『仮面ライダージオウ』 第28話 「オレたちのゴール2019」:感想

2019年3月24日

■知ってた
・予定調和過ぎて退屈極まりませんでした。こんな話に3話もかけるとはさすがです。
ゲイツのデレと半端な覚悟は「何度目?」って感じです。もう豹変からの手のひら返しも慣れっこなのでツッコミ気すら起きません。はいはい、いつものことです。どうせそんな覚悟もないのは客観的に考えても明らかなのでミスリードにすらなりません。

・結局、過去に何があったのかも士が何をしてたのかもこれからどうなるのかもわからない点も予想どおりです。どうせこんなことだろうと思いました。結局、加古川が生き残れた理由やアナザージオウになった経緯って何だったのでしょうね。
先のことが見えてこないどころか、たぶんそもそも「何も決めてない」んじゃないかとすら私は思っています。展開とキャラの手のひら返しが標準装備ですし、先に期待するだけ無駄だと思います。

・個人的にはパワーバランスに全くついていけませんでした。
アナザー怪人が束になってかかるとジオウ2をボコボコにできる。でも取り逃がす。強いのか弱いのかどっちなんです?
前回あれだけ仰々しく仮面ライダーになるまでをやった黒ウォズがタコ殴りにされるのは肩透かしでしたが、当然の結末といえば当然であり黒ウォズもわかっていてやっただけだいぶマシでした。
今回のメインだったであろうアナザージオウと二人の対決もアナザージオウにそこまで強い印象がないので全然盛り上がれませんでした。たぶんスタッフとして「二人はボロボロだから足して普段の一人分くらいだよ!」とでも思っているのでしょうが、死なない限り戦闘力が下がらないのは当たり前のバトルものでは通らない理屈だと思います。それをやりたいなら普段からリアルな描写を積み重ねていかないと説得力がないと思います。

■どの口で言うのか
・ソウゴの加古川への説教は見ていてどの口で言うのかと思いました。
「過去にこだわらずに今を向け」って、あのソウゴも王様になる夢がスウォルツの仕組んだことだったと知った(たぶん)後でも未だに王様に言い続けているはずなんですが?  過去を振り切った人物が言うならともかくソウゴに言う資格があるとは思えません。
それと「過去を変えることはできない」ってタイムスリップできるし、エグゼイドの回で思いっきり過去を捻じ曲げて死ぬはずだった人を生かしているんですけど。これももう無かったことになったんでしょうかね。いい加減年表でも作って「この回は無かったことになりました」って逐一説明してくれないと話についていけません。

■振り出しに戻る
・「タイムジャッカーに続く新たな勢力、白ウォズ!」という感じに登場して、タイムジャッカーのキャラも立たないうちに別の勢力を出してどうするんだろうと思っていたら、結局スウォルツの手下になってしまいました。まさに振り出しに戻るって感じです。投げ出したくなるような不毛さです。


次回はディエンドが登場。更にブレイドのレジェンドも登場するみたいです。
 「いったいどうなるんだ?!」なんて期待感がもう一欠片も残っていません。もう「あ、どうでもいいゲスト回でしばらく話が進まないんですね。わかります」くらいの虚無感です。


コメント

6 件のコメント :

  1. 今後は
    「レジェンドは変身するもの、ライダーはライダーであるべき」
    の方針で行くそうです。
    白倉P曰く「剣崎や始が変身できるのも、新たなパラドックスが発生しているから」だそうなのですが、僕には言ってることがひとつも理解できませんでした。
    来週は、関係者各位から好評価を受けてる自信作らしいですよ。全く期待できないですが楽しみですね。

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    1. そう言っているようですが私にとってはどうでもいいことです。私はそもそも「ジオウがつまらないのはレジェンドが変身しないせい」だとは思っていないからです。重要でないところが変わったところで大きな変化があるとは思えません。

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  2. ゲイツがソウゴを倒そうとしていたのはソウゴがオーマジオウになると確信したからではなかったらしいんですが、なら彼は一体何のためにソウゴを倒す事に執着していたのか?約束云々言ってましたが、結局やってる事は友達ごっこの延長線、常習型の覚悟するする詐欺で、序盤からやってる事が何も変わってないとしか思えませんでした。これが彼らのゴールなのですね。なるほど。

    あと、アナザージオウウォッチが破壊後に再生したのは何でなんですかね。オリジナルのジオウに倒されたのに。そもそも、なぜジオウとアナザージオウが共存できていたのか?この3週の間、結局解説は何一つありませんでした。うまく扱えず、自分達の足を引っ張って首を絞めるだけで、ロクに説明する気も無いような設定なら、最初から設けるべきではないと思います。

    「バス事故は自分にはどうすることもできない」というソウゴの独白もよく分かりませんでした。タイムマジーンで過去に戻ってバス事故に干渉したらいいじゃんと思ったんですが、「ソウゴがジオウになるきっかけの事故を潰すと、成長したソウゴがジオウとして歴史修正する事もできなくなる」という、クイズの時に使った一種のタイムパラドックス的な屁理屈で設定上いじれなくなってるんでしょうかね?謎です。

    次回はブレイド勢とディエンドが登場するとの事。オリキャスが旧役のまま登場し、きちんとレジェンドライダーに変身して活躍するようです。「オリキャスの無駄使い、クロスしてないクロスオーバー物、往年の役者を一般人役にする狂気の配役、劣化版ディケイド」といった批判に耐えかねての苦渋の路線変更でしょうか。

    正直、30話近くやって今更かよ!客が求めてるのはそれなんだから、できるなら最初からやれよ!今までのしょうもない話は一体何だったんだよ!としか思えないのですが、暴漢に襲われて怪我を負ってしまった椿隆之さんが無事役者に復帰できたのは本当に嬉しいです。ブレイドは個人的にベストライダーの一角なので、ジオウやジオウ製作陣への不満は呑み込んで素直に剣崎やブレイドの活躍を楽しもうと思っています。

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    1. >なら彼は一体何のためにソウゴを倒す事に執着していたのか?

      私はツクヨミの凶行(勘違い)に対して責任を感じたからだろうと解釈しています。ゲイツ自身に思うところがあるわけではなかったため、ツクヨミが生きているしツクヨミも戦うなと言うのならもうソウゴと戦う理由はないのでしょう。

      >あと、アナザージオウウォッチが破壊後に再生したのは何でなんですかね。

      これは引っ張っているつもりだと思います。

      >クイズの時に使った一種のタイムパラドックス的な屁理屈で設定上いじれなくなってるんでしょうかね?

      本気で変えたいなら関係ないと思います。そもそも過去の改変で未来が影響を受けるなら未来が変わることに違いはないはずです。ソウゴの記憶が残ろうが改変できることに変わりはないはずです。過去と未来が直接結びついていないとすると、ゴーストやエグゼイドで起きた死ぬはずだった人物の生存がおかしくなると思います。
      更に言えば仮にそれが不可能でもゲイツたちに代わりに実行してもらえば済むことでしょう。杓子定規に捉えていいならゲイツリバイブはジオウ2と同等以上の力を持っているようですから、改変の過程でスウォルツと戦うとしても力不足ということは考えにくいでしょう。

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  3. 名無しの星2019年3月28日 2:17

    またしばらくぶりです。
    正直4週もやって内容がこれだけ?…って感じで特に盛り上がらなかったです。叔父さんの話がマシだったぐらい。
    飛流も特に重要キャラではなくただのスウォルツの道家でしかなかったのは肩透かしだし、アナザージオウウォッチは破壊できずなためジオウIIの設定もただのお飾りに成り果てるわと残念な要素が目立ちました。士の登場も意味あったのかと。

    次回のブレイドでアナザーが出てるのに何で変身がと思ったら新しいパラドックスというワケわからない理屈付けてきましたが、それって結局レジェンドを変身させろという声が大きかったからそうするために無理やりねじ込んだとしか思えないくらい、いい加減なやり方に呆れます。一応白倉pの耳にレジェンドの扱いが雑という声は入ってたようですが、正直一番の問題はそこじゃないだろと。

    児童誌情報でブレイドの次(と思う)のレジェンド編の内容を知ったのですが、見た瞬間正直今まで一番「いい加減も大概にしろよ」と言いたくなるほどでした。白倉p考えておきますと言っておきながらこれだよと。

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    1. >士の登場も意味あったのかと。

      私はこれまでのジオウのお話に意味を感じたことのほうが少ないので特に思うところはありません。レジェンドもウォッチもソウゴもゲイツもどれか無くなったらジオウでなくなるのかと考えても私はどれもピンと来ません。ジオウをジオウたらしめる枠組みが見えていませんので。

      >正直一番の問題はそこじゃないだろと。

      スタッフが同じである限り、抜本的な変化があるとは思えませんね。

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