烈車戦隊トッキュウジャー 第27話『新たな力を』:感想

2014年9月8日

【ストーリー】

■イマジネーション
・強化と定義の再確認を合わせて行うのは上手いと思いました。
人から借りるのも柔軟な感じで好印象です。

・難点もいくつか、まずもう少しビショップの強さを強調してくれたらもっと良かったかなと思います。
それと強化アイテムの入手経路。視聴者が割り切るまでもなく本編で割り切られてしまっています。
潔くてある意味好印象ですが、開き直りは良くないでしょう。

・一番微妙に感じたのはライトの熱に誰も気づかなったことです。
話の流れと合わせて考えると、4人にはイマジネーション以前に想像力が足らないと言われているかのようです。ライト偏重が過ぎるので、4人の戦闘にイマジネーションを感じさせるアクションを入れるなどフォローが必要だったと思います。

■モルク侯爵
・今回初登場のモルク侯爵。
侯爵>伯爵なので、ネロ伯爵よりも階級が上なのですね。
*素で階級を間違えていました。ネロは伯爵より更に下の男爵でした。ご指摘に感謝します。
次の幹部は一つ上の公爵か、あるいは公爵は発音が侯爵と同じなのでもっと上の大公でしょうか。

・これまでの面子が皇帝ゼット、ノア夫人、シュバルツ将軍だったので気がつかなかったのですが、今回モルク侯爵が現れたことで「ネロ男爵って意外と下っ端なんだ」と気づきました。男爵はイギリス式の爵位では最下位にあたるそうです。
つまり会社で言ったら課長さんみたいなものですね。そう考えると親近感が湧いてきました。
社長のゼットは経営に興味がなくて、同じ下っ端のノア夫人やシュバルツ将軍は下克上ばかり考えていてあてにできない。ようやく自分に実権が回ってきて安定してきたかと思ったら、今度は上役のモルク常務が出てきて社長に話が通りづらくなってしまった。
なんだか世知辛いです。

■ゼットの弱さとは?
・モルク侯爵が指摘していたゼットの弱さとは何のことでしょうか。
今のところ心当たりとしては、
 1)キラキラ最優先
 2)「奪う」ことが基本
この2つが浮かんできます。

・1番目のキラキラ最優先のほうはモルク侯爵がゼットの闇を褒め、トッキュウジャーをけなした点から、ゼットの秘めている闇に目をつけるべきということでしょう。
2番目のほうはゼットがシャドーの性質と異なるからです。
シャドーは自身では闇を作れず、人間や闇溜まりを管理して闇を得る牧場のような体制となっています。その点、トッキュウジャーやグリッタなど他人から奪おうとするゼットは異質な存在で、シャドー側からも恐ろしい存在であることは当然です。
しかしゼットもシャドーの生まれであることも確かです。本来の性質に沿った形のほうが力が高まる可能性は充分あります。
モルク侯爵はこの辺りのことを言っているのかなと思いました。

・モルク侯爵は敵側の老師ポジションのように見えます。
味方では珍しくありませんが、敵だと目新しいですね。ゲキレンだと下克上の対象でしたが、既に上下関係がはっきりしているので先が読めません。


【アクション】

■ハイパートッキュウ1号
・思ったよりも動きやすそうでまずは安心しました。
全然かっこよくなっていませんが、いつものことなので慣れっこです。武器のダイカイテンキャノンもプリズムビッカーを彷彿とさせる形で、これからはあれでチャンバラしないといけないのかと非常に不安でしたが、バズーカ専用みたいでホッとしました。

・ハイパー化した後に素手で戦い始めたのは驚きました。
腕が上がらない以外は支障はないみたいですね。素手のアクションは大好きなので、今回だけに留まらずずっと素手のままだと嬉しいです。

コメント

2 件のコメント :

  1. 初めまして。
    爵位は上から「公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵」
    ネロは「男爵」
    映画版で「ナイル伯爵」
    今回のモルク「侯爵」(公式がこうでした)
    ※とすると、ノア夫人の夫は「子爵」?
    そして、まだ見ぬ更なる幹部「公爵」が来るのかな〜なんて思っております。
    マツコ・デラッ…もといモルク公爵の言う所の「弱さ」は個人的には1より2の『自分で生み出す』事をしない所にある、という事でしょうか。
    ライト達はキラキラ(光)を『自分達で』生み出す。
    ゼットは(本来の属性である)闇ですら『自力でなく他者から奪う』
    勉強も、カンニングでは実力はつきませんからね。
    「ハイパー終電クラッシュ」終電の早い田舎者にはとても泣けてくる技です(>_<)
    長々と失礼しました。

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  2. > 初めまして。
    [色:0000FF]8000系さん、はじめまして。[/色]
    [色:0000FF]> 爵位は上から「公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵」
    > ネロは「男爵」[/色]
    [色:0000FF]
    あれ? 見事に間違えてますね。恥ずかしい。さっそく直しておきます。[/色]
    > 映画版で「ナイル伯爵」
    > 今回のモルク「侯爵」(公式がこうでした)
    > ※とすると、ノア夫人の夫は「子爵」?
    > そして、まだ見ぬ更なる幹部「公爵」が来るのかな〜なんて思っております。
    [色:0000FF]子爵もありえますが、バトルものの基本はインフレと考えると次に出るのは公爵や更に上の大公でしょうね。[/色]
    > マツコ・デラッ…もといモルク公爵の言う所の「弱さ」は個人的には1より2の『自分で生み出す』事をしない所にある、という事でしょうか。
    [色:0000FF]私もその線のほうが面白そうだなと思っています。
    明というシャドー側でイマジネーションを生み出せるようになった前例もありますしね。
    キラキラ=グリッタを取り込んでいるので、ひょっとしたらグリッタの復活のほうにつながるのかもしれませんが。[/色]
    > 「ハイパー終電クラッシュ」終電の早い田舎者にはとても泣けてくる技です(>_<)
    [色:0000FF]上司の使うハイパー終電クラッシュは「これ今日中にやっておいて」ですかねw[/色]

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