『仮面ライダーセイバー』 第8話「封印されしは、アーサー。」:感想
■酷い。
セイバーが帰ってきたところを襲えばいいのに帰るカリバー。
でもその後は毎回戦場にやってきてアーサーを渡せBotと化したカリバー。
憎きカリバーが現れても無反応で「飛羽真が相手するならいっか。俺は怪人と戦ってよう」と穏やかな賢人。
幹部は圧倒できても怪人には苦戦する3本ブレイズ。
敵地のど真ん中で石化されて放置されたのに五体満足で生還する尾上。
「俺にはアーサーがなくても仲間という力があったんだ! それはそれとして使えるからアーサーは使うね。キングオブアーサー強ぇー!」
・どれ一つ取っても酷い展開が山積みでした。
それは脇役の話で今回の主役は飛羽真だから…と言おうにも飛羽真も酷かったです。
・飛羽真が何を考えてるのか全く分かりませんでした。
どうしてそんなにキングオブアーサーを使いこなせないことに悩んでいるのでしょう? 最初から強大な力を求めてアヴァロンに来たわけではなく、聖剣を復活させたいだけだったはずなのですが。
そうかと思えば突然俺は小説家だ!と言い出しました。前回までは剣士一直線で「変身できないと戦えないよ~ なんとしてでもアヴァロンに行かなくちゃ」と必死になっていたんですけどね。前回の時点で軍師に転向してればアヴァロンに行く必要なかったでしょう。きっかけも成果も謎でした。
個人的には無理やり設定を活かそうとして大事故を引き起こしたという印象です。
・他のメンバーも酷かったです。
倫太郎は前回までは復讐しか目に入ってなく暴走気味だったのに今回は嘘のように穏やかでしたし、賢人はカリバーのことを忘れたようでした。
更にはまだ半日も経っていなさそうなのに飛羽真が悩み続けていたかのような口ぶりでみんなが飛羽真の心情を語り始めました。
脚本の長谷川圭一さんは登板したばかりだからとかそういう次元ですらなく酷いと思います。自分で書いたはずの前回とすらつながっていません。
・メデューサだから3姉妹!もこんなことやって大丈夫かと思いました。
じゃあこの前のピラニアも神話では3兄妹だったんですね。今後由来もないのに同じ怪人が複数体同時に出ることなんてあり得ないんですね。一度出した唾は飲み込めないのですがその覚悟はできてるんですよね。
それを差し引いてもソードオブロゴスの連中が揃いも揃って馬鹿という印象だけで最悪です。「1体で本3冊出したんじゃね?→3体いたわ」ってなんですか。前回「3か所同時に本にされました!」って慌てていたのは何だと思っていたのでしょう。
■キングオブアーサーロボ
・ダサい。強引。CGがしょぼいと良いとこ無しでした。つまりいつものライダーロボです。
セイバーがディケイドみたいに剣にされたのは笑いすら出ませんでした。あれを見てかっこいいと思う子供はいるんでしょうか。
・キングオブアーサーといっしょにもらった本がロボに変形するのかと思っていましたがあれは関係ないんですね。次の強化フォーム用なんでしょうか。
次回はまた毛利さんが担当するそうです。
新ライダーのスラッシュも登場するそうです。キングオブアーサーでごたごた騒いだ直後に出るとは見事な事故になりそうです。製品スケジュールは決まってるはずですから交通事故ですらありません。ただの無計画な計画的殺人です。
『メデューサだから3姉妹』ですが、メデューサの三姉妹ではなく、三姉妹ならゴルゴーンで、メデューサは三女です。
返信削除「アリとキリギリス」といい、明らかな誤解を連発するあたりに神話や童話といった古典へのリスペクトの無さが透けて見えます。
そんなスタッフならこんな脈絡のない「物語(笑)」みたいな産廃を産み出すのも必然と言えましょう。
わざとずらしているのか本気で間違えているのか、判断がつきませんね。
削除今週も感想お疲れ様です。
返信削除なんというかowl様も一言ぶった切りですね…… >酷い
感想を読んで初めて気づいたのですが、既に福田毛利長谷川と三人も使ってるんですね。
そりゃどうにもバラバラなわけです。
おそらく来週は毛利らしいスラッシュの人が外に出るのにやたら人見知りモーションを入れるのはもう間違いないですね。
今週のやたらと作家ぶるのも何故なのか良く理解できました。非常に長谷川らしい書き方です。owl様ご指摘の倫の字ですが、おそらく先週と先々週で既に感情が乖離してるのでしょうね。おそらく長谷川的には力に固執したのではなく、三冊使用解禁で成長したのでしょう(ため息しか出ない)
とにかく面白くない、というよりまとまってない、作品未満感が凄いです。
2クール目からはゴースト以降恒例のまのびストーリーが展開されることを予想すると恐怖を禁じえません。はてさて、どうなるんだろう。
後、先週も志が低いと書きましたが、やっぱりどうしようもないですねこのP。
鎧武の宣伝のため、役者さん達が出ていましたが石にされて終わりました。
わざわざ出てもらってこれです。私は鎧武は大嫌いな作品ですが、それでも役者さんに罪はなく。
溜息しか出ない描写でした。
こんな状態ですが、来週も感想楽しみにしてます。セイバーのダメな部分の指摘、的確なので……
匿名さん、こんにちは。
削除>既に福田毛利長谷川と三人も使ってるんですね。
ライダーには珍しく人数が多いんですよね。そこも戦隊方式にしたいんでしょうか。
戦隊でもここまで序盤からシリーズ構成が書かないのは珍しいほうだと思いますが。
>おそらく先週と先々週で既に感情が乖離してるのでしょうね。
全体的に作中での日数経過がわからないレベルで心情が切り替わっていたと思います。
せめて作者の頭の中では無理なくつながっているといいのですが。
>鎧武の宣伝のため、役者さん達が出ていましたが石にされて終わりました。
なんか出たと思ったら一瞬で退場しましたね。あれで宣伝になるのか不思議に思いました。
更新お疲れ様です。
返信削除もう宗教みたいな空気が漂っていて怖いです。何から何まで共感できないのに「いいチームになってきたわね」と締められても頷けません。
飛羽真が小説を書くことで作戦を立てるのが見どころだったようですが理解し難いです。テーマが「人を救うための力をどう扱うか」なのか「仲間との絆」なのか「物語を生み出す想像力」なのか焦点が定まらないように思えます。どの脚本家さんも飛羽真の小説家設定を推すものの、ストーリー上の必然性もリアリティもなく、主人公としての個性の確立すら失敗に終わっています。「天才物理学者」「社長」などに比べそこまで無理のある設定とも思えないのですが、どうすれば自然に物語に活かせると思われるか、ご意見を伺いたいです。
これまでの描写では各ライダーはそれぞれ方針があり、比較的友好的な賢人や倫太郎さえ個人的な問題を優先していたのに、今回揃って「僕たちは仲間だっ」と聞き分けよく主人公に迎合していたのが薄気味悪かったです。尾上も蓮も「俺たちはじめから飛羽真を認めてたぜ!」と言わんばかりの態度でした。
ヒロインがでしゃばる地獄タイムが長くて拷問レベルでした。原稿原稿言うくせにもらったことを忘れているとか最悪です。無理に個性的にしようとしなくても普通に主人公たちの戦いを応援するヒロインじゃダメなんでしょうか。
メデューサは3体いた!が回答でずっこけました。怪人スーツに差異すらなくてこんなのが1エピソードとして成立しているのが不思議です。毎回おっかしいなー倒したはずなのになーと言ってる気がします。飛羽真の渾身の作戦も残り一体がまんまと来てくれたからいいものの、石化対策も無く絶賛するほどのものとは思えませんでした。
あのロボは操縦ではなく勝手に意思で動いてるんですかね?前回あんなに泣き喚いて人々を救いたがっていた飛羽真が、このままじゃ街ごと被害を受けるという状況で「俺が斬る!」→ロボにされるがままで結果オーライというのが少し不誠実に感じました。責任感はどこへいったのでしょう。武器として掴まれている様がシュールでウケると思ったのかもしれませんが面白くもありません。
そんな気はしていましたが尾上が死ななくてがっかりです。石化する流れもアホだしその場にいた全員無能だし飛羽真の悲痛な叫びも全てが隅々まで茶番でした。息子に「俺の手柄だぞ~」と嘯くオチがほほえましいギャグだと思っているなら制作の感性が異次元です。ずっと石にされたままだった方が良かったんじゃないですかね。
グリドン・ブラーボの二人の客演もセリフもなく無意味でした。「沢芽市」と明言してしまうと不都合が生じるのでしょうがあんな登場なら無い方がマシです。
刀鍛冶の人は変身しない枠かと思っていましたが変身するんですね。戦えない協力者の立場からも物語を描こうとかそういう気は一切なく商品にできるならなんでもいいんですね。さすがブレません。
匿名さん、こんにちは。
削除>何から何まで共感できないのに「いいチームになってきたわね」と締められても頷けません。
個人的には今まで剣士同士の連携が取れていなかったことのほうが不思議だったので何を言っているのだろうかと思いました。ボスが率先してやるべき仕事だと思います。
>どうすれば自然に物語に活かせると思われるか、ご意見を伺いたいです。
一番ベーシックな活かし方は想像力や推理力だと思います。
ただ、それは本の知識ではないと思います。それはどちらかと言えば編集者である芽依の活かし方だと思います。ただの本好きではなく自分で創り出す職業なので小説家として活躍させたいなら能動的に、独創的に動かないとらしくないと思います。
しかしバトルものとは相性が悪い要素だと思います。
考えてそれが打開策になるということはつまりそれまで劣勢になるということですからね。
無難にまとめるなら本の力を使って戦う点と合わせて、力としての本の組み合わせで独創的な物語を創り出すといったところでしょうか。実際に出てきたのはムキムキ妖精だったわけですが…
>今回揃って「僕たちは仲間だっ」と聞き分けよく主人公に迎合していたのが薄気味悪かったです。
そんな話じゃなかったよなぁという感じでしたね。
飛羽真の態度といい、豹変しすぎて話についていけませんでした。
>飛羽真の渾身の作戦も残り一体がまんまと来てくれたからいいものの、石化対策も無く絶賛するほどのものとは思えませんでした。
そもそも二手に分かれて倒しに行っても問題ないんじゃないかと思いました。戦う組み合わせが重要ならともかく、来てくれなかったら困る状況で取るべき作戦には見えませんでした。
>責任感はどこへいったのでしょう。
責任感自体は「倒せたからOK」で済ませられると思います。一応、その前に「仲間の力」と言っていましたからあのロボも仲間とみなせば筋は通るでしょう。
主体性が低いとかかっこ悪いという問題は残りますが。
>そんな気はしていましたが尾上が死ななくてがっかりです。
不良債権にしか見えないんですがどうするんでしょうね。「あのとき死んでおいたほうがマシだった」と言われないといいのですが。
>「沢芽市」と明言してしまうと不都合が生じるのでしょうがあんな登場なら無い方がマシです。
セイバー的には邪魔にならなくて好都合だと思います。鎧武的にどうなのかが焦点だと思います。私は出した意義を感じません。
>刀鍛冶の人は変身しない枠かと思っていましたが変身するんですね。
変身するんですね。新キャラ出したほうがマシな気がします。
こんばんは。
返信削除今回セイバーがメデューサメギド✕2を相手にしていましたが、石化を反射できるブレイズが相手になったほうが良いのではと思ったのですがどうでしょうか?
また、最後の「何もしてない」という台詞から尾上は自滅したと飛羽真達は思っているのでしょうか?
匿名さん、こんにちは。
削除>今回セイバーがメデューサメギド✕2を相手にしていましたが、石化を反射できるブレイズが相手になったほうが良いのではと思ったのですがどうでしょうか?
それは一理あると思います。課題があるとすれば「ブレイズができることを飛羽真が把握していたかどうか」かなと思います。
考え方によっては作中の戦法を肯定できなくもないと思います。
もしも飛羽真が「自分が一番弱い&メデューサ2体が一番弱い」or「自分が一番強い&メデューサ2体が一番強い」と考えていたならばブレイズにメデューサの相手をさせないのは理にかなっていると思います。敵が3組いるならば戦力バランスを考えて配置するのは当然でしょうから。
>最後の「何もしてない」という台詞から尾上は自滅したと飛羽真達は思っているのでしょうか?
そういう解釈も可能だと思います。
私はシンプルに「ラストの戦いに参加してない(前半の戦いなんて大昔のことを飛羽真たちが意識するわけがない)」とスタッフは認識していたのだと思っています。スタッフの頭の中では前半と後半は一連の流れではなく、別物の戦いなのでああいう台詞になるのだと思います。
コメントを書くのは久しぶりです。セイバーがキングアーサーに剣にされるならキングアーサーに乗り込んで戦う方が良かったと思うんですが、どうでしょうか?頭に生えてる剣を生かしたいが故の苦肉の策にしか見えなかったんですが。そう思っているのは僕だけなんでしょうね。
返信削除それも一つの選択肢だと思います。セイバーを剣に使うこともまた選択肢の一つだったと思います。良し悪しは語れても是非は問えない事例だと私は思っています。
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