『仮面ライダーセイバー』 第25話「煙をまといし、真紅の刺客。」:感想
■新常識
倫太郎が飛羽真を倒さなければいけない理由はプリミティブドラゴンが危険だから。組織を馬鹿にされたからって殺そうとするわけないだろ!
セイバーに変身する=プリミティブドラゴンに乗っ取られる。変身しても乗っ取られないなんて都合のいいことあるわけないだろ!
プリミティブドラゴンに変身すると謎の少年と会える。飛羽真はずっとその少年のことを助けたがってたのは周知の事実だ!
・常識知らずの私は「いつの間にそんな話になったんだっけ???」と戸惑うばかりでした。前回もずっと前の話も無かったかのように改変されていました。
・ソフィアが本から作られた存在という話も初耳過ぎて唖然としました。
その説明をすること自体は問題ないんですけど、ソフィアというキャラの印象が特にない状態でやられても反応のしようがありません。
生みの親は新キャラでなければタッセルでしょうかね。他にできそうな人物はマスターロゴスくらいですがマスターロゴスなら玲花が尋ねたりはしないでしょう。
■カリバーの正体
・賢人でした。はい、これで映像には何の意味もなくなりました。映像に意味のない映像作品をお楽しみください。
まぁストーリーのほうも既存の設定が無かったことになることが珍しくないので意味を求めること自体がたぶん間違いなんですが。
■サーベラ
・スリムな造形で見た目はそこそこでした。動きやすそうな造形ですし悪くありません。
アクションはわりと普通でした。突き主体の剣技も新体操的なアクロバティックな動きも珍しくありません。
・でも個性が弱いセイバーのライダーの中では羽根が生えたり、触手が生えたりするだけ個性的と言えるのかなと思いました。あと1回使われるかどうかも怪しいと思いますが。
■根本的な問題
・唐突な新設定や賢人の復活以上に問題なことはメインストーリーとの関連性がわからないことだと思います。
今回ストーリーの中心に据えられていたプリミティブドラゴンは視聴者的にはどうでもいい存在でしかないと思います。ただの呪いのアイテムです。
プリミティブドラゴンを解明することでメインストーリーが進展するとか、プリミティブドラゴンの力を使いこなせないと勝てない相手とかがいないからプリミティブドラゴンにこだわる必要性が見当たりません。
飛羽真のお話としても寄り道にのめり込んでいるようで見ている側としては全然面白くありません。この前まであんなにこだわっていたメギド人間や本にされた人のことはどうしたんでしょう?
販促としてもダメだし、ストーリーとしてもダメだと思います。
・この状況で更に賢人まで突っ込んできました。サーベラも出たばっかりなんですけどね。
問題一つとして解決できてない状況で更に問題を増やすのは基本的に悪手だと思います。並外れた腕があれば複走させた話を一気に収束させてカタルシスを生み出すことは可能ですがセイバーなのでできるとは全く思えません。「できもしないことをやろうとしている」どころか「自分が何やってるのかすらわかってないんだろうな…」という印象です。
次回は賢人が記者会見を開いていろいろ教えてくれそうな感じでした。
いい加減、説明とストーリー展開の違いを理解してほしいものです。
更新お疲れ様です。
返信削除先週のミスリードも酷いですが2週連続死ぬ死ぬ詐欺に耐えた視聴者の忍耐すら水の泡とは恐れ入ります。以前こちらで賢人カリバー化と聞いた気がするのですが、その路線消えてなかったんですね。もっと化け物みたいになってるかと思ったら割と普通でした。
最終的に無傷でしれっとエスパーダとして仲間に戻ったりしたら最悪ですね。
プリミティブドラゴンはマスターロゴスが解明させたがってるから脇道ではないってことなんでしょうか。でもそれを知らない飛羽真目線だと今のところ最優先する理由が薄いですよね。
少年の謎もソフィアやルナやその他のことも全部組織の裏切り者=真の敵の話と当然繋がってるに決まってるじゃん!と制作的には何をやってもメインストーリー進めてるつもりなのかもしれません…。
芽依の敵に塩を送るファインプレーにより倫太郎と一戦交えるかと思ったら和解の流れで戸惑いました。キレてる理由がすり替わっていて、組織を侮辱したからとかメギドにされた人間の件で勘違いで襲いかかった記憶も消えてそうです。暴走の危険性も「頭が悪い」という理由で同じくらい危険な倫太郎が言うと説得力があります。
「でも飛羽真くんのそんなとこが好き!ほんとは斬りたくない!」は信用できる要素がなさすぎてヤバいです。もしもの時の決断なんて一番任せちゃいけない奴だと思うんですが。早とちりで次週にそうなっても倫太郎ならおかしくないです。
個人的に倫太郎には裏切り者の実在が確定したら発狂して廃人になるくらいであってほしいので、「飛羽真くんや仲間がいるから組織が腐ってても乗り越えられる!」とか落ち着いちゃったら残念です。
サーベラのデザインは「昆虫を模した金属の部品」という2重のモチーフが面白いなと思いました。背中のねじまきが蝶っぽいなと思ってたら実際に羽が生えて驚きました。ライダーだだあまりの中で戦闘スタイルの差別化はそれなりに出来ていると思うんですが、変身者のキャラに魅力がないっていう致命的な問題はどうしようもないですね。
匿名さん、こんにちは。
削除>もっと化け物みたいになってるかと思ったら割と普通でした。
あんなに自我がはっきりしてるとは驚きでしたね。
復活はあるだろうなと思っていましたがあれだけ死ぬ死ぬ死んだ!と大騒ぎしたからには剣に操られた動く死体状態かなと思っていました。
>少年の謎もソフィアやルナやその他のことも全部組織の裏切り者=真の敵の話と当然繋がってるに決まってるじゃん!と制作的には何をやってもメインストーリー進めてるつもりなのかもしれません…。
そうでもないとおかしいですよね。
ただその方向性だと飛羽真が「”俺は”助けたいんだ!」とかと飛羽真中心に回してるストーリーと衝突すると思います。飛羽真のやっていることに大局的な意味がないと物語がどうにもならなくなると思います。
>「でも飛羽真くんのそんなとこが好き!ほんとは斬りたくない!」は信用できる要素がなさすぎてヤバいです。
賢人たちとの3人の誓いを速攻で裏切ったやつのはずなんですけどね。
>個人的に倫太郎には裏切り者の実在が確定したら発狂して廃人になるくらいであってほしいので、「飛羽真くんや仲間がいるから組織が腐ってても乗り越えられる!」とか落ち着いちゃったら残念です。
マスターロゴスから「使命を果たせ」と言われていたときには「世界を守る使命を果たす! そのために間違ってる組織を捨てる!それが剣士の務めだ!」とかやるための前フリかと思ったんですけどね。今の状況だと思考放棄して飛羽真におんぶしてもらえば済むので倫太郎のやるべきことがなくなったように見えます。
>ライダーだだあまりの中で戦闘スタイルの差別化はそれなりに出来ていると思うんですが、変身者のキャラに魅力がないっていう致命的な問題はどうしようもないですね。
サーベラに限りませんが必要性がないといるだけで邪魔なんですよね…
セイバーの場合は序盤の時点でメイン3人、サブ3人で人数を持て余しまくっていましたからもう充分うんざりしてますし。