『仮面ライダーセイバー』 第7話「王の剣、アヴァロンにあり。」:感想
■説明されてもわからない
・前回の時点でもアヴァロンに行くためには具体的にどうすればいいのかわかりませんでしたが今回もよくわかりませんでした。
アヴァロンに行く仕組み以上にわからなかったのが「なぜ飛羽真は理解できたのか。なぜ確信を持っているのか」でした。見ていてどこからこんな自信が湧いてくるのだろう?と不思議に思うばかりでした。
アヴァロンに着いた後の様子から逆算すると「とにかく行かないといけない。そうしないと世界を守れない」と強迫観念から半狂乱になっていただけだったのかもしれません。
■降格の嵐
・今回、3本ブレイズが幹部2体をあっさり片付けたことで幹部は雑魚の群れになり、剣斬とバスターは二人いても3本ブレイズに及ばない雑魚になりました。
カリバーもエスパーダ相手に手間取るわ、無駄に追いかけてきて飛羽真のアヴァロン行きを手助けするわの間抜けっぷりで一気に格が下がりました。敵も味方も雑魚だらけですね。
・肝心のブレイズがそれほど変わった感じがしないのがまた全体を引き下げていると思います。
やったことも修行しただけですで精神面での向上は見受けられませんし、アイテムも最初から持っていたようですし、「最初からやれよ」と思う側面が強いです。今回の話なら「念願の仇を討つチャンス!というところで芽依が人質に取られ、敵にトドメを刺すか芽依を助けるかの二択で芽依を助けることを選ぶ」くらいはやれたと思います。
・最初の「修業は過酷だから命を落とすかもしれない。それほどの覚悟があるということか…」と話してる時点からダメでしたからまぁ納得です。
それってつまり「修業すれば勝てるようになるかもしれないけど、一般市民や世界を守るためにそこまでする気はないわー」ってソードオブロゴスのみんなが思ってたってことですよね。死んだら意味ないだろって話なのかもしれませんが、それだと今度は「これまでダメだった倫太郎は修行したらたぶん死ぬだろうけど別に止めない」ってあの場のみんなが思ってたことになるので隙がありません。
・芽依も見事にクズをやってました。役に立たないのにわざわざやってきて人質になるなんて見事な足手まといです。
剣斬やバスターの反応が薄い感じで普通だったら「スーツアクターさん、ちゃんと演技しろよ!」となるところですが相手が芽依なので「…別に死んでもいいかな」という反応でも違和感がありませんでした。
■だから嫌いなんだ
・石田監督のギャグ演出は相変わらずでした。だから嫌いなんです。どう考えてもあんなふざけた演出を入れる場面ではないと思います。
・演出と言えば倫太郎の修行シーンも壊滅的でした。
呻き声を上げながらごろごろ転がってる姿が映されるだけで何がどう辛いのか、どうすれば克服できるのか、何一つ伝わってきませんでした。あれでは修行シーンとして成立しません。
あれなら映像に映さないで「ドア越しにアジトに響き渡る呻き声。呻き声が止んでしばらく経ち『ダメだったか』とソフィアたちが覚悟した瞬間、ドアが開きボロボロの倫太郎が出てくる」とかのほうが遥かにマシだったと思います。この後、強敵を圧倒する展開をやるならここで説得力のある修行を見せておかないとダメです。
■キングアーサー
・第一印象は「地味」でした。
右側にも左側に付いているのと同じような竜の頭がついただけで見た目は地味な印象です。
二刀流が特徴なのかもしれませんが、二刀流自体は剣斬が既にやっているのでインパクトが弱いです。アクション面では長剣一本でも持て余し気味なので更に大きめな剣が増えても不安を感じるだけです。初回の時点で既に「剣が大きすぎてセイバー本体がよく映らない」という事態が起きていました。
・強化フォームにしては地味だなと思いましたが、次回予告の感じだと巨大ロボが本命みたいですね。バイクだけでなくて、ロボも出すんですね。ライダーのロボと言えば「商品」という以上の意味がないので全く嬉しくありません。
次回は尾上が死にそうでした。
このタイミングで死なせるんですね。あまり良いタイミングには見えません。人数も戦力も余っているので死んでも困りません。尾上自体も老害の印象を拭えないままで活躍も微妙です。石化していただけで死ぬとは決まっていませんがあれで生き延びられても死ぬ死ぬ詐欺がうざくて困ります。
仮面ライダーセイバーの第一印象は一言で言うと「説明過多」でしょうか?まあ、親切と言えばそれまでですが
返信削除私はそんなこと書いた覚えがないんですが、匿名さんはどこからそう読み取られたのでしょうか?
削除今週も感想お疲れ様です。
返信削除先週はコメントに返信ありがとうございました。
(個人的にとりあえず怖いもの見たさで1クール見ようかなという感じです)
Owl様が石田監督に触れられていますが、ギャグ描写も寒い上に
戦闘的なものや、キャラクターの演出面も別に優れているわけないという
結構アレな側の監督になっている気がします。
以前Owl様の別の感想コメントでスタッフの質を嘆かれていたと思うのですが、
制作サイドが仮面ライダーをどう撮っていいか、それも分からなくなっている気がします。
多過ぎる場面転換、CGを使う必要のある戦闘描写、感情表現や中途半端なコント
厳しいなぁと思います。
そしてやはり、この作品は志が低いというかPさんがやる気があるのか疑問です。
おそらくですが、何一つきちんと細部まで練り込んでないのだろうなぁと。
今週の冒頭でトウマがあれこれ説明しているのを剣斬の人は黙って見ていました。
先週の描写から考えれば、トウマを馬鹿にするか、無駄口を挟んでくるはずです。
こういった一貫性のない描写も作者の力量と言うより、キャラクターがどういうものか
ちゃんと決めていないので、スポットライトが当たる時以外は棒立ちなんだろうなぁと。
文豪にして剣豪、こんな文豪感もない、剣豪感もまったくないのにこんなキャッチコピー
にしてる段階でヤル気のなさは分かりきってたのかなぁ。
匿名さん、こんにちは。
削除>ギャグ描写も寒い上に戦闘的なものや、キャラクターの演出面も別に優れているわけないという結構アレな側の監督になっている気がします。
石田監督は昔から嫌いなので私はいまだに使われていること自体が不思議です。
地方に引っ越したとかでニチアサからは消えたと思っていましたがまた現れるようになってきて嫌です。
>制作サイドが仮面ライダーをどう撮っていいか、それも分からなくなっている気がします。
普通にドラマ制作のノウハウ自体が落ちていると思います。
創造性もないし安定性もないので普通にダメなのが当たりまえになっていると思います。
>今週の冒頭でトウマがあれこれ説明しているのを剣斬の人は黙って見ていました。
みんな無反応でしたね。セイバーのクオリティなら驚きはしませんが。
>文豪にして剣豪、こんな文豪感もない、剣豪感もまったくないのにこんなキャッチコピー
にしてる段階でヤル気のなさは分かりきってたのかなぁ。
ゴーストもキャッチコピーに意味が感じられなかったので「またか」という印象です。これも特に驚く気になりません。右肩下がりは今のライダーの常ですし。
更新お疲れ様です。
返信削除飛羽真がドヤ顔で説明するのを「しゅごいなぁ…」と聞いてるアホの集団に笑ってしまいました。「禁書にあった!!!」にもノーコメントでしたがなぜ禁書だったのかとかアヴァロンの謎も誰もよく調べなかっただけなんですかね。「主人公だから」以外に正解に辿り着けた理由がわかりません。
飛羽真ってそんなに人助けに使命感や達成感を持っていたんですね。一般的なヒーローものと同様にセイバーも「聖剣」などと戦う力の扱いを重要視しているようでいて、ベルトを手に入れたことによる心境の変化も特に描かれたように思えません。本人の価値観と繋がらなければ「世界を救う!」と立派なことを言わせても薄っぺらいだけです。
取り乱してる様子はそこまで正義感で思い詰めているというドラマをやりたかったんでしょうが、「返してよう」と駄々をこねる子供みたいでした。
敵幹部の凋落も急速ですね。まだ強敵さもキャラも定着してないのにもうしょぼく見えます。戦績だけでなくどいつもペラペラ喋り過ぎでミステリアスさのかけらもないです。デザインはどれもいかつくて結構好きです。
カリバーの変身前が別人ぽかったですが、父親というのは賢人の勘違いだったんでしょうか。顔見えないようにしてたんでどうとでもなるんでしょうね。加工声は唐橋さんなのか判別がつきませんが、何かトリックがあるんですかね。白い空間で「探すな」と言ってた人は全く別の謎の人物なんですよね?無駄に情報が多くて疲れます。
修練場は下手したら死ぬ…とか言い出すんで倫太郎死ぬのかと一瞬思いました。前回までの弱々しい様子では絶望的という気がするので皆ナチュラルに見捨ててましたよね。前回蓮が「だるいわー」とか言いながら出てきたのとは違う修練場なんでしたっけ?同じなら蓮は余裕で倫太郎は瀕死なのもどうかと思います。
ブレイズの強化フォームは地味過ぎて自分もぱっと見変化がよくわからなかったです。本人もあまり生まれ変わった感じがしないことに妙な納得感がありました。アクションも特徴が無く凡庸です。
石田監督はあれでも大人しい方だったのかもしれません。たぶん石田監督に限らずセイバーの演出全般が壊滅的でギャグも寒いので特に酷いとは感じなかっただけですね。修行の場面など、しつこいギトギトした演出のわりに状況が何も伝わってこないようなのは確かにうんざりです。
劇場版製作決まったみたいですね。ゼロワンがぶん投げた数々の問題が一つでも解決するといいですね。
匿名さん、こんにちは。
削除>「主人公だから」以外に正解に辿り着けた理由がわかりません。
司書みたいな人までいるのに誰もわからなかったみたいですね。せめて「アヴァロン? なんだそれは?」レベルまで無知にすればまだ格好がついたと思います。
>飛羽真ってそんなに人助けに使命感や達成感を持っていたんですね。
そうだったみたいですね。飛羽真のことを全然わかってないので実感がありません。
自分の過去の追求とか好奇心とか正義以外にもいろいろと戦う理由はあると思うんですがスタッフの頭には無いんでしょうね。
>カリバーの変身前が別人ぽかったですが、父親というのは賢人の勘違いだったんでしょうか。
普通なら映すところなので別人である可能性が高まったと思います。
別人でないと「あれは何だったんだ?」という話になるので選択肢はないと思います。せいぜい頭に洗脳装置でも張り付いているくらいでしょうか。
>白い空間で「探すな」と言ってた人は全く別の謎の人物なんですよね?無駄に情報が多くて疲れます。
あれは別の人だと私は思っています。しかし確証はありません。ひょっとしたらカリバーか、あるいは既知の人物かもしれません。最悪、「アーサー王orマーリンのイメージ(もう二度と出ることはない)」で終わりかもしれません。
>前回蓮が「だるいわー」とか言いながら出てきたのとは違う修練場なんでしたっけ
私の記憶違いでなければ同じ名前だったと思います。
ただ、同じ場所で修行をしても修行の内容が違えば過酷さも別なのでそこは特に問題ないと思います。「他の剣士も修行しろよ。お前ら勝つ気あるのか?」といったツッコミどころは残りますが。
>ブレイズの強化フォームは地味過ぎて自分もぱっと見変化がよくわからなかったです。
素体のブレイズがあるべきものが無い感じがするデザインで、色も同色ですからね。地味な変化だと思います。統一感自体は良いんですが圧倒的強さを感じるデザインではないと思います。
>石田監督はあれでも大人しい方だったのかもしれません。
マシなほうだとは思いますよ。マイナス百かマイナス千かの違いくらいでしかありませんが。
>ゼロワンがぶん投げた数々の問題が一つでも解決するといいですね。
私は賭けるなら無いほうに賭けますね。問題が更にいくつ増えるかじゃないと賭けが成立しないかもしれませんが。
こんばんは。初コメントです。
返信削除今回メギド側が3ヶ所を襲撃したようですが、意味があったんでしょうか?
キングアーサーになった時に出てきた敵は何だったんでしょうかね?
ところで、youtubeで配信中の牙狼はご存知ですか?
匿名さん、はじめまして。
削除>今回メギド側が3ヶ所を襲撃したようですが、意味があったんでしょうか?
あれは何だったんでしょうね。最初はてっきり3か所それぞれに幹部がいてソードオブロゴスのライダーと戦うのかなと思っていたのですがみんな一か所に集まっていて困惑しました。
真面目に推測すると私が考えつけるのは
1)普通に3体のメギドがいる。残り2体は次回以降に倒す。
2)単に大規模攻勢だったというだけ。やった価値があったのかは謎。
といったところです。
>キングアーサーになった時に出てきた敵は何だったんでしょうかね?
話の流れからすると試練の一環なのでしょうね。そうだったとしても「それで試練って何? 誰が何のために用意したの?」といった疑問は解消されませんが。
>youtubeで配信中の牙狼はご存知ですか?
第一作目を配信しているとか聞いたことはあります。
牙狼自体は『闇を照らすもの』までは見たことがあります。生身アクションに傾倒したりストーリーがどんどん微妙になっていってるように感じてしまい、以降の作品は1話だけチェックして終わりになっています。
キングアーサーって今はセイバーが使っていますが、今後ブレイズやエスパーダでも使えるようになるんでしょうかね?フォームチェンジで片腕が変わるだけならブレイズとエスパーダ(バスターと剣斬はわからない)が使えてもおかしくないと思うんですがどう思いますか?
返信削除はい、可能性自体はあると思います。匿名さんが書かれたように現状だと右肩パーツでしかありませんからね。
削除実際に作中であるかどうかは私はやや懐疑的です。キングアーサーを「特別なもの」として描いていると思うからです。
封印されていて、カリバーが求めるほどの力。
他の誰にも不可能だったが飛羽真によって得た力。
その他、今後訪れるらしい”試練”など「これは特別なものですよ」というストーリー上でのアピールはいくつもあったと思います。これをただの道具扱いするのは今回の内容と反するものになると私は考えます。他のキャラが使わないほうがストーリーにとっては不都合がないと思います。
まぁ、もっともセイバーのスタッフは玩具にもストーリーにも興味がないと思うので雑に扱っても特に驚きませんが。