烈車戦隊トッキュウジャー 第43話 『開かない扉』:感想

2015年1月11日

【ストーリー】

■今やる話?
・話自体は悪くないのですが、もやもやする内容でした。
ヒカリの話もカグラの話ももっと前にやるべき内容だったと思います。目的地が見えてからする話とは思えません。街を取り戻すためにはゼットたちに勝たないといけないわけで、勝ってからの不安を考えられるほどカグラたちに余裕があるとは思えません。5話、10話前にやる内容だと思います。

・今回の話でやりたかったのはライトの闇の話だったと思います。
しかしそれだけでは1話分には足らないので、ヒカリとカグラは話の隙間を埋めるために使われたように感じました。ストーリー構成としては問題ない手法なのですが、「ライト>>その他」と、まるでヒカリたちがサブキャラみたいな扱いが個人的には腑に落ちません。やるならもっとライトだけの特別感がほしかったです。シンケンジャーの殿様という設定やゴーバスターズのゴーバスターエースのようなライトを際立たせる何かがあれば、受け入れられたかもしれません。
私はライトが嫌いなのでトッキュウジャーを正しく見れていないと思います。ライトを好きになれた人にとっては自然な流れだったのでしょうか。そこが気になります。


【アクション】

■加藤監督
・安心の加藤監督でした。
戦闘も一捻り加えてあって、次にどんなアクションが来るのかワクワクしながら見れました。特にフィニッシュのダイカイテンキャノンの当て方が良かったですね。ちゃんと相手をダウンさせて、撃つタイミングを作ってありました。この一手間が重要だと思います。ここをいい加減にしてしまうと、「始めから必殺技撃てばいいのに」とか「どうせレッドが必殺技当てないと倒せないから、他のメンバーの格闘戦に意味はないんでしょ」と冷めてしまいます。なぜ未だにこれが徹底されないのか不思議でなりません。

・巨大戦も今回は面白かったです。
いつもの機体が大きく見えるジオラマセットではなく、役者さんと同じ、普通のセットでの撮影でした。斜めから撮ったりアングルがいつもと違う点が新鮮でした。これはこれで良いと思います。
特に鎧相手の必殺技がかっこよかったです。いつもの必殺技専用の謎空間ではなく、普通のセットを背景に必殺技のビームを撃っていました。着ぐるみの立体感が際立っていつもよりもかっこよく見えました。まだまだ巨大戦も工夫のしどころがあるように思えました。


次回はライトとゼットの関係が焦点になるようです。
今回もライトが乱暴になっていたことが変化として扱われていたようですが、私の場合ライトに元から粗暴なイメージを持っていたのでいつも通りに見えてしまいました。面白かったゼットまでライトの元に収束されそうで不安です。終盤になって展開の方向性に不安を感じるとは予想外のことです。


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