『仮面ライダーゴースト』 第50話(最終回)「未来!繋がる想い!」:感想

2016年9月25日

【ストーリー】

■深刻なディスコミュニケーション
・現実の辛さから子供が将来に不安を抱いてヒステリーを起こしているだけにしか見えませんでした。現実でもよくある事例です。
人格のできたキャラがいたら5分で解決する問題だったでしょう。それを30分かけて意味のわからない一般論で解決しようとしたタケルに不安を感じる一方でした。あれはただ口で「信じろ」と言っても無理だと思います。あの子供は「未来は絶望しかない」と”信じている”のだから、ただ信じろと言っても何も変わらないでしょう。副作用とか特に絶望的な設定があるわけでもないのに、主人公の将来が心配になるライダーの最終回は初めてかもしれません。

・子供の言っていた「ゴーストのままのほうが良かったんじゃない?」の意味がわからかったのですが、もしあれが記憶読み取り能力や抱きつきセラピーのことを指しているとしたら同意します。
あの能力があったらすぐに解決できたでしょう。「○○が☓☓で辛かったんだね」とかデリカシーのないことを言って、ラスト同様に抱きついて終わりですからね。
本編をやってる間は「タケルが死んだ意味あったの?」と思っていましたが、まさか最後の最後で「タケルは死んで良かった」なんて思うことになるとは思いませんでした。あのご都合主義の能力がなかったら毎回こんな展開を見せられていたかと思うとゾッとします。

■ジェネシスを拾った?
・子供の主張は「自分にはできっこない。できる人がやってくれなきゃ無理だよ」という内容でした。
この主張はムービー大戦ジェネシスで子供時代のタケルが言っていた内容と酷似しているように見えました。ジェネシスには福田さんもローテーションの脚本陣も関わっていないのですが、わざわざ拾ったのでしょうか?

・しかし再現する意図がわかりません。
あれは子供のタケルが言って本編のタケルにしばかれていたので、本編のタケルにとっては当たり前の概念です。そもそもタケルが「自分にできることをやれ」という主義が基本であったならば、普段ボケっとしているマコトや御成たちに怒っていたはずです。「揺るぎない信念」なんて御大層なものではないと思うのですが、何がしたかったのでしょう?

■推敲と見直しは忘れずに
・マコトとアランの旅立ちも意味不明に感じました。
「何か怪しい敵がこの子供を狙っているらしい。それは放っておいて俺たちは眼魔界に行くわ」って何なのですか?! 黒いエグゼイドの問題を解決してから旅立ちましょうよ。

・あの部分を書いたのは別の人かと思うくらい異様な展開でした。
長官が帰らないことについても誰も何も言わないし、タケルの仲間関連には違和感だらけでした。そもそも眼魔界の現状は長官の作ったシステムが原因なのに責任を取らなくていいのでしょうか。科学者キャラなら自分の不始末は自分で解決するのが普通だと思うのですが。リケジョなんて言葉は出すのに科学の扱いがおざなりなのは納得がいきません。

・ジャベルの行動とストーリー展開の相性が最悪なのはたぶん天然なのでしょうね。
「アランやマコトは眼魔界のためを思って行動した。一方、ジャベルは協力しないで自分のことを見つめなおすことにした」って、対比としては最悪です。改心したはずのジャベルが自己中に見えてしまいます。本当に全体の構成を何も考えていないのだとしみじみと感じました。

・全体の構成として最悪最低だと思ったのは最後に御成を茶化したことでした。
「一人ひとりの思いが未来につながる」とか言っていたのに、「御成は馬鹿にしてもいいけどねw」という描写を入れるのは常軌を逸しています。そこを茶化すのは作品全体をコケにするのと同じです。一人一人が重要だけど御成はどうでもいいとはいったいどういうことなのでしょう。ゴーストの思想は最後までさっぱりわかりませんでした。

■劇場版に続く?
・てっきりドライブ特別編のゴーストみたいにエグゼイドがアイテム一つ持ち帰って終了かと思っていたら、黒いエグゼイドが持ち去ってしまってびっくりしました。「あれ、もう1話後編もあるんだっけ?」と思ってしまう展開でした。
主人公と同じ見た目で色だけ黒い敵といえば劇場版に付きものなので、今度は冬のムービー大戦につながるのかと思い直したのですが、そしたら今度はエグゼイドの予告に黒いエグゼイドが映っていました。あの黒いのは本編のキャラだったのですか?! もういったい何がどうなってるやらわかりません。

・上の文章を書き終わってから東映公式を見たらこんな文章が書いてありました。
最終回で登場したアユムが物語のカギを握る最終回のその後の物語が見れるのはファイナルステージだけです。

今回の話の意味がわからなかった人はファイナルステージを見ればいいそうです。親切ですねー
ちなみに、マコトたちのほうはVシネでやるそうです。
タイトルは「仮面ライダースペクター」です。物語は最終回で眼魔の世界に旅立ったマコトとアランたちの物語です。本編では語リ尽くせなかったマコトとアランの出会いから友情が結ばれるエピソード、そしてもう一人のマコトに繋がるマコトの秘密が明らかになります。

いや~、本当に親切で頭が下がります。もうライダー本編は30分まるまるバトルにして、「ストーリーはVシネや小説版で語ります」ってやり方にすればいいんじゃないかと思いました。

『アラン英雄伝』に『仮面ライダースペクター』、今までやっていたのは『仮面ライダーゴースト』だからマコトやアランの話がないのは当たり前だったんですね。こいつは一本取られました。描写がないと文句をいうほうがお門違いだったんですね。


【アクション】

■幽霊の正体見たり?
・エグゼイドの動きはだいぶ良かったです。特に黒いエグゼイドのほうのチェーンソー?みたいな武器がスタイリッシュでかっこよかったです。デザインはどうかと思うけど動きは悪くなさそうに見えました。

・そんな比較的アクションが良かった今回の監督は、ゴースト本編に一度も関わっていない金田監督でした。スポット参戦の坂本監督の回もアクションは比較的良かったですね。
どうやらローテーション参加の監督に関わる問題があるのは間違いないようです。予算なのかスケジュールなのかやる気なのか、何が原因なのか知りませんがどうにかしてほしいものです。


■最終回を振り返って
・最終回が終わりました。
本編主人公の決め台詞「命燃やすぜ」とゲスト参加の新主人公の決め台詞の重さが全く同じだったことにゴーストらしさを感じました。全く背景がわからないゲストキャラの台詞が心に響かないのは仕方ないにしても、50話もやってきた主人公の決め台詞まで「え?いきなり何言ってるの?」としか聞こえなかったのはおかしいと思います。本当に最後までゴーストはゴーストでした。そこは一貫していたと思います。

ちなみに東映公式でのプロデューサー曰く

番組当初、中身を伴わなかったタケルの言葉に物語終盤で何かを感じて頂けたら幸いです。

だそうです。自覚的にやっていたんですね。私には最後まで中身がないように聞こえてしまいましたが。
とりあえず公式に、それも「お前はゴーストを正しく理解できていない」と言ってもらえて安心しました。そうですよね。こんな意味のわからない作品が存在するわけありません。胸のつかえが下りた心地です。最終回でホッとできて良かったです。引用したこの結びの文までの文章もポエムかなと思うくらいに壮大な内容だったので、私と同じく正しく理解できていない人はリンク先の東映公式ページで全文を読んでみると良いと思います。


作品全体の感想は2週間以内を目安に書きたいと思います。あまり書くことはないので期待しないでください。

コメント

16 件のコメント :

  1. 正直言って前回の方がはるかにマシな内容に思えてしまいます。最終回が最も酷い作品とか前代未聞です。一体何をどうやったら、あんな中身のない言葉のドッヂボールを延々と描こうという気持ちになれるんでしょう。面白いつまらないの前に、見ていて本気で気が狂いそうになりました。

    とりあえず私の中では、ゴーストは平成ライダーシリーズの中でぶっちぎりのワースト作品です。こんなのに付き合わされた役者の皆さんは本当に気の毒としか言いようがありません。本放送時に評判が今一つでも後年再評価を受ける作品も無くはないですが、ゴーストは万に一つもそんな可能性はないと断言していいと思います。

    管理人さんも一年間お疲れ様でした。総合感想は私も楽しみにしていますが、かなりの精神的苦痛を伴うことが予想されますので、どうか無理をなさらずに書き上げてください。

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    1. >正直言って前回の方がはるかにマシな内容に思えてしまいます。

      前回のラストバトルでやらないといけないことは全部終わらせて、今回はエグゼイド以外はやりたいようにできたはずなんですけどね。それでできあがったのがこれというのが何とも理解に苦しみます。ゲストの設定からタケルたちの状況まで自由に作れたと思うのですが、作りたかったのはこれなのでしょうか?

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  2. そういえば、前回アイコンシステムが消滅したとか言ってたのに今回タケルたちが普通に変身してたのはどう解釈すればいいんでしょう。肉体と魂を分離する機能が無くなっただけでドライバーで戦う分には問題ないってことでいいんですかね。

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    1. 状況からすると、使えなくなったのは生身をポッドで保存してアイコン体を動かす「アイコン不老不死システム」だけでドライバーや変身アイコンは関係ないのだと思われます。この2つは別物なのでどちらがだけが使えなくなっても不思議はないと思います。

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  3. そういえば今回マコトが「父親の意思を継ぐ」未来なことをカノンに言ってましたが、
    劇中では父親についていい印象を持っていませんでしたよね?
    もしかして考え直すシーンを見逃してしまったのでしょうか?
    まぁ、父親のことは映画でやったということは知っているんですが、
    映画を見に行っていない私からすると何が起こったのかさっぱりです。

    マコト達の父親、フミ婆、なぜか登場したフレイ&フレイヤなど、
    ゴーストはサイドストーリーを本編に絡めまくっていますが
    正直なところ
    「そうでもしなきゃ世界を描ききれないなら、最初から設定をつけようとするな」
    としか言いようがありません。
    TV以外までもチェックしないとすべてが把握できない番組など、
    スタッフの頭がどうかしているようにしか思えません。(今に起こったことではありませんが)

    さて、本編ですが結局あの子は「タケルの子ども」という設定なのでしょうか。
    どう見ても最後の口パクの部分が「おとうさん」にしか見えませんでした。
    もしそれが真実なのだとすれば、スタッフはドライブ映画とエピローグの二番煎じを
    堂々と制作したということになりますね。
    いやはや、怖気づくこともなく前作と似たような設定をぶち込んでくるスタッフには感心します。
    主人公の子供、重要な意味をもつ次回作のアイテム、さっそうと現れる次回作の主人公…
    まさにドライブの映画と最終話の合わせ技でした。
    そのうえその二つよりも出来が悪いのですから、もはやスタッフの技量に感服せざるをえません。

    今回の話で一番笑ったのはシブヤとナリタの扱いのひどさです。
    スタッフから嫌われているのかと疑ってしまうほど空気でした。
    最終話なのにこの扱いはなんなのでしょうか。
    セリフも他のキャラに比べて圧倒的に少ないですし、セリフ無しで棒立ちさせるよりかは
    魂を磨くために修行の旅に出た、とかの方が設定的にしっくり来たかもしれません。
    まぁ下手にセリフを与えてもどちらにせよ空気なのは変わらないとは思いますが。

    あと仙人は黒幕かつ、元凶なのに誰にも責められず挙句の果てには住職になるんですね。
    驚きました。まさかその方向にキャラを持っていくとは思わなかったので。
    本当にスタッフの考えることはいつも理解できません。
    おそらく私の理解能力がゴーストという素晴らしい作品のレベルに追いついていないからなのでしょうね。

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    1. >映画を見に行っていない私からすると何が起こったのかさっぱりです。

      私もさっぱりでした。知りたければ映画を見ろってメッセージなのでしょうね。

      >TV以外までもチェックしないとすべてが把握できない番組など、スタッフの頭がどうかしているようにしか思えません。

      手法自体は悪いとは言えないと私は考えます。
      仮に最初から「これはタケルの物語なのでマコトやアランや詳しい世界観などが知りたい人は外伝を見てください」と言っていたなら問題はないと思います。気に入らなければ見なければいいわけですからね。充分な説明があったとは言えませんが、1クール目の時点でアラン英雄伝があったり、兆候がなかったわけではありません。普通に終わるように見せかけて最後の最後で「続きは劇場版で」みたいな作品よりはマシだと思います。

      >さて、本編ですが結局あの子は「タケルの子ども」という設定なのでしょうか。どう見ても最後の口パクの部分が「おとうさん」にしか見えませんでした。

      確証はありませんが、そういう意見を多く見かけますね。
      ただ、個人的にはお父さんと言ったとするとますます今回の話がわからなくなるように感じます。タケルの主張は「思いはつながる。たとえ死んでもつながった思いはなくならない」というものだったはずです。それが未来では自分の子供に全く思いが伝わっていないのでは本末転倒です。
      少年はタケルに直接会ったことはないような言動だったので、少年が生まれる前にタケルは死んだのかもしれません。しかしそうなると「会ったことのない父親と話して納得して帰った」という話でしかなく、タケルにとっては赤の他人の子供と話すと大差ないと思います。ファイナルステージでこの続きをやるそうですが、それこそ「未来に帰った少年はタケルの意思を継ぎ、人々のために戦った」なんて話がないと意味不明だと思います。これはこれで「ゴーストでそういう話だったっけ?」となるのでまたよくわかりません。どこでつながるのでしょう?

      >今回の話で一番笑ったのはシブヤとナリタの扱いのひどさです。

      ユルセン(猫)なんていませんでしたよ…
      真面目に受け取るなら、最後の最後でジャベルという手本になる尊敬できる人物を見つけただけ幸せと言えるかもしれません。個人的には最後までマコトのおまけだったカノンのほうが可哀想だと思いました。

      >まさかその方向にキャラを持っていくとは思わなかったので。

      仙人の扱いは何なのでしょうね。
      罪滅ぼしのために死ななかっただけでも不思議なのですが、無罪放免どころかなぜか住職になってしまいました。「龍の意思をタケルにつなげたのは仙人だから諸悪の根源どころか救世主」という考えなのでしょうか。

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  4. こんにちは
    子供のせいで、後味の悪い最終回(特別編)に感じました。
    管理人さんのおっしゃる通り、それぞれの旅立ちも無責任に感じました。子供と黒いエグゼイドの問題解決しないで、あばよ!後はエグゼイドが解決するから。は無いだろうと。
    近年のライダーは、実質最終回が、特別編の前の回で、最後に次作に繋げるためのクリフハンガーやるのが恒例ですが、こんな内容なら、ご都合主義の綺麗事大団円で良いと思いました。
    Vシネ等で後日譚や前日譚をやるのは結構ですが、なら余計に本編は本編でスッキリまとめて欲しい。モヤモヤが残る作品でした。まさに幽霊のような。

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    1. こんにちは。

      >管理人さんのおっしゃる通り、それぞれの旅立ちも無責任に感じました。

      あれは明らかにおかしいと思いました。
      マコトが謝って、「こっちのことは俺に任せてよ。眼魔界にも助けを求めている人はたくさんいるだろうから」とか、タケルのフォローが入るのかなと思ったら何事もないように旅立ってびっくりしました。まぁ、ラスボス倒したのはタケル一人だったので、マコトたちがいなくても全く問題ないと思っていたとしても納得できますが。

      >Vシネ等で後日譚や前日譚をやるのは結構ですが、なら余計に本編は本編でスッキリまとめて欲しい。

      本編のはずのタケルの話がすっきりしてませんからね。
      本編が終わらないうちに外伝が始まったら「外伝やってる暇があったら本編を進めろよ!」と言われるのは当然だと思います。プロデューサーが言うには終わってるみたいですけどね。

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  5. 久しぶりにコメントします。
    ゴーストは1年通して流し見程度でしか見る気にならない作品でしたが、最終3話にゴーストのすべてが凝縮されていたようで、見ただけでどうにかなりそうでした。

    明らかに筋が通らない展開、前後が乖離しているのに誰も不思議に思わない、どんな時でもタケルを祀り上げるモブのような主要キャラクター
    あまりにも気味が悪く新興宗教をみてるようでした
    なによりもこの作品が気持ちが悪いのは誰とでも理解し合えるというスタンスです。
    しかもタケル一人がそれを成し得る、そしてあの謎抱擁からの謎精神世界。タケルという特別な存在が特別な(意味不明な)力を持って、あらゆる存在と理解し合い世界を救う。これは「タケルという現人神が現代に現れ世界を救い給う」という世界救済の物語なのだとするとある種納得できました。
    つまり大川隆法の「仏陀再誕」のような位置づけが仮面ライダーゴーストなのではないかと。「ゴーストとはなにか」ということを考えていったとき、こんなバカげた妄想に行き着いてしまいました。

    高橋Pによるとあえてタケルの言葉に中身が伴っていないように作ったということですが、これはあり得ないでしょうね。
    僕がゴーストで嫌いなことTOP3には入る雑なキメ台詞からの必殺技ぶっぱという流れをそれでは説明できません。
    これまで仮面ライダーでは数々のキャッチーなキメ台詞が作品ごとにありましたが、ゴーストほど雑なものは記憶にはありません。
    Wの「お前の罪を数えろ」はその言葉の背景、使うタイミング、使う相手と自然かつまさにキメのセリフとして機能していました。
    しかし「命燃やすぜ」「俺の生き様みせてやる」「心の叫びを聞け」は話の流れも関係なく、相手に向けて言うのではなく一方的に「今から必殺技やるのでとりあえず叫んどきます」程度のものでしかありませんでした。
    最後までそうだったはずです。高橋Pは「こうしたかった」ことと現実を混同しているとしか思えません。

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    1. お久しぶりです。

      >なによりもこの作品が気持ちが悪いのは誰とでも理解し合えるというスタンスです。

      思想自体は構わないのですが、説得力がないのが辛く感じました。周りがタケルを勝手に持ち上げてるのが怖いです。

      >しかし「命燃やすぜ」「俺の生き様みせてやる」「心の叫びを聞け」は話の流れも関係なく、相手に向けて言うのではなく一方的に「今から必殺技やるのでとりあえず叫んどきます」程度のものでしかありませんでした。

      私も最後まであの決め台詞はピンと来ませんでした。
      普通は途中から「お、そろそろ決め台詞が来るかな? キター!」みたいなお約束のノリに感じてきたり、終盤では台詞は同じでも違った意味合いが感じられるシーンがあったりするものですが、ゴーストは最後まで「突然何を言い出すの?」と戸惑うばかりでした。
      タケルは全然能動的じゃないし、マコトは生き様どころか暇人だし、アランは終盤以外は葛藤がなく、ストーリーと全く噛み合ってなかったと思います。

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  6. 金田監督はジェネシスがだいぶ酷かったので警戒していたのですが、意外と普通でしたね。どうも映画よりテレビのほうが比較的いい仕事をする人のような気がします。

    後はやっぱり、坂本監督は得難い人材なんだなあと今回改めて思いました。管理人様のご批判も分かりますが、今やライダーシリーズはいろんな意味で堕ちるところまで堕ちています。それを再び盛り返すためには、坂本監督のように、外部の要請なんぞ知ったこっちゃねえ、というくらいの勢いで自分のこだわりを前面に押し出せる熱意を持った人たちでメインを固める以外に手はないと考えています。少なくとも、今作のプロデューサー陣のように、仕事に一切の情熱も責任感も持ち合わせていない連中に舵取りをさせるよりははるかに健全な措置ではないでしょうか。

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    1. >金田監督はジェネシスがだいぶ酷かったので警戒していたのですが、意外と普通でしたね。

      ダビンチは酷かったですね。他はシナリオの問題だと私は思っています。まともなバトル自体がほとんどありませんでしたから。

      >再び盛り返すためには、坂本監督のように、外部の要請なんぞ知ったこっちゃねえ、というくらいの勢いで自分のこだわりを前面に押し出せる熱意を持った人たちでメインを固める以外に手はないと考えています。

      そうかもしれません。
      しかし解決できるのはアクションだけだと私は考えます。素人をフォローなしで使っては使い捨てて薄くなる一方のシナリオ、若手プロデューサーと増える一方のノルマなど別の大きな問題は解決しないと思います。アクションに関しても他のアクション監督も実績のあるベテランなので腕に問題があるわけではないと思います。製作体制などに影響されているものと推測します。現状では坂本監督がレギュラー参加するようになっても大勢は変わらず、そのうち坂本監督が嫌になって出て行くのではないかと思います。近年の惨状を見る限り、個人的には焼け石に水だと思います。

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  7. 前回のラスボス戦に出てこなかった時点ですでに諦めていましたが、イグアナさんは結局序盤で完全にお役御免でしたね。玩具売り場に行くたびに大量に売れ残っているのが目に入って悲しい気持ちになりましたよ。これに懲りてバンダイもああいうライダーの巨大メカはいい加減ゴリ押ししないでいただきたいです。予算の都合上戦隊のロボみたいに毎週出せないことはとっくに分かってるはずなのに、何故毎年同じ過ちを繰り返すのか本当に謎です。東映も少しは無茶なオーダーを突っぱねる勇気を持つべきです。

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    1. イグアナさんは出番ありませんでしたね。劇場版の番宣で量産型ネクロムたちが乗っていましたが、劇場版では出番があったのでしょうかね?
      せめて眼魔界に行くための乗り物として使えばよかったのにと思います。

      >これに懲りてバンダイもああいうライダーの巨大メカはいい加減ゴリ押ししないでいただきたいです。

      私が記憶している限りだと『キバ』の時点から毎年やっているので望みは薄いと思います。よく売れ残りがどうのと噂を耳にしますが、それでも続いているところを見ると少なくともバンダイは利益が出ているのでしょう。利益が出続ける限りは止めないと思います。
      せめて番組内での扱いや演出が良くなればいいのですけどね。それも一向に改善しません。Wを見たときは少しはマシになるのかと期待したのですけどね… あれは例外でしかありませんでした。ドライブもそこそこ活躍してましたし、三条さんの腕前だったのでしょう。

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  8. なんかこう……とりあえず整合性や皆がラストでどういう道を歩むかなど、そう言うシメに関してはもう完全に諦めていたのですが。
    良い話っぽい雰囲気だけはかもし出してくれるゴーストだから、どれほど展開に納得できなくとも爽やかなノリで最終回をやってはくれるんだと思っていました。

    しかしまさか公式の方からあんな超クレーマーゲストをいきなり召喚するとは……
    どんなゴーストアンチも言わなかったであろうタケル殿へのあの無駄に愚痴っぽい難癖全開の文句の数々。

    まあそれとは別に元のタケル殿自体が善人かもしれないが絡みつくスピリチュアル新興宗教のような非人間じみた怖さがあるタイプの人外主人公だとは思うのですが。
    ある意味恐ろしい強さではあるというか、人外っぽさだけなら人間に戻った後も十二分にあった気がします。というか全ライダーで最も異形やってるかもしれません。
    なんというか殺しても殺しても消し去っても気を抜いたら最後、妙な教訓めいた文面の場にそぐわない爽やかな言葉で復活して、その理屈を唱えつつサラッと殺すか洗脳に来るわけで。
    最終的にタケル殿は悪霊よりおぞましいナニカなんだと思って見ていました。

    そんな人外タケル殿はさておきあの子供ですが、最終回でいきなり殴り込みをかけてきたあの存在には子供も大人も……いや今までのゴーストが好きだったと言う猛者すら含めた全ての視聴者が
    「ボヤけた理屈で叩くだけ叩いて勝手に納得して消えたけどなんだったんだアイツ…」と思ったことでしょう。あれ、心が一つになってはいるなこれ。
    これもある意味心を繋げられたのか?
    なんかもう個人的にはあのガキが最後の最後で全てをぶっ飛ばしていった気もします。かなり悪い意味で。

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    1. あの子供は何だったのでしょうね。
      事情も何もわからないまま一方的にヒステリーを起こして、そのまま帰ってしまいました。タケルたちは「争いや悲しみのない世界を作る」なんて言っていないので、未来が絶望的だと言われても関係ないはずです。
      黒いエグゼイドから盗んだことも因果関係が謎で、庇い立てするべき理由すらわかりませんでした。
      あれでファイナルステージに話を引っ張ったつもりなのでしょうか…

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