ネタですか。

      ケトスさんはジューランドの開祖であり、自己主張の強い人だったので納得でした。ケトスさんはたぶんそういうことやる人です。

      削除
  4. いやーまさに最高の回でしたね。
    今確認して初めて知ったのですが、香村さんはゴーカイで『未来は過去に』の回を担当されていたんですね。
    ゲストと主役をうまく扱い、さらのそこでストーリーも進めていく形式を見てまさか?と思い確認したのですが、これは納得です。
    あの回も計4つのレジェンドが絡む複雑な回なのに破たんもなく、さらに伏線まで貼っていく素晴らしい回でしたからね。

    さて、ここで話を戻しますがケトスは良いキャラしていましたね。
    ただの先祖というだけでなく少しナルシスト気味?の実力者というのが良い味を出していました。
    声優のチョーさんは骨のシタリも演じていましたが、声もあまり変えていないのによくあそこまでキャラクターの違いを出せますよね。やっぱり声優ってすごい、そう感じたシーンでした。

    小さなところですが、あのカレーも当時を思い出させてくれる小道具の一つでしたよね。
    今思えばあれのおかげでゴーカイジャーの地球での戦いが始まったんでしたね。
    バングレイが「いただきます」と言っていたのも人間?臭さが出ていて面白かったです。

    マーベラスはガオレッド→ゲキレッド→レッドバスター→レッドホークとゴーカイチェンジしましたが、なんでレッドバスターを挟んだんでしょう?単にゾウとサメのレッドがいなかったからでしょうか。
    個人的にはライオン→トラ→チーターで同時期に放送してたオーズのラトラーターへのオマージュかと思ってしまいましたが、おそらく偶然でしょうね。

    やっぱりゴーカイのアクションはいいですね。
    海賊ということもあり型にはまらない独特の荒々しさと場所を広く使った戦い方がいつ見てもたまりません。

    さて、次回は2000回アニバーサリーです。
    ラスボス、準ラスボスが多く登場するようです。
    ジュウオウジャーではデスガリアンの特性上、多勢vs多勢の戦いが見られませんでしたから、
    久々に見ごたえのある大乱闘が見られそうで今からワクワクしています。

    返信削除
    返信
    1. >今確認して初めて知ったのですが、香村さんはゴーカイで『未来は過去に』の回を担当されていたんですね

      香村さんはゴーカイジャーにもローテーションで参加されていましたね。
      そのときにはそつがないという以上の印象がありませんでした。

      >今思えばあれのおかげでゴーカイジャーの地球での戦いが始まったんでしたね。

      そうでしたね。地球に来たらカレーなのでしょうね。

      >マーベラスはガオレッド→ゲキレッド→レッドバスター→レッドホークとゴーカイチェンジしましたが、なんでレッドバスターを挟んだんでしょう?単にゾウとサメのレッドがいなかったからでしょうか。

      レッドバスターは動物系最新作(キョウリュウジャー除く)と動物レッドの数合わせの意味しかないと思います。ゴーカイジャーには同じ色にしか変身できないという縛りはありませんから鮫が欲しければガオブルーを使えばいいはずです。ジュウオウジャーに対応した変身は次回に取っておいてあるのかなと思いますが。

      >個人的にはライオン→トラ→チーターで同時期に放送してたオーズのラトラーターへのオマージュかと思ってしまいましたが、おそらく偶然でしょうね。

      面白い考え方だと思います。しかし重ねるメリットが少ないので意図しない偶然だと思います。

      >海賊ということもあり型にはまらない独特の荒々しさと場所を広く使った戦い方がいつ見てもたまりません。

      実践的な戦い方と派手な戦い方のハイブリッドで良いですよね。
      アクションの方向性としてはゴーカイジャーが一番好みです。

      削除
  5. フクロウさんもワクワクすることがあるんですね、ゴーカイジャーとコラボすることよりもそっちの方が驚きです。

    一方ストーリーのレビューですが・・・・・・・・・・・・・・・いかにも特撮って感じのストーリーでした、以上

    返信削除
    返信
    1. >フクロウさんもワクワクすることがあるんですね

      すごく面白ければワクワクしますよ。めったにない高揚感だからワクワクと呼ぶのです。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。