仮面ライダードライブ 第15話 「その想いが届くのはいつか」:感想
【ストーリー】
・ライダーの水準としては悪くないけど何だかなぁという感じでした。
結論であるテーマが先行してて、過程が足りていません。1話単位でも前後編としても話が飛躍している部分が多くて物足りない内容でした。占い師の元カレの存在とかいきなり言われても…
自殺しかけた人をその場所に連れてきていきなり現実を突きつけたら衝動的に死んじゃうかもしれないだろうとか、1年間ロイミュード何してたんだよとか、最後逮捕しなくていいのとかツッコミどころもたくさんありました。
そもそも「人間とロイミュードは通じ合えるのか?」という内容なのにオチが「人間がパラノイアでした」では話が成立していない気がします。彼女の妄想に付き合って一年間何もせず、進化もできずにずっと待機してたロイミュードはけっこう思いやりがあると思います。おまけに前編でやられたストーカーのほうは人間とロイミュードが息のあった連携プレイをしていて、そちらはある意味わかり合えていたんじゃないかと思えました。
・いろいろ犠牲にしているわりには話の突き詰め具合が甘いと思います。そこまでやるんだったら「まぁ、テーマは面白かったからいいか」と思える内容にしてほしいです。
長谷川さんはWでもこんな印象を受けました。どうやら私は長谷川さんが苦手なようです。
■今回のタイトル
・今回のタイトル「その想いが届くのはいつか」、これは占い師さんの本心と霧子が該当者のようでした。しかし、チェイスに届くのが”いつなのか”と言われても、それは洗脳が解けたときだろうとしか思えないのが何とも…
もう数話前だったらいろいろ想像も膨らんだでしょうに。このタイミングで使うフレーズではなかったと思います。
■ブレン
・まさかシフトカーでの特殊攻撃一発で瀕死の重症を負うとは思ってもみませんでした。
シチュエーションとしては「炎で目眩まししている間にトライドロン(ワイルド)で逃げる」でも問題なかった気がしました。たぶん、ただでさえドライブとマッハがやられ役なのでこれ以上かっこ悪くすると問題になるからブレンを犠牲にしたんでしょうね。
しかしいくら頭脳派だからといってこれはあんまりです。特撮史上まれに見るレベルの貧弱さです。一回チェイスに殺してもらって進化をやり直したほうがいいんじゃないでしょうか?
幹部が弱く見えるのは緊張感がなくなるので止めてほしいです。
■ハート
・チェイスへの反応に興味があったのですが、何とも言えない反応でした。
ブレンがチェイスを殺そうとするのは止めて、メディックが死ぬかもしれない方法を試みることは止めませんでした。リーダーとしての苦渋の選択、といった表情にも見えませんでした。いまいち心境が読めません。「友達が減るのは許せないが、生きてさえいればどんな状態でも構わない」といったサイコ系なのでしょうか? それともリーダーとして努めてクールに振舞っているのでしょうか。ハートの友達観の判断材料になるかと思ったのですが、今回はわからないままでした。
次回は新フォーム?のデッドヒートが登場するようです。
強化フォームに時間制限を付けることは賛成です。そのほうが「なんで最初から使わないの?」というツッコミどころが減りますからね。登場に前振りがなくて急な気がしますが、その辺りは次回でフォローされるのでしょうかね。久しぶりのドライブの活躍に期待したいと思います。
ブレン炎上は、私も驚きました。
返信削除あれ、必殺技をしていたわけではないんですよね?
効果音とマッハの動きからすると「曲がーる!」や「止まーれ!」のように通常効果だと思います。ドライブでいえばタイヤから炎を飛ばす攻撃にあたる存在でしょう。まさかあれほどの威力があるとは。さすがネクストシステムですね(棒)
削除うーん、難しいですね。もしこれがドラマだったら私もあなたと同じで不満を思ったかもしれません。
返信削除しかし30分でしかも子供向け・・・・・・加えてドライブってダブルミーニングが結構多かったりしますから。
これがWだったらそこまで複雑にせずワンタッチ程度で終わらせられるんでしょうけど・・・・・・
子供向けだからって全部説明することを重視する必要はないと思うんですよね。家族と見ながら、ここが分からないんだけどって説明して話したりするのも楽しみ方だと思います。子供の頃は・・・・・・
逮捕はしなくてよかったと思います。むしろ現実をつきつける方があの場はいい。非常かもしれませんが刑事ドラマって時々胸糞悪い終わり方する時あります。相棒なんかは最終的に犯人が死んで誰も救われない話もありますし、コナンですら救われない話はあります。確かに自殺するかもしれなかったですが、あそこは真実を伝える以外の選択肢はなかったかと、だって、彼女を本当の意味で救える人間はもう誰もいないのですから
確かに不備はありますし、テーマとしてズレがあったのも分かりますが、わたしjはこの話好きですね。
・私の考えとしては、今回は及第点ではありますが、褒められるクオリティでもなかったと考えています。
削除というのも隙間がまだまだ残っているように見えたからです。もっと本筋の内容やテーマ性を煮詰めるなり、進ノ介や剛など今回のテーマに直接関わらない人物の掘り下げも行うなりできたと思います。
いつもなら大目に見るところなんですが、今回厳しめに評価した理由はノルマが緩かったからです。
新しいシフトカーもなく、玩具のノルマといえばマッハとシフトバイクだけ。あとは霧子とチェイスの話などストーリー上のノルマだけでした。これだけ余裕がある回で詰めが甘いのは感心しません。
・論理上の選択肢の1つとしてはあの場で真実を突きつけたことは有りだと思います。
たとえばあくまで加害者である彼女よりも、ロイミュードにやられて青ざめた被害者や次の被害者を優先して事件解決のためにそうすることは警察としても正しい判断だと言えるでしょう。
私が引っかかったのは「進ノ介はそうする人間なのか?」という点です。
進ノ介は頭が切れるタイプです。彼女に忘れていた真実を突きつけたらどういう結果が考えられるのか想定しないわけがないし、現役時代にそういった経験もあると私は思います。私は進ノ介がそういうことをするタイプだと思えません。
また仮にするにしても、予め源さんやシフトカーを周りに配置しておいて不測の事態に備えるなど準備を万全にしておくと思います。この辺りの描写の無さが気になりました。
今回の流れでやるなら、
(被害者の命が危険なので早急に解決したいが、彼女に話をしようとしても聞く耳を持たない。そこで一芝居打って、ベルトさんに過去の音声記録から占い師の合成音声を作ってもらい電話で「思い出の場所で会いたい」と伝え、彼女をあそこに呼び出した)
そんな流れが用意してあったらいくらか自然になったかなと思っています。
ブレンは、毒属性だからきっと炎に弱いんです(汗)!炎上はまだしも、平伏せるのはどうかと思いますよね…あのシーン、全体的に殺陣が近所のヒーローショーに見えてしまい、ちょっと微妙でした。足場が不安定だったのも関係あるのでしょうか。
返信削除それにしても救われない話でした。ロイミュードが占い師をコピーして、精神混合して占い師の人格が表にでちゃったって方が良かったんじゃないかな…こんな形で否定されてしまっては霧子が不憫すぎるし、回の終わりに:
1.ストーカー:やっぱり人類の敵だった!
2.チェイサー:やっぱり人類の敵だった!
と、展開がどちらも同じ方向を向いていて「?」ってなりました。
次回、いままでのフォームの掘り下げが充分にできていないまま早くも新フォーム…ライダーは、サバンからの収入が期待出来ない分、玩具で稼ぐしかないのでしょうが、う~む。
あんなに効くとは思いませんでしたね。
削除怯むのはわかります。ブレンは頭脳派ですから「マッハもドライブのシフトカーを使えるのか!」って驚きもあったでしょうし。それがまさか普通に致命傷だったとは…
こーひーかっぷさんのお話を聞いて思ったのですが、案外それって冗談でもないのかもしれませんね。
今回の脚本の長谷川さんは仮面ライダーWの「ヴァイラス」の回を担当されていました。そしてヒートの熱を使ってヴァイラスのウイルス攻撃に対抗していました。毒を使うブレンが炎にやられたのと重なる部分があります。ひょっとしたら長谷川さんには「毒は炎に弱い」というイメージがあって、それが今回、無意識に反映されていたのかもしれませんね。
アクションはやっぱりそう思われましたか。
私もなんかぎこちないように感じました。岩場だとどうしても厳しいんでしょうね。戦隊なら武器が長めなのでなんとか格好がつくのでしょうが、格闘主体のライダーは辛いものがありますね。
販促番組なので玩具が登場するのは当然なのですが、手法には疑問を感じますね。
メニューの品数を増やすよりも、一つ一つの料理の品質と盛り付けを良くするほうに力を注いでほしいです。