『仮面ライダーアマゾンズ』 第11話「KILLING DAY」 (TV版):感想

2016年9月14日

■足手まとい
・今回のアクションは久しぶりに面白かったです。ニチアサのライダーとは違う動きが見れました。
そこで改めて感じたのが「駆除班が邪魔」ということでした。要らないを通り越して邪魔です。 実験体もライダーも含め、アマゾンvsアマゾンのバトルに比べて駆除班混じりの戦闘はアクションが見劣りします。ストーリー上でも戦いでの存在意義が薄いのですが、アクション面でもいるだけで足手まといです。今回は決め手が駆除班だったことに納得がいかず、個人的には盛り下がってしまいました。駆除班に全く魅力を感じない私にとってはどこまでも邪魔な存在だったようです。

■マモル
・シグマのとどめにいきなりワープしてきて驚きました。地面から出てきたわけでもないようでしたが、誰にも気づかれずにどこから現れたのでしょう? オリジナル版が29分なのでカットされたとは考えにくそうです。

・ハンバーグの回想も初耳で驚きました。
カットか、編集で位置を変えられていたなら、いったいどんな判断だと常識を疑います。特に蟹アマゾン回で急にパワーアップした印象もなかったので「あ、だから強かったのか」と納得感もなく、戸惑いました。私はむしろレストラン回で普通に映しておいて「え、食べて大丈夫なの?」と思わせておきつつ今回のように普通な態度を見せて大丈夫なのだと勘違いさせておき、そこから「やっぱり本能には勝てませんでした」という展開に持っていくほうが良いと思います。

・今更思ったのですが、アマゾンズはキャラクターがメインなんですね。
マモルはあくまで「どれだけ人間的だろうといずれ野生化する」というテーマの一部を代表するためのキャラクターだと思っていました。悠や仁もそういう全体の構成要素の一部だと思っていました。
しかしそうじゃないんですね。「あ~、マモルが人喰いになっちゃった。可哀想だなー」と一喜一憂して感情移入するべき存在のようです。「アマゾンとは、人間とは何か?」なんて話は脇の脇の隅っこの話でしかないようです。


次回はマモルが野生化するようでした。
あと2回だから無難に行くと、次回が前編扱いで次回は最終回でマモル関連のバトル(vsマモルorマモルを狩ろうとする仁とのバトル)をしてお終いになりそうです。これだと面白くないので他の展開だと良いですが。

コメント

2 件のコメント :

  1. こんにちは。
    「駆除班が邪魔」というのは同意です。他の特撮作品でも思うのですが、作品によっては時に仮面劇に徹して欲しいと思う時があって、人間が絡むシーンが邪魔に思えるので。
     マモルに関しては、長くレギュラーだった分、仲間が人食い化したら視聴者は感情移入するよね。という思いなのかもしれませんんが。1,2話のトンボアマゾンの焼き直し感があります。

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    1. こんにちは。

      >作品によっては時に仮面劇に徹して欲しいと思う時があって、人間が絡むシーンが邪魔に思えるので。

      有りますね。アマゾンズの場合、そもそもアマゾン同士が話の主軸ですし。
      逆に小林靖子さんの作品とか「もうバトルや変身はしなくていいんじゃないかな」と思うこともあります。販促や世界観でバトルありきの作品ならバトルとドラマ、両方ともちゃんと話に組み込んでほしいです。

      >1,2話のトンボアマゾンの焼き直し感があります。

      竜介の話があった時点でもうわかりきった既定路線で驚きがありませんよね。
      そう思わせておいてマモルに関しては一捻りあるといいのですが。

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