仮面ライダーW 第3話「Mに手を出すな/天国への行き方」:感想
【ストーリー】
・今回のテーマは「家族」です。
ギャンブルで崩壊した家族、崩れかけの依頼人の家族、そしてフィリップの家族。
それ以外に園咲家に新たな家族が加わることも含まれているのでしょう。
他人が不幸になる一方で自分たちは栄えるのは実にふてぶてしいです。
・視聴2週目だから気づきましたが、実はもう一つ含まれていたんですね。それは亜樹子の家族です。
亜樹子の父親は1話の冒頭で死んだ翔太郎の師匠、名探偵・鳴海荘吉です。
亜樹子が風都を訪れたのも父親に会うためでした。
今回、依頼人の娘につっかかるのも空気を読めないからではなく、そのせいなのでしょうね。
改めて見ると少し印象が違いますね。
■バット
・今回のバスの追跡はちょっと強引です。
バスを追うだけならバイクで追わずにバットで追うほうが適切だったように思ったからです。
射程距離に問題があるなら、翔太郎が距離を取りつつバイクでついていけばいいはずです。
別件の前振りで直前にバットが映っているので、使われないことに余計に違和感を感じます。
その後のバスの上での戦闘と2話への引きが良いので問題だとは思いませんが、そのための犠牲にされた印象は否めません。
「カジノの場所が毎回変わるからすぐに現場を押さえる必要があった」とか、もう一工夫ほしかったです。
【アクション】
・Wのアクションの良い点は各フォームでアクションがはっきり分かれている点だと思います。
左側のメモリ=対応する武器、となっています。
基本フォームのジョーカーは素手での格闘。メタルは棒術。トリガーは射撃。
これに右側のメモリのサイクロン・ヒート・ルナでバリエーションが加わります。
アクションは撮影する上で使いやすい剣などに偏りがちですし、販促の都合から基本フォームは負け役にされがちです。
その点Wは、サイクロン・ジョーカーは強くないけれど格闘戦ができてかっこよく、ヒートメタルは圧倒的に強く、トリガーは遠距離戦や逃げる相手など限られた状況で使われ、それぞれに取り柄があります。
・遡れば龍騎の頃から最新作の鎧武に至るまで、基本フォームでも武器を使うライダーは珍しくありません。むしろ主流となっています。
Wがこうして使い分けられたのは運に助けられた部分が大きいと思います。
この偶然には感謝の気持ちでいっぱいです。
こんにちは
返信削除僕は三回観ても「亜樹子の家族への思い入れ」という視点に気づきませんでした(平伏)。彼女もなかなか酷な境遇でありながら、それを表にはしない強さを持った、深みのあるキャラクターなんですよね…。
バットショットに追わせれば、の件ですが、バイクチェイスを見せてくれているのでまぁいいかなと。「W」はそれこそ「鎧武」などと比べても、意識的にバイクチェイスを盛り込んでいるフシがあります。原点回帰的な発想でしょうか。…それにたしか、バットショットはこの後…(以下略)
些事ですが、メモリの左右、逆じゃないでしょうか。フィリップサイドの右側がサイクロン、ヒート、ルナで、翔太郎サイドの左側がジョーカー、メタル、トリガーでは…?
> 僕は三回観ても「亜樹子の家族への思い入れ」という視点に気づきませんでした(平伏)。彼女もなかなか酷な境遇でありながら、それを表にはしない強さを持った、深みのあるキャラクターなんですよね…。
返信削除[色:0000FF]本編だとあまり目立ちませんが劇場版で上手く拾ってもらえましたね。
私も放送当時はムードメーカー程度にしか考えてませんでした。[/色]
> バットショットに追わせれば、の件ですが、バイクチェイスを見せてくれているのでまぁいいかなと。「W」はそれこそ「鎧武」などと比べても、意識的にバイクチェイスを盛り込んでいるフシがあります。原点回帰的な発想でしょうか。…それにたしか、バットショットはこの後…(以下略)
[色:0000FF]撮影は準備も大変だったでしょうし、撮影有りきだったのでしょうね。
見応えはあったのでトータルでは良いと思います。
市街戦がメインのWとバイクの相性は良いですよね。[/色]
> 些事ですが、メモリの左右、逆じゃないでしょうか。フィリップサイドの右側がサイクロン、ヒート、ルナで、翔太郎サイドの左側がジョーカー、メタル、トリガーでは…?
[色:0000FF]あれ、本当だ。逆になってますね。
ありがとうございます。修正しておきます。[/色]