『仮面ライダージオウ』 第27話 「すべてのはじまり2009」:感想
■10分でまとめて
・後編にあたるかと思われる今回でしたが、前回に引き続いて内容が薄かったです。前回と合わせて10分で片付けてほしいと思いました。
バス事故は結局スウォルツのせいでツクヨミは特に関与してないし、強いて言えば「なんでお前ずっとスウォルツの凶行を傍観してたの?」ということもあってどっちらけでした。これでは結局ツクヨミが何がしたいのかわかりません。
・「バス事故の真相は実はスウォルツの仕業で、オーマジオウになる資格を持っていそうな2000年生まれの子供をオーマの日の現場に連れて行って資格があるか試すためだったのだ!」とか言われても全くついていけません。
まず2000年生まれの子供に資格があるという話が初耳です。ソウゴがなぜジオウになれるのかも全く触れずに来たので考えちゃいけない部分なのだと思ってました。
そしてその子供がなぜ都合よくあの苺狩りバスツアーに集まったのかもついていけません。普通に考えると小学校とか襲ったほうが早いと思います。理由があるとすれば、「ウォズの持っている歴史書のようにスウォルツも『オーマジオウは2009年のバスツアーでその資格を得た』と記載されていたのを読んだことがあり、今のオーマジオウとは別のジオウを生み出すために同じバスツアーの参加者の子供から資格者を見つけて最小限の歴史の変更で済ませようとした」ってところでしょうかね。
・おまけに結局、「士はなんであの場にいたの?」とか「そもそもオーマの日に子供を連れて行ってどうなるの?」とか「あのオーマの日の時間軸はどうなってるの?」とか疑問点が残りまくっているので全然すっきりしません。前提の前提を話すためだけに2話もかけられては退屈です。
・これで片付けたのが「黒ウォズがベルトを奪って仮面ライダーウォズになり、ゲイツに立ち向かう」ということなのも私はついていけません。
ジオウ2とゲイツリバイブの決着もついていないうちに黒ウォズが出てきてどうするんでしょう? 販促が終わったから急速に弱体化した仮面ライダーウォズに黒ウォズが変身してそれで何の足しになるのでしょう? ジオウ2を踏み台にしたゲイツリバイブがもう負けるの?、などなどパワーバランスと流れに全くついていけません。バトルもので強さすら信じられないのは致命的です。
・個人的には「ゲイツが豹変したのはツクヨミがバス事故に巻き込まれて死んだ(と思った)のも理由」という点が前回の時点では理解できていませんでした。
あれくらいでも常識的には避けられずに死ぬんですね。時間を止めるタイムジャッカーや気軽にテレポートする黒ウォズたちがいるせいで未来人にとってどの程度の事が危険な事なのか判断がつきませんでした。
■未来の整合性
・黒ウォズが白ウォズの持ってきた仮面ライダーウォズに変身したことで未来の整合性が乱れないか不安を感じました。
仮面ライダークイズのときの話によると「クイズの記憶が消えないのはクイズが仮面ライダークイズだから未来から連れてこられたのでクイズでなくなると連れてくる理由がなくなって整合性がおかしくなるから」だそうです。この理屈を仮面ライダーウォズにも適用すると 「黒ウォズも白ウォズもいないと歴史の整合性が取れないが未来はどちらか片方しかなく、黒ウォズは自分の未来につなげるのが目的で動いているのでどちらの未来でもない第三の未来にもつなげない」などと複雑怪奇な事態になりそうに見えます。ちゃんと収拾がつくのでしょうか?
次回は公式曰く「一種の最終回」だそうです。私は何かが始まった記憶もありませんが。
どうやら次回で一段落つけるつもりみたいですね。このダラダラした薄味の展開から何をどうまとめられるのか想像もつきません。しかも公式では「ソウゴの本音」がどうのとかピントが外れまくっているように感じるポエムが羅列されていて、私には全く話がまとまるように見えません。いつの間にそんな話をしていたのでしょう?
とりあえず今回は疑問だらけでした
返信削除・あっさりウォズのライダー力を奪えた理由は?奪えるならタイムジャッカーが今まで何故やらなかったのか
・飛流にバスを襲ったスウォルツの記憶が無いのは?
・飛流、ソウゴ共にアナザー鎧武とゴーストを放置してた理由は?
・黒ウォズが力を奪ったのだから騙された(自分がパワーアップできない)と気づいたはずなのに飛流はその後どうしたのか?
>・あっさりウォズのライダー力を奪えた理由は?奪えるならタイムジャッカーが今まで何故やらなかったのか
削除やらない理由は見当たりませんね。これまでの例を考えると何も考えていない可能性が高そうだと思います。
>・飛流にバスを襲ったスウォルツの記憶が無いのは?
月日の中で忘れたとか記憶がねじ曲がったといった偶発的な可能性はいくつもあると思います。ひょっとしたら「最近まで忘れていたがスウォルツに思い出させられたことでソウゴのせいだと思いこんでいる」といった話かもしれません。
あとは「記憶自体が基本的に消されている」線も考えられると思います。ソウゴが”夢”だと思っていたオーマの日に王になる存在だと言われたことは、どうもスウォルツにバスから拉致されて行ったあの場所で実際に起きたことだったように見えます。ソウゴが夢だと思っていたように、飛流も夢か何かだと勘違いして部分的にしかバスの中での出来事を覚えていないのかもしれません。
>・飛流、ソウゴ共にアナザー鎧武とゴーストを放置してた理由は?
これは何のお話でしょうか?
私の記憶の限りだとゴーストも鎧武もアナザーに変身していた人物とは別人で、ウール(黒ウォズ)の作戦で白ウォズにけしかけるためにその辺にいた人にウォッチを入れてアナザー化させただけだと私は思うのですが。
>・黒ウォズが力を奪ったのだから騙された(自分がパワーアップできない)と気づいたはずなのに飛流はその後どうしたのか?
どうしたんでしょうね。次回で描かれるかもしれません。
〉その辺にいた人にウォッチを入れてアナザー化させただけ
削除あれって新たにアナザーライダー作っていたんですね勘違いしました
アナザーウォッチが何度も作れるのはありなの?って気はしますが
前回の時点であ、そうって感じなので今更です。やればできるし、できてもやらないのがジオウでは当たり前ですし。今となってはまともなことをするほうが驚けると思います。
削除バス事故はスウォルツが原因で、ツクヨミはスウォルツに襲われたソウゴを助けようとした。先週の話は引っ掛けだった訳ですね。ツクヨミはソウゴにアサルトしようとしたのではなく、バス事故で何が起きたのか確かめるために乗り込んでいただけだったと。
返信削除公式では「オーマの日を回避するため、ツクヨミは幼いソウゴの命をも奪おうとしていたのか…。ツクヨミの強い決意にゲイツの心が動く。」なんて書いてありましたが、つまりゲイツは勘違いでリバイブに変身できるようになったという事なんですね。なんてアバンギャルドなパワーアップイベントなんだ。
このバス事故のエピソードは、ツクヨミを鬼女にするかゲイツをアホにするかしか解決策が無いと思ってましたが、製作陣は後者を選んだようです。彼はアナザーリュウガの時に意味不明で無意味な自爆特攻を仕掛けて一度死んだぐらいのアホなので、今回またやらかしても今更評価は変わらないという判断でしょうかね。
黒ウォズが変身した件については、今更黒ウォズが仮面ライダーウォズになって何が変わるんだろう?と思いました。仮面ライダーウォズってジオウ2より強いとされているゲイツリバイブに対抗できるほど強力でしたっけ?ジオウ2でも勝てない相手をウォズで何とかできるとは到底思えないのですが。DXビヨンドライバーを売るためのテコ入れか何かでしょうかね。
あと、黒ウォズが変身しても色は白のままというのもちょっと残念でした。色が黒く変わると思ったんですけど、そのまんまでしたね。
>つまりゲイツは勘違いでリバイブに変身できるようになったという事なんですね。
削除ジオウの枠の中では一貫しているので問題ないと思います。
ソウゴが王様になろうと思ったのはスウォルツの奸計によるものを使命だと勘違いしただけのようですし、ソウゴが変身するのを阻止しに来たはずのツクヨミやゲイツが止めたのも二人がなんとなくオーマジオウにはならないだろうと思ったからでした。ジオウの作中では本人の気分は何より優先される要素として描かれているのでゲイツの思い込みも順当であると言えると私は思います。個人の思いつきで現在の世界どころか過去や未来まで操作されていることは恐ろしい限りですが。
>DXビヨンドライバーを売るためのテコ入れか何かでしょうかね。
私はもうゲイツリバイブが終わったのでもはやいるだけ邪魔になる白ウォズを排除したいが仮面ライダーウォズの販促は最低限続けないといけないからこんなことになったのだろうと考えています。ストーリー側からの要求とは思えません。