『仮面ライダージオウ』 第41話 「2019:セカイ、リセット」:感想

2019年6月30日

・今回も話が迷走していました。
オーマジオウ「ドライブの力を手に入れてないからダメ」 OPのナレーション「全ての力を集めた常磐ソウゴ」→3分前の台詞くらい確認しろよ…
アナザージオウ2に倒した敵を巻き戻されて復活されて驚くソウゴ→ゲイツの死もなかったことにしたし、前回も敵を巻き戻していただろ…

・特にソウゴの躁鬱についていけませんでした。
加古川への説教自体がどの面下げて言ってるんだこいつと思ったのに実際逆効果でした。良いこととして描かれていたことが逆効果だったと描かれてしまうともう何を信じていいのか根拠を見いだせなくなります。

・ゲイツたちが豹変したことにソウゴがショックを受けていたこともついていけませんでした。
別の未来では自分が魔王になると聞いても気にしないのに、明らかにおかしい現在でゲイツたちが別人になったらショックを受けるってどういうことでしょう?
真面目に解釈すると「自分が魔王になることに現実味を感じていなかった。つまり全く真剣に考えていなかった」のではないかと思えてしまいます。加古川の説得の件といい、無策だしドライブの力を手に入れていないのに勝てると思った件といい、ソウゴの判断がますます信用できなくなってきます。

・加古川の言い分も全然理解できないから今のストーリーに全く興味が持てません。いや、今までも持てた試しがないんですけど。
「ソウゴに巻き込まれたせいで家族が死んだ」ことがトラウマになってる加古川が、ソウゴを苦しめるためだけに街中の人を巻き添えにするのは普通じゃないと思います。普通なら「明らかに様子がおかしい。これは魔王になると正気を失う=オーマジオウと化したソウゴも正気を失っているという前振り」とか考えるところですがこれはジオウなんですよねぇ…
なにせ東映公式のプロデューサー様の発言がこれですからね。
 
夏映画に向けて、インタビューを受けることがあります。
「テレビのストーリー展開、当初考えてたのと変わったりしました?」とか聞かれて、
「ゲイツは4月に最大のライバルとなって王の座を争い、6月にはウォズが真の敵として立ちはだかり……」
みたいな展開を考えてたと答えると、「ええっ?!」と驚かれたりします。
トリニティになって3人がドツキ漫才やってる現状からすると、たしかに想像しづらいかも。

番組は生き物。
というか登場人物も人間なので、机上の空論で動いてくれないのは当然のこと。
トリニティで言えば、3人ライダーが別れ別れになるからこそ、敵の力をも借りる禁断の最強フォーム——として構想したはずなのに、フタを開けたら面白路線。コワモテ設定のふれこみが、いつの間にか骨抜き。この変節、なにやらゲイツくさいですよね。
いちばん予定を裏切ってくれたのがゲイツ君。
見かけはクール、中味はホット。皮はカリッと、身はふわっと。ムニエル的なこの方、企画陣の都合ではなかなか動いてくれません。
よく考えたら、レジスタンス時代から、仲間のことを第一に考えていた人なのだから当たり前なのですけど。

すっかり《愉快ななかまたち》になり果てているジオウですが、キャラクター配置は基本、「主人公は魔王!」「それを殺しに来たライバルとヒロイン!」と、わりと殺伐。
どんなに各キャラがデレても、これだけは変わりません。
というわけで42話。アナザージオウⅡに時間が書き換えられた……という設定ではありますが、当初の企画どおり進んでいたら、この時期にはこんなムードになっていたはず。
加古川飛流さんの力をお借りして初心に還り、最終回に向けて加速します!
・私には正気の言葉とは思えません。
まず前半の「コントロールできるものではない」という発言自体が理解しがたいです。確かに作品作りにはコントロールできない部分もあります。よくある話で言えば天候や役者さんの怪我やスケジュールなどは思い通りにはいかないこともあるでしょう。しかしこの話の内容の部分はコントロール可能な範囲だと思います。百歩譲って不可能だったとしてもそれならトリニティを出さないなど在り方も考え直す必要があると思います。「トリニティを出すのは玩具があるから必須ノルマ」でしょうが、それならトリニティに関わる話も変えてはいけない必須事項として固定すべきでしょう。何の工夫も感じられません。自分の恥を晒しているだけなのによくもこんなことを公然と言えるものだと唖然とします。

・これだけでも呆れ果てるばかりなのに後半の内容はますます意味不明です。
「加古川飛流さんの力をお借りして初心に還り、最終回に向けて加速します!」って何ですか? その前までは「予定通りにいかないのは仕方ないんです」と言い訳しておきながら「でも最初に予定していた話に戻します」ってどういうことですか。「番組は生き物」とまで言うなら変わったところはそのまま素材として活かすべきでしょう。
結局戻すなら「これまでのことは失敗なので無かったことにしてください」と一言で済ませるほうが潔いと思います。理論武装としても言い訳としてもダメダメで、この文章が掲載されていること自体がおかしいと思いました。


■グランドジオウ
・予想はしていましたが過去ライダーの扱いが前回までと別物でした。前回では過去ライダーの本編の映像を使い回す形でしたが、今回はただの操り人形でした。何が正しいんでしょうね。まぁ、ジオウなんで驚きませんが。


次回はアナザージオウとの決着がついてしまいそうです。
結局、ツクヨミとスウォルツの話の出しにされて終わりそうです。海東も出るみたいですが、 たぶんノイズにしかならないと思います。レジェンドキャラに意味なんてなく、「狂言回しのゲストモブA」でしかないので。

コメント

12 件のコメント :

  1. ドライブのウォッチ入手してないのにグランドジオウになっちゃったけど、計算合わなくない?と前回まで思ってたんですが、結局ドライブのウォッチも入手しないとダメだったようです。あ、そうですか。
    前回の派手な演出が嘘のような展開ですが、まあもう驚きません。ジオウですからね。

    内容についてはもうウンザリでした。「あの子が本当に魔王なのかな」というツクヨミの葛藤も、「魔王は俺が倒す」というゲイツの決意も、すぐにやられて復活するアナザーライダーの面倒臭い雑魚っぷりも、今まで散々やってきた事なので、「もう終盤に来てまたそこからやり直すの?もういいよそれは」という感想しか出てきませんでした。

    制作側が語る「初心に還る」ってのは、あくまでも製作する上での心持ちの話であって、今までやってきた事と同じ事を繰り返すという意味ではないと思うんですけどね。

    唯一多少は良かったかなと感じたのは、僅かでもオーマジオウのアクションシーンがあった事ぐらいです。あの魔王、今までの活躍と言えば、可動箇所の無いポーズ固定の無可動フィギュアのようにほぼ素立ちばっかでしたからね。

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    1. >制作側が語る「初心に還る」ってのは、あくまでも製作する上での心持ちの話であって、今までやってきた事と同じ事を繰り返すという意味ではないと思うんですけどね。

      ジオウスタッフなので「初心に還るということは全部最初からやり直すことに決まってるだろ!」と変な思い切りの良さがあるのだと思います。いっそ赤ちゃんからやり直してくれれば来年以降はスタッフが変わるでしょうに。

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  2. >アナザージオウ2に倒した敵を巻き戻されて復活されて驚くソウゴ
    力自体は自分が何回も使っていますが、敵に巻き戻しを使われたことがなければ驚くことに不思議はないでしょう。力そのものよりもアナザージオウⅡが巻き戻しをできたことに驚いていたんだと思いましたが。
    >加古川への説教自体がどの面下げて言ってるんだこいつと思ったのに実際逆効果でした
    元々加古川は勝手な逆恨みでソウゴを倒そうとしていたので、ソウゴに説教されてまた恨まないのかと思っていたらやっぱりでしたね。ただ、ここではソウゴの説教がダメで加古川の恨みが正当だなんて見方は取られていないので特に問題はないと思います。むしろあの説教で加古川が改心していなかったので安心しました。
    >ゲイツたちが豹変したことにソウゴがショックを受けていた
    最初は敵対していてオーマの日でやっと味方になったゲイツとの関係が無くなっても平気でいたらそれまでのゲイツたちとのやり取りは真剣じゃなかったことになるので何を問題にされているのか分かりません。
    >別の未来では自分が魔王になると聞いても気にしないのに、明らかにおかしい現在でゲイツたちが別人になったらショックを受けるってどういうことでしょう?
    ソウゴはずっと最低最悪ではなく、最高最善になるために行動してきました。気にしていなかったとは到底思えません。
    >コントロールできるものではない
    そもそも仮面ライダーシリーズではリアルタイムでの評価が行われていて、特に最近はSNSなどでよく話題になりますからその細かな反応を見て話の方向性を決めるのも認められることじゃないですか?
    ゲイツが敵対する話が評価が低くて、味方についたときに反応が良ければ無理に敵対ストーリーに拘ることはないでしょうね。どの作品でも大なり小なりテコ入れや方向転換はあるので、それが駄目だとは思えません。
    それに構想といってもどの段階でのものなのか、どれくらい共有されていたのかもここからは読み取れません。下手をしたらトリニティを提案したときの白倉Pの頭の中の構想かもしれません。判断するには情報が足りないと思います。
    >加古川飛流さんの力をお借りして初心に還り、最終回に向けて加速します!
    まさか改変された現代のまま最終回まで行くとお考えですか? 状況が違いますし最初の予定通りだとは全く思えません。むしろ意図せず初期構想に似た展開になったから、ここで初期構想の話を出したのだと思いましたが。
    ところで散々文句を言ってこられたドライブウォッチはやっぱり必要でしたね。疑問点が一つ解決されましたが貴方にとってはやっぱりどうでもいいんですか?

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    1. >力そのものよりもアナザージオウⅡが巻き戻しをできたことに驚いていたんだと思いましたが。

      私が言っているのは驚いたことそのものではなく、そのまま無抵抗に敗走したことです。
      「時間を巻き戻した!? …じゃあ俺も戻せばいいじゃん(ライダーの必殺技も巻き戻ってまた当たって死ぬアナザーライダー)」となるほうがソウゴなら自然だと思います。

      >ただ、ここではソウゴの説教がダメで加古川の恨みが正当だなんて見方は取られていないので特に問題はないと思います。

      私はこのままだと問題だと思います。ソウゴの言動は常識を逸脱しているので「ソウゴのやっていることは正しい」という暗黙の了解がないと好感度が底を割ります。加古川に対して全然説得力がないことを言っただけでも引くのに、それが実際間違っていたとわかっただけでも大問題だと思います。

      >最初は敵対していてオーマの日でやっと味方になったゲイツとの関係が無くなっても平気でいたらそれまでのゲイツたちとのやり取りは真剣じゃなかったことになるので何を問題にされているのか分かりません。

      それは常識的な範疇での話ですよね? その程度のショックは受けて当然だと思いますが、まともな思考を失うほどのショックだとは思えません。
      状況を理解できていないならいざしらず、ソウゴは現実の改変もその元凶も元に戻す方法も知っているはずです。この状況であればゲイツたちの変貌にショックを受けたならなおさら「こんなことするなんて許せない! 早く加古川を何とかしなきゃ」と意欲を燃やすほうが自然だと思います。

      >それに構想といってもどの段階でのものなのか、どれくらい共有されていたのかもここからは読み取れません。

      その解釈だとそれはそれで「じゃあそんなスタッフが誰も知らないプロデューサーの妄想を公式サイトに書いてどうするつもりなんだ? ここはプロデューサーの日記帳じゃないぞ?」という別の疑問が生じると思います。それはそれで私にとって正気の沙汰ではありません。普通はそういう話をするなら「これはボツになったんですが」とか「初期設定では」など前置きをつけると思います。
      そう解釈するよりかは「これは本当にそういう想定で当初は作られていたが途中で変更になっていった」と基本的には事実だと受け止めたほうがマシだと私は判断しました。

      >まさか改変された現代のまま最終回まで行くとお考えですか? 状況が違いますし最初の予定通りだとは全く思えません。

      「途中の変更はあったけど初期の予定に戻している」と言っているのはプロデューサーのほうです。私がそう思うも何もありません。
      >まさか改変された現代のまま最終回まで行くとお考えですか?
      というのは完全に的外れだと思います。たとえば当初の予定が「改変された現代を舞台に最終決戦を行う」なのか、「改変された現代をきっかけにしてクライマックスの舞台へと移行する」のか、今が過程なのか結果なのか現時点で視聴者に判断する術はありません。私はプロデューサーがそう言ったからそういうつもりなのかと戸惑っているだけです。
      それに「当初と過程は変わったけど最初に想定した結末に持っていくために強引な展開を入れる」なんてことは酷い作品には珍しくありません。

      >ところで散々文句を言ってこられたドライブウォッチはやっぱり必要でしたね。疑問点が一つ解決されましたが貴方にとってはやっぱりどうでもいいんですか?

      最初に「迷走」と書いてあるんですが見えませんでしたか?
      その後の段落でも「無策だしドライブの力を手に入れていないのに勝てると思った件といい」とも書いてあるんですが。
      「やっぱりダメだったじゃないか!ソウゴたちは何考えてたんだ、アホ!」で済む話が続いているだけなので言うまでもないことをグダグダ繰り返したりはしません。

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  3. 終わった話を蒸し返してばかりなのはどうなんでしょうね?僕にはわからないです。

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    1. 何がしたいんでしょうね。
      可能性としては「そもそもスタッフの中では終わってない要素である」という線も考えられると思っています。終わってない話を続けるのは当たり前ですからね。私から見ると加古川もオーマジオウもタイムジャッカーも出がらしどころか化石のように過去の存在ですが、スタッフにとっては魅力的でまだまだ描き足りない要素なのかもしれません。

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  4. 更新お疲れ様です。

    状況が一変しソウゴが動揺する、というプロットをやりたいのはわかるんですが、
    今までおじさんたちとの生活にそこまでソウゴが愛着を感じていたようには思えず、
    うろたえたり憤ったり感情的に動くソウゴに温度差を感じてしまいました。
    世界が戦争状態になり驚くような人物とは思えません。銃撃戦の只中でも仲間が死んでもなんかいけそうな気がするぅ〜と平然としているのが自分のソウゴの印象です。

    ゲイツくんがお前を倒す!と息巻いてるのもいつものことなので危機感を感じません。
    これまでも絆を育んだ印象はなく、ソウゴが信頼を置いて対等に扱っている様子もなく、大事な仲間が敵に回った!という実感がありません。
    今後ゲイツくんに活躍の場はあるんでしょうか…

    加古川なんて「そういやそんなやついたな」くらいの印象なのに重要人物みたいな迫真の感じで来られても戸惑うばかりです。
    自分は懐疑的ですが、劇中ではソウゴが人を説得したり場を収める懐の深さがあるという認識できているのに、付け焼き刃の説教ではやっぱり改心しなかったよ…なんて展開にも困惑します。
    「オリジナル」と「アナザー」という状況によっては逆の立場だったかもしれない宿命の二人、として強調するならそれなりに感情移入できるようにしてほしいものです。

    公式がまたポエムめいた言い訳を並べているのにも頭を抱えます。
    路線変更は多かれ少なかれどの作品でもあることですが、不測の事態があったとして、それをこれまでの描写を踏まえて物語に沿ってどう落とし込むか工夫すべきところだと思います。
    キャラ造形でいえば、当初の構想からは逸れるけれど役者さんの持ち味を活かす方向での変遷なら歓迎するんですが、
    (例えばフォーゼの弦太郎は初期設定の不良キャラより頼れるお兄さんな面が強調されていき、身体能力の高さも充分活かされたと思います)
    ゲイツくんが生身でキックしたり、ソウゴの人も結構動けるのを物語に活かせている気がせず、
    言動が狂ってるのでソウゴの演技が良くなっていくのがかえってサイコパス感に拍車をかけていますし…
    物語面でもトリニティ内でコントをやる仲良し路線にするならするで、納得できる過程やエピソードを描くべきだと思います。
    じゃれあいをさせたり、気分でシリアス路線にしてみたり、なんて雑にもほどがあります。

    グランドジオウの使役する(という表現であってるのかわかりませんが)レジェンドの扱いもまた変わってましたね。
    本筋の物語がダメでも最終フォーム(暫定)の特色くらいはオリジナリティやストーリー性があれば
    毎回の戦闘シーンくらいは楽しめそうなんですが、仕組みをころころ変えられてはついていけません。

    中身スカスカでジオウらしさと呼べる物語がないので今までやった展開をキャラや衣装とかだけ変えて繰り返してるんでしょうね…ついでに士も呼んどけみたいな。

    オーマジオウがエボルトみたいに出しゃばって来ないのがせめてもの救いでしょうか…
    とはいえ説明が少なすぎてどういう存在なのか全くわからないのも困ります。

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    1. >銃撃戦の只中でも仲間が死んでもなんかいけそうな気がするぅ〜と平然としているのが自分のソウゴの印象です。

      基本的に超然的なイメージのほうが強いですよね。少なくとも「お前は魔王になるから殺す!」と言われて殺されかけても「最善最高の魔王になるから大丈夫!」と返せるくらいの胆力があるはずなのですが。挫折に関しても初めてオーマジオウに出会ってベルトを手放したときに経験しているはずですし。

      >今後ゲイツくんに活躍の場はあるんでしょうか…

      望みは薄いでしょうね。戦力差も開く一方ですし。敵を倒すにしても候補がウールとオーラくらいしかいません。今更三下と戦っても盛り上がりません。

      >「オリジナル」と「アナザー」という状況によっては逆の立場だったかもしれない宿命の二人、として強調するならそれなりに感情移入できるようにしてほしいものです。

      アナザーなのに軽いんですよね。変身したきっかけは人違いで巻き込まれたから、戦う理由は逆恨みでは話になりません。
      まぁ、他のアナザーライダーも全然オリジナルに対するアナザーになっていないので今更ですが。

      >物語面でもトリニティ内でコントをやる仲良し路線にするならするで、納得できる過程やエピソードを描くべきだと思います。

      トリニティは何の役にも立ちませんでしたね。ポジション的には電王のきぐるみ劇と似たようなものでしょうに。
      公式の言によれば本来担うはずだった役割が無くなったゴミのような存在なので仕方ないですね。番組の命である販促対象をゴミにしていること自体が問題外なので手の施しようがありません。

      >オーマジオウがエボルトみたいに出しゃばって来ないのがせめてもの救いでしょうか…
      とはいえ説明が少なすぎてどういう存在なのか全くわからないのも困ります。

      「ソウゴじゃない別人でした」とか「実は本当の危険(スウォルツ)に対処するためにわざと未来のソウゴが魔王を演じていた」とかそんな浅い理由以上のものはなさそうですね…

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    2. >変身したきっかけは人違いで巻き込まれたから、戦う理由は逆恨みでは話になりません。
      「ソウゴと加古川の因縁」にスポットを当て、それを物語の核とするならそれはそれでいいと思うんですよ。
      バス事故云々はありきたりですが、掘り下げてオリジナリティを作ればそれなりにドラマとして成立すると思います。
      今の段階では単なる1ゲストエピソード程度の印象で、必死そうな演出が浮いてしまっています。

      電王のクライマックスフォームはただのドタバタコントのギャグだけでなく、性格の異なる4イマジンがコーヒーの力を借りるなどして心を合わせて戦う、それを良太郎が統率する、という物語の重要な部分を担っていたと思います。
      「対立しながらも共闘しなければならない」という殺伐路線がボツになったとして、3人の絆を強調するならゲイツとウォズの個性も尊重してあげて欲しいです。せっかくアクションにおいては3者ともそれなりに特徴があると思うので、「ソウゴとお供二人」じゃなく各々が自分の信念や戦い方があるという方向で1ライダーとして扱っていいと思うんです。その上で、ソウゴが王様らしくおちょくったりするならギャグとして受け入れられます。

      スウォルツもどうするつもりなのか不可解ですよね。ツクヨミの兄、とか諸悪の根源かもしれないみたいにする割には扱いは空気なんでどう捉えていいのかわかりません。
      自分はもう本筋に期待してなくてハードルを地面すれすれまで下げてるんで、スウォルツにしろオーマジオウにしろラスボスとして祭り上げるなら受け入れるつもりなんで、さっさと方向性を示してほしいです。
      あと士は盛り上げ役として一役も二役も買っていたと思うんで、何かしらの役割を与えて敬意を表するべきだと思うんですが…

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    3. >今の段階では単なる1ゲストエピソード程度の印象で、必死そうな演出が浮いてしまっています。

      そこは優先順位が逆なのではないかと私は思っています。
      加古川が「単なる1ゲストに過ぎない」キャラなのにアナザージオウだなんだと大きなことをやらせていることが不相応なのだと思います。物語の核になるような存在は敵側だとオーマジオウとスウォルツくらいだと思うので。

      >「ソウゴとお供二人」じゃなく各々が自分の信念や戦い方があるという方向で1ライダーとして扱っていいと思うんです。

      何かあれば良かったのですが何もなかったんですよね。

      >スウォルツにしろオーマジオウにしろラスボスとして祭り上げるなら受け入れるつもりなんで、さっさと方向性を示してほしいです。

      私はたぶん”もう方向性は示している”つもりなんだろうと考えています。
      オーマジオウは偉そうなことを散々やっていますしソウゴを見逃したりもしています。スウォルツの悪巧みもいくつもありました。私から見れば「そんな程度?」と思うことでもスタッフにとっては立派な前振りのつもりなのだろうと今は考えています。

      >あと士は盛り上げ役として一役も二役も買っていたと思うんで、何かしらの役割を与えて敬意を表するべきだと思うんですが…

      私はレジェンドの扱いに関してはもう諦めきっています。
      「出してやるだけありがたく思え」くらいの気持ちでスタッフはやっているのだろうと思っています。

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  5. 初っ端から株が大暴落するグランドジオウ。時間干渉の主導権はなく、倒せるのは雑魚のみ。
    敵を強大に見せるために主役を弱く見せたらどうなるか、ビルドで学習しなかったのでしょうか。

    ソウゴが動揺していたのはゲイツらが敵に回った事というより、誰も自分を覚えていない事にショックを受けていたように思いました。どちらにしてもソウゴの人物像にそぐわない流れではありましたが。

    「主人公は未来の魔王」「それを倒しに来たライバルとヒロイン」は変わらない!との事ですが、その設定で「ヒロインは実は敵側の存在」は食い合わせが悪いと思わなかったんでしょうかね?ツクヨミが敵でも魔王の傘下でも、これまでと大して違いません。
    路線を変えた時点でトリニティはボツにするか劇場版フォームと代えるべきでしたね。ゲイツ、ウォズが敵に回ってもトリニティで強制合体できてしまうのですべてが茶番です。

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    1. >初っ端から株が大暴落するグランドジオウ。時間干渉の主導権はなく、倒せるのは雑魚のみ。

      何度も出てはやられるのが凄まじかったですね。
      能力もオーマジオウやアナザージオウと被っているのが余計にヤバいと思います。

      >ソウゴが動揺していたのはゲイツらが敵に回った事というより、誰も自分を覚えていない事にショックを受けていたように思いました。

      それもあるんでしょうけど歴史が変わったらそうなるのは承知のはずなんですよね。顔が同じとかにこだわるなら白ウォズと戦えないはずですし。いろいろ意味がわかりません。

      >ツクヨミが敵でも魔王の傘下でも、これまでと大して違いません。

      何も考えてないんでしょうね。レジェンドと同様に「たかがヒロインに特徴を与えてやっただけありがたく思え」程度の認識なのだと思います。

      >ゲイツ、ウォズが敵に回ってもトリニティで強制合体できてしまうのですべてが茶番です。

      そういう再利用があればまだマシなのですが無いでしょうね。そもそも力づくでいいなら相手になりませんからグランドジオウで倒して変身解除させて転がしておけば無力化が済んでしまいます。

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