仮面ライダーW 第12話「復讐のV/怨念獣」:感想
【ストーリー】
・推理ものらしくミスリーディングを交えながらホラー仕立てにした回でした。
復讐しようとする善人と殺されそうな悪人、どちらが悪でどちらを助けるべきなのか。難しい問題です。
もしも被害者の幸さんが、思念体ではなく生身で復讐をしかけていたら翔太郎は止められたでしょうか?
いろいろなifが考えれる面白い回だったと思います。
■そんなもの売っていいの?
・バイラスのメモリ、冴子曰く「街一つを滅ぼせる」能力があるそうですが、そんなものを一般人に売ってしまってよかったのでしょうか?
わざわざ風都のみに絞ってメモリの実験を行っているのですから、そんな事態を園咲家は望まないはずです。
幸は事故に遭う前に「懲らしめてやりたかった」と言っていましたし、デチューンでもされていたんでしょうかね?
【アクション】
・今回のアクションは必殺技の前の”溜め”が良かったです。
メモリをマグナムに入れ、ゆっくりと銃身を上げる動きが二人の心境を表しているように見えました。
音楽もいつもと違って抑えめで、各スタッフの意図がしっかり噛み合っていたと思います。
・一つ残念だったのは詐欺師が捕まらなかったことです。
できれば翔太郎たちとは別に警察が独自に動いていて、結婚詐欺の容疑で逮捕したニュースが流れてほしかったです。
白か黒かはっきりつかないことがテーマの回だったので、このもやもやが残るのもその一環なんでしょうかね。
この回は、前回悪人を助ける行為に躊躇していたフィリップが、翔太郎の心情を知って積極的に協力しようとする姿勢も魅力だと思います。
返信削除「それを言うなら、俺たちが。だろ?」というやり取りは最高です。
��ヒート・トリガーのアクション
��必殺技の前の”溜め”
これは印象的な必殺技でした。
この後もありますが、ヒートトリガーは強さといい見せ場といい、印象的な場面が多いですよね。
��一つ残念だったのは詐欺師が捕まらなかったことです。
個人的には、翔太郎が幸さんの意を汲んで、ぶん殴ったので溜飲は下がりました。
フォーゼでも似たようなシチュエーションがありましたが、神宮海蔵さんはお咎めなしでしたからね。
> この回は、前回悪人を助ける行為に躊躇していたフィリップが、翔太郎の心情を知って積極的に協力しようとする姿勢も魅力だと思います。
返信削除> 「それを言うなら、俺たちが。だろ?」というやり取りは最高です。
[色:0000FF]そうですね。私も良いやりとりだったと思います。
個人的にはフィリップの言葉がどちらともとれる辺りが好きです。
相棒として、ともとれますし、「翔太郎一人では不可能である」といういつもの論理的正解を言っただけともとれます。
こういう一貫性はとても良いと思います。[/色]
> これは印象的な必殺技でした。
> この後もありますが、ヒートトリガーは強さといい見せ場といい、印象的な場面が多いですよね。
[色:0000FF]ライダーで鬼門の銃なので、なんだかんだで使いづらいトリガーですけどヒート・トリガーは扱い良かったですよね。
後でメモリの組み合わせの中でも最高クラスの見せ場ももらえましたし。
優遇の裏には石ノ森的なパワーが働いたのでしょうか。[/色]
管理人さん、こんばんは。
返信削除長谷川氏のストーリーをじっくり観たのは「ウルトラマンネクサス」くらいしかないのですが、当時はひたすら「重いなぁ…」と思っていました(この場合は誉め言葉です)。あと、幸薄い女性が多いような…。
翔太郎の「罪を数えろ」は、今回は詐欺師に向けられましたが、実は糾弾されるべきなのは詐欺師だけでもないという。…死んでたり昏睡していて同情の余地があったり、裁きが降らないとしても、自分の罪と向き合って欲しい人達が多かったです。
バイラスの市販は本当に謎ですね。冴子たちドーパントには効かないのか、無効化できるメモリ(さながらワクチンメモリ?)に当てがあったのか。…売った売人、もうこの世の人ではなくなっているような気も。
ヒートトリガー、使いどころは難しそうですがかっこいいですね。マキシマムの威力が最も高そうなところがたまりません。…「優遇の裏の石ノ森パワー」とはやはり、某良心回路搭載の…
> 管理人さん、こんばんは。
返信削除[色:0000FF]こんばんは。[/色]
> 長谷川氏のストーリーをじっくり観たのは「ウルトラマンネクサス」くらいしかないのですが、当時はひたすら「重いなぁ…」と思っていました(この場合は誉め言葉です)。あと、幸薄い女性が多いような…。
[色:0000FF]私は平成のウルトラマン見たことがないので、特撮だとWのこの回が初めてだったようです。
ネクサスは展開が重かったと聞いたことはあります。[/色]
> 翔太郎の「罪を数えろ」は、今回は詐欺師に向けられましたが、実は糾弾されるべきなのは詐欺師だけでもないという。…死んでたり昏睡していて同情の余地があったり、裁きが降らないとしても、自分の罪と向き合って欲しい人達が多かったです。
[色:0000FF]
その辺はやっぱり探偵モノなんですよね。
困っている人を助けたり、悪党を倒したりするけれども依頼が終わればそれ以上の深入りはしません。
翔太郎も「止める」「見過ごせない」といった言葉を使っていますが、そこまでなんですよね。
決して「俺が罪を裁く!」とは言ってくれません。[/色]
> …「優遇の裏の石ノ森パワー」とはやはり、某良心回路搭載の…
[色:0000FF]これ以上口にすると、真っ二つどころか八つ裂きにされてしまいます。[/色]
管理人さん初めまして。
返信削除Wは本放送以来、久しぶりに視聴しましたが、「復讐のV」はボンヤリと覚えていました。
夜空に舞う赤い傘と、倒れた姉さんを抱きかかえ叫ぶ弟、復讐を果たそうとするドーパント…
こんなのあったなぁ、と思いつつ視聴していました。
ところで、ラストに弟が姉を見舞いに来てましたが、チンピラ三人殺害しても、逮捕はされなかったんでしょうかね?
少し気になってしまいました。
> 管理人さん初めまして。
返信削除[色:0000FF]するめさん、はじめまして。[/色]
> ところで、ラストに弟が姉を見舞いに来てましたが、チンピラ三人殺害しても、逮捕はされなかったんでしょうかね?
> 少し気になってしまいました。
[色:0000FF]逮捕はされていないと思います。逮捕しようがないからです。根拠は2つほどあります。
��)警察は動かない
一人目の被害者の死因は検死ではウイルスのせいになっていました。
翔太郎が隔離されたり念入りに事情聴取が行われていない点から考えると、刑事ドラマにおける「発作に寄る心臓麻痺」のようにありふれた死因だったのでしょう。
また警察はドーパントの存在を認めていません。仮に病死が不自然だったとしても、常識的に考えて他人を自由にウイルスに感染させる方法なんて普通にはありません。あり得たとしてもウイルスの研究所の関係者など限られた人間だけでしょう。
一般人の兄妹が疑われる可能性はまず無いでしょう。
以上の点から考えて、たとえ起訴しようとしても立件するだけの証拠を揃えられないと考えられます。
��)捜査を依頼する人もいない
状況から考えて翔太郎たちは警察には兄妹のことを告げなかったようです。
そうなると残る候補者は、霧彦と詐欺師だけです。
霧彦はまずあり得ません。詐欺師も警察が捜査を始めたら自分が結婚詐欺をしてるとバレる可能性が高いので無いでしょう。
仮に翔太郎たちが報告していたとしても、1)の理由により迷宮入りになると思います。[/色]