『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第10話「オニがみたにじ」:感想

2022年5月8日
■話についていけない
・ハルカにとって漫画家とヒーロー業どちらが大切なのかが描かれてきてないので選択の重みや理由が伝わってきませんでした。今回で初めて描かれた状態ではカタルシスも何も感じません。
途中の描写はもっと謎でした。新オニシスターがメンバーと仲が良いことに張り合おうとしたりしていましたが、今までそんな描写ありませんでしたよね。むしろ他のメンバーには興味が薄く、どうしたら漫画家に戻れるか=タロウの正体などに固執していたはずです。
まるで初参加の脚本家が担当したのかと思うような辻褄が合わない内容ばかりで意味がわかりませんでした。

・個人的にはハルカの憤りに共感できないどころか反発を感じてしまいました。
怒るべきは「盗作疑惑をかけられてトラウマになった新オニシスター可哀想!」とか「私がやるべきなのでは?」なんてことではなく、「この世界不条理すぎないか? なんだよシステムって?」っていうほうだと私は思いました。
ポイント使って人生を取り戻しても穴埋めで誰かが不幸になってドンブラザーズにされるならそのシステムのほうに怒りを向けるべきだと思います。
「自分が不幸を背負えば目の前の人は救われる」という考え方は自己犠牲なようで大した価値はないと思います。戦死したり戦えなくなったらまだ誰かが不幸になるだけですからね。問題の先延ばしに過ぎません。
「それはそれでいいじゃないか。少なくともそのときまでは誰も被害にあわなくて済む」という割り切りも一つの考え方かもしれません。しかし”ハルカがそう考えるか”といえば違うと思います。ヒーロー漫画を描いてるんだからなんて理由を持ち出すような人間がそんなしょぼい妥協案で納得できるとは思えません。「…って、そんな糞展開ボツに決まってるでしょ!」と言うのがハルカだと思います。
自分の価値観に合わない以前に内容としては適切なのか疑問に思う内容でした。

■ヒーロー不在
・また、タロウたちまで記憶を捻じ曲げられ、システムに影響を受ける存在でしかないと判明してしまいました。
中核であるはずの規格外の存在と思われていた人物に期待を持てなくなってしまいました。この先、何をどう期待したらいいのでしょうか?
このまま世界の在り方を変えようとはせず、ただ目先の事案に対処し続けてこの先の未来でも誰かが不幸を背負って戦い続けるのだろうとしか思えない展開で終わるか、主人公たちが関わらないところで勝手に問題が解決して終わるか以外の結末があるのでしょうか。
こんな希望のない状況で「祭りだ!」とか「俺様が!」とか言われても空虚なだけです。

■ロボ化
・前回の時点で期待は捨てていましたが、予想どおり特にロボ化できるようになる理由はないまま雑にアイテムを取り出して変身しました。糞だと思います。

・CGのキジとイヌがあからさまにお荷物になっているので、てっきりロボ化で普通のキグルミになるかと思ってましたがそんなことはありませんでした。
サル、キジ、イヌは前より動かしづらそうでした。アクションは相変わらずどうにもならなそうです。

・オニシスターの金棒は個人武器なので前よりは個性的になってマシになったと思います。体術と共通銃だけよりずっとマシです。

・必殺技は前よりしょぼくなったと思いました。動きに必然性を感じず、めちゃくちゃさでは前より格段に落ちていて良いところが見当たりません。


次回は犬塚が獣人に何かされるみたいですが、次回の敵は獣人ではなくポっと出の鬼のようです。次回も説明だけでお話は進みそうもありませんね。


コメント

2 件のコメント :

  1. マルゲリータ2022年5月8日 17:50

    お疲れ様です。

    二代目の人の方が、個人的に好みでした。金棒を使わず銃主体なんて薄い差別化だけでなく、アバターチェンジもして欲しかったです。
    カメラマンであり、家事全般ができる万能な人だったので、漫画しか取り柄のない
    はるかが残念に思いました。唐突に自己犠牲の話をし出したり、自分から抜けたのに嫌な嫉妬心も出していましたし、メイン回なのに印象が悪くなるばかりでした。

    ロボ化は雑でしたね。チマチマ五話かけて、全員ロボ化!よりはマシかもしれませんが、それならそれで方法もあるでしょうに。
    しっかしあんなの出したってことは、アバターチェンジはお払い箱になったと考えてもいいんですかね。スーパー化にチェンジする可能性もなくはありませんが。

    返信削除
    返信
    1. マルゲリータさん、こんにちは。

      >金棒を使わず銃主体なんて薄い差別化だけでなく、アバターチェンジもして欲しかったです。

      私はアバターチェンジは興味が湧きません。変身してもやることがドンブラザーズ流になるわけじゃないので「オリジナルを見ればOK」が関の山だと思っています。今までのところ別にアバターチェンジする意味を感じない使い方のほうが多いですし期待する気になれません。

      >チマチマ五話かけて、全員ロボ化!よりはマシかもしれませんが、それならそれで方法もあるでしょうに。

      タロウは規格外の存在という話を散々してきたので細かいところを飛ばすならそれはそれで「俺が強くなればお供も強くなる。当然だな!」とか無茶苦茶なことを言い出すほうがドンブラザーズらしいんじゃないかと思います。何にも理由も勢いもつけずに出すのはただ雑なだけに見えます。

      >あんなの出したってことは、アバターチェンジはお払い箱になったと考えてもいいんですかね。

      ロボタロウのアクションのしづらさもあるのでどちらも可能性はあると思います。
      逆にしばらくしたら「ロボタロウ? ロボタロウは巨大戦専用だから使うわけないでしょ?」くらいの扱いになるかもしれません。アバターチェンジもロボもキャラに紐付けてるので個別のスーパー化など別の追加要素もあり得ると思います。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。