『仮面ライダーリバイス』 第33話「ラブコフ反抗!?さくらの覚悟」:感想

2022年5月1日
■興味が湧かない
・予想どおりのダメな展開で新アイテムで分離して終わりでした。クソつまんなかったです。
サクラは覚悟がどうとか言ってましたけど、一輝という前例があるからマイナスにしか聞こえませんでした。
一輝の覚悟が最初からグダグダでかつ後で特に意味がなくなったのでサクラの覚悟も価値があるように見えません。負の積み重ねがしっかり効いてしまっています。
ギフの末裔がどうのという話を今更持ち出したことも萎えました。そのネタはもう賞味期限が切れてると思います。

・元々アギレラとサクラの話に興味がないのに解決する前に次のメインストーリーを進めてるから余計にどうでも良くなりました。
なんで自分から首を絞めるようなマネをするのか理解に苦しみます。論理的推測をしようとすると「スタッフにとってはメインストーリーよりもアギレラの話のほうが重要だから問題ない」といった仮説しか思い浮かばない。それはそれで理解に苦しみます。

・東映公式曰く
32.33話を通して描きたかったのは、アギレラの最期ではなく、さくらの成長でした。

思春期真っ只中、何が正しいか判断基準が定まらない不安定な時期を突き進むさくらが、覚悟を決めてアギレラに挑む。
さくらにとっての「悪魔の囁き」はラブコフに象徴される「弱さ」が転じて「不安」や「躊躇」として「迷い」を生み出していました。

そこを乗り越えて、誰になんと言われようと、アギレラから悪魔を分離して花を救い出すと
決めたさくら…人として、仮面ライダーとしてまた一つ成長できたのではないでしょうか。
というお話だったそうです。説明されても私には理解できません。
「何が正しいか判断基準が定まらない」ってずっと「私は無敵!」って言ってませんでしたっけ? 思考停止してただけってことですか? サクラは未熟な子供だから百歩譲ってそれは良いとしても兄2人はそんなサクラが戦うことに何の不安も感じず止めようとしなかったんですか? そもそも「とりあえず相手を殺さず、命は助ける」って現代人としては当たり前の思考だと思うんですけど。

・一輝に分離させるだけではダメな理由も結局わかりませんでした。
一輝にやらせるのはそれしか方法がないからで自分でやるのは嫌だから他人に任せるとかそういう話ではなかったと思うのですが? 倒すこと自体をサクラがそれほど嫌がってたようには見えませんでしたし、「サクラが倒せばアギレラは救われる」という話にもなってなかったと思います。アギレラは「もう終わりにしたい。分離して生きるなんて耐えられない」どうせ終わりならサクラに殺されたい。」というのが望みであってサクラになら分離されてもいいなんて分離した後でも出てこなかったと思います。
見ても説明されても何一つピンと来ませんでした。アギレラ関連は最初から最後まで虚無しか感じませんでした。

■長官
・聞かれてもいないのに自分から説明しまくり、なぜか女医や大二を殺さないなど奇怪な行動が多かったです。何がしたいんでしょう? 何かの目的のためにわざとやってると思いたいですが期待する気にはなれません。

・風林火山は何なのか意味がわかりませんでした。ずっと生きてきたと言ってたので武田信玄の正体が長官ってことなんでしょうか? 何もかも唐突過ぎて意味がわかりません。
っと思っていたら公式に回答が書かれていました。ただの格言キャラだからなようです。格言を言うキャラは戦うときも格言を言い、それに合った行動を取るものと解釈したようです。まるで人間大好きみたいに見えるんですけど悪魔の力で改変しようとしてるキャラとして問題ないんでしょうか?

■ベイル
・よくわかんないうちにギフの力で実体化しました。普通こういうのって何らかの計画を進めた結果として起こることだと思うんですけどね。
実体化しても結局、ギフの下っ端にしか見えないのでやることがただの戦闘員でしかありません。相変わらずどうでもいいままです。
五十嵐父は別にヒロインでもなんでもなく、視聴者目線だとキチガイ扱いで好感度も低いので父親を狙われても「好きにすれば」って感じで共感できません。アギレラ同様に展開に興味を持てません。


次回は長官の謎に迫るそうです。相変わらず勝手にしゃべってくれそうなので特に変化を感じません。そもそも聞いたところで五十嵐兄妹でなんとかできる気がしないんですよね。デッドマンズもギフも長官も基本放置で何もしてこなかった連中が事情を知ったところで何になるというのでしょうか。
しかもこのタイミングで脚本は毛利さんだそうです。ますます期待する余地がなくなりました。




コメント

6 件のコメント :

  1. 成長……?
    ほぼ全部を他人頼みで任せてやってみたら出来たをスタッフは本当に成長だと思ってるんですかね?

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    1. 信じ難い話ですよね。私には思考停止していて成長どころか後退してるように見えてきたのでこれを健全な成長と言われても話についていけません。

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  2. マルゲリータ2022年5月1日 20:00

    今週も感想お疲れ様です。

    人気キャラの延命や、改心からの味方化は今に始まったことではないので、
    そうなるだろうなとは思っていましたが、残念でしたね。
    アギレラはウィークエンド側に行きましたが、何が出来るのでしょうか。

    結局サクラへの執着の理由も、明かされなかったのも残念です。
    終盤で死にかけた時にでも、明かしてくれるのでしょうか。

    急に覚悟がどうのって話が出て来て驚きました。解決も頼めば出来たという簡単
    な展開で冷めました。
    ギフてリアンもどうにかできるのに、やらないだけなのでは?と、
    不信感が出て来てしまいます。

    >風林火山は何なのか意味がわかりませんでした。

    アレは自身の、人外な超人さを強調するためだけにやっていたのだと思います。
    本当に武田信玄となんらかの関係があったら、面白いですね。

    ベイルに強敵感はありませんでしたね。初期形態と舐めプしてましたし。
    「同じ能力が使える?!」みたいなことを言われていましたが、似たような能力を
    持つ動物の力を使ったのか、バイスと直結しているみたいな設定があるのか、
    どうなのでしょうかね。

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    1. マルゲリータさん、こんにちは。

      >アギレラはウィークエンド側に行きましたが、何が出来るのでしょうか。

      役に立つ気はしませんね。危険人物or被害者なのでウィークエンドで監視or保護するのは有りだとは思います。

      >結局サクラへの執着の理由も、明かされなかったのも残念です。

      前から謎でしたけど今回も何もわかりませんでしたね。アギレラからもサクラからもどちらの視点で考えても相手にこだわる理由が特に見当たりません。「顔が好みだった」って言われても納得できるくらいに心当たりがありません。

      >ギフてリアンもどうにかできるのに、やらないだけなのでは?と、不信感が出て来てしまいます。

      こういう雑な展開をやられるとそう思っちゃいますよね。一輝のほうの展開も雑なのばかりですし。

      >アレは自身の、人外な超人さを強調するためだけにやっていたのだと思います。

      たぶんそうなのだと思いますが、それはそれで長官のメンタリティが謎に感じます。力を見せつけるだけなら無言で指クイ(かかってこいよ)とか余裕ぶるだけでも通じると思います。大二を煽ることに意味があると良いのですが。

      >「同じ能力が使える?!」みたいなことを言われていましたが、似たような能力を持つ動物の力を使ったのか、バイスと直結しているみたいな設定があるのか、どうなのでしょうかね。

      そこは私も不思議に思いました。
      本編の描写では長官の部屋にあったスタンプを吸収したみたいだったので、一輝が持ってるスタンプは取り込めてないはずですよね。それなのに同じ力というのは奇妙だと思います。同じスタンプがいくつもあるって話は出てきた覚えがありませんし、似た力と考えるのが妥当な気がします。
      リバイスのスタッフであり、販促の都合でやってる感じが有りありだったので撮影班が勝手に足しただけで「脚本にはそんな台詞はない」という線も私は疑っています。

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  3. 更新お疲れ様です。

    テンション高い長官と情けなくボコボコにされる大二が面白かったです。フリオがデットマンズじゃなくてもアギレラのこと想ってるのは好感持てました。さくらとアギレラがお互いの正体を知らずに交流を深めていれば諸々の展開も納得できたんですが。怪人が現れてさくらがアギレラを引っ張って逃げるみたいな。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >さくらとアギレラがお互いの正体を知らずに交流を深めていれば諸々の展開も納得できたんですが。怪人が現れてさくらがアギレラを引っ張って逃げるみたいな。

      何かあれば今よりマシだったでしょうが、実際には1話の時点で「ど~もテロリストでーす。ここにいる人を皆殺しにしま~す」ってテレビ中継とサクラの目の前でやっちゃってるので絶対不可能なんですよね。

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