仮面ライダーW 第6話「少女……A/嘘の代償」:感想

2014年9月9日

【ストーリー】

■フィリップの軟化
・今回印象に残ったのはフィリップの性格が柔らかくなったことです。
父親が仮面ライダーだと信じている子供に付き合うことをハーフボイルドと評しておきながら、最後には自分から嘘に付き合っています。
今までのフィリップのイメージからは考えられない行動です。
ギャグに使われた「お酢」もそこにかかっているのでしょうか。
そこはかかっていないほうが個人的には嬉しいですが。


【アクション】

■ナスカ初登場
・ストーリー面は前編でほとんど終わっていて後片付けだった分、新登場のナスカが目立ちます。
これまでのドーパントに比べかっこいいところが際立っています。
武器を持っていたり、格が違う点が目に見えて伝わってきます。

・そんなナスカですがWとの勝負はお預けでした。
単なる水入りで終わらせずに、誘拐された子供の救出という優先事項を置いたことが素晴らしいですね。
半分自爆で片付けることでまともに戦った場合の結末がまだ想像できません。

・ナスカと言えば個人的に不思議に思っていることがあります。
それはスーツの太もも辺りの膨らみです。妙にふんわりしてるんですよね。悪役としてもヒーローとしても変わった趣です。
見てるとアラジンやベリーダンスの衣装を思い出します。
キュッと締まってるほうがかっこよくなる気がするのですが、なぜあのデザインになったのでしょうか?
デザインのコンセプトが気になります。


次回と次々回はW史上最大最悪の前後編、「ヘブンズトルネード」です。
もしもWに一箇所だけ手を加えていいと言われたら、真っ先にこの回の存在を消したいくらいに最悪な内容です。
登場人物の言動、雰囲気、ストーリー、全てが異質です。
予め覚悟した上で見ることをオススメします。

コメント

2 件のコメント :

  1. カラカラオレンジ2014年9月9日 6:03

    この辺からフィリップの口にする「ハーフボイルド」のニュアンスから毒舌分が薄れ、からかい程度になっていった感じですね。前の話で翔太郎を「自分を支えてくれる一人」と認めたせいもあるでしょうか。
    そのフィリップのアシストが光るあすかとWの別れのシーンは好きです。オルゴール→ピアノのBGMも手伝って、初回視聴時に涙腺決壊した程度には。…寝起きって、こらえが効かないんですかね?
    ナスカのデザイン、太もも周りはデザイン画だと「ゆったりしたズボン」という感じで控えめな印象です。詰め物して膨らませている感じはないのですが…立体化時に強調した方が都合が良いと判断されたのかもしれません。デザイナーの寺田克也氏によると、「ストレートなカッコよさを出そうとしたら、過去に描いた『未来忍者』のキャラクターのオマージュになった」とのこと(大意です)。…件の作品は未見なのでなんとも言えませんが。

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  2. > この辺からフィリップの口にする「ハーフボイルド」のニュアンスから毒舌分が薄れ、からかい程度になっていった感じですね。前の話で翔太郎を「自分を支えてくれる一人」と認めたせいもあるでしょうか。
    [色:0000FF]見返してみると展開早いですね。
    フィリップの変化は亜樹子との絡みも影響しているのかな、と感じます。[/色]
    > そのフィリップのアシストが光るあすかとWの別れのシーンは好きです。オルゴール→ピアノのBGMも手伝って、初回視聴時に涙腺決壊した程度には。…寝起きって、こらえが効かないんですかね?
    [色:0000FF]締めにフィリップを持ってくることで、フィリップの変化と翔太郎の詰めの甘さが際立っていて良いシーンでしたね。[/色]
    > ナスカのデザイン、太もも周りはデザイン画だと「ゆったりしたズボン」という感じで控えめな印象です。詰め物して膨らませている感じはないのですが…立体化時に強調した方が都合が良いと判断されたのかもしれません。デザイナーの寺田克也氏によると、「ストレートなカッコよさを出そうとしたら、過去に描いた『未来忍者』のキャラクターのオマージュになった」とのこと(大意です)。…件の作品は未見なのでなんとも言えませんが。
    [色:0000FF]『未来忍者』、元はゲームで、映画は雨宮慶太監督の作品なんですね。知りませんでした。
    寺田さんのコメントからすると、忍者モチーフだからズボンがゆったりしているのですね。
    なるほど。デザインについては納得がいきました。教えてくれてありがとうございました。
    [/色]

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