『機界戦隊ゼンカイジャー』 第3話「マジでぬぬぬな魔法使い!」:感想
■パッとしない…
・マジーヌの話としては有りだと思います。マジーヌの性格は伝わってきました。
・ただ、マジーヌの話自体が主役を張れるほど面白くないんですよね…
結局のところマジーヌの気持ちの問題であり、実質初対面の人の身の上話から立て続けに内面の変化を見せられても特に楽しくありません。「よくわかんないけど良かったね」という他人事の枠を超えられません。
・介人の話もピンと来ませんでした。マジーヌに寄り添った言葉という感じはなくて、自分の占い論をしゃべっただけという印象でした。
個人的には「そういう占いの使い方は有りだと思うけど、裏を返せば占いである必然性もないんじゃないか」と思いました。コインの裏表でも棒が右と左どちらに倒れるかでも問題なさそうです。マジーヌの占いへの思いはそんなものか?というとそうじゃない気がします。もしそうなら後半で「占いなんてどうでもいい! 自分のやりたいと思ったことをやればそれがいいんだ!!」といった流れになると思います。最後まで占いにこだわるからには占い自体に思い入れがあるはずです。そこがピンと来なかったので納得感が薄いです。
マジーヌを出汁に介人の人となりを描く話としても微妙な気がして、全体的に物足りなさを感じました。
・東映公式によると
ゼンカイジャーになった動機は各人各様でも、共通するところはひとつ。
はたから見たらどんなにくだらないことでも、本人にとって好きなもの・大切なものを守るために戦うこと。
本当の自分自身になるために、ゼンカイジャーになるということ。
『ゼンカイジャー』序盤は、そんなお話をやっております。
こんな話だそうなのですが私は実感がありません。特にくだらないものとして描かれた覚えがありません。みんなあの世界では普通の一般人なので趣味や価値観が大げさでないのも当たり前だと思います。
そしてそれは他の戦隊などでも同じだと思います。変身する前から正義感に溢れたヒーローらしい人物以外は価値観が平凡なことは珍しくないと思います。白倉さんお得意の逆張りにすらなってないと思います。
■背景の合成
・1話の時点で東映公式で「爆発が静止しているの気づきました?!」みたいに言ってるのをスルーしてたんですが本当にあの表現に自信があったみたいですね…
個人的には凍った世界の表現はどうかと思いました。見るからに合成で違和感が強かったです。特に俯瞰気味に撮ったときの立体感の無さはマズいと思いました。
・個人的にはできるだけやらないほうが良いと思います。
撮影のコストやコロナ対策の兼ね合いだそうですが、映像全体がしょぼくなったら元も子もないと思います。あれなら毎回同じ場所でも自由に撮影するほうがマシだと思います。
■なぜトッキュウジャー?
・「凍った地面が滑って戦えない!」という状況でトッキュウジャーと言うから「なぜトッキュウジャー? レールを引いてその上を走れば滑らないとか? いや、でもレールもすぐに凍るからダメか?」とか考えましたが、なんか電車ごっこで解決されて唖然としました。意味がわかりません。
空を飛べるジェットマンや魔法を使えるマジレンジャー、あるいは滑る=回る=回転と見立ててボウケンジャーなど選択肢は他にあったと思います。調べてないですけど「直近で販売されるギアがトッキュウジャーだから」とかそういう理由でもあるのだろうかと思うほど不自然でした。
次回は初期メンバー最後の一人が加入するようです。
それ以上に見通せる内容は感じませんね。掃除係りとして内部事情に詳しいかもしれないので話を聞いて「皇帝を倒せば全部解決するんじゃない?」とか「ギアに閉じ込められた世界を解放してあげよう!」みたいな大目標につながるんですかね?
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