『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル‼』 第4話 「そして明日へ」:感想

2019年3月10日

■微妙
・最終回はストーリーもバトルもまとまりがなかったです。
サタンが復活した!と言った直後に雑魚戦闘員との生身バトルが入ってサタンは棒立ちのままで緊張感を削がれるし、スーパー化して空中戦!と思ったらなんか地面に足ついてるしゴーカイレッドが何もしてないしまた生身バトルを挟むし、バリアを破壊して巨大ロボが呼べる!と思ったらメインはゴレンジャーハリケーンだし、「編集ミスったの?」と思うようなチグハグ感だらけでした。思いついたとしても削るべき余計な要素をそのまま残しちゃったような出来栄えでした。

■全体感想
・中途半端でした。悪くはありませんが、「まぁ、こんなものか」という程度の内容でした。リタの話を中心にしたメインストーリーとオールスター要素に次回作のリュウソウジャー、いろいろ入れようとして見事に半端になりました。数年後に放送を見なかった人がわざわざDVDなどで見る価値があるかというとあまり無いと思います。他のオールスター映画でも見たほうが面白いと思います。

・キャラでまとめようとしたのは悪くないと思います。
それぞれが主役級のキャラを使って「オールスター」と”みんな”扱いするのは無理があります。それなら焦点を絞って話を作るほうがずっとまとまりが良くなります。その点は正解だったと思います

・リタの話や各キャラの願いの話は全然必要性を感じませんでした。
リタは「自分の星には戦隊なんていなくて悪党にひどい目にあわされた」と世界を憎んだそうですが、そもそも宇宙規模の戦隊があまりいないので「そんなこと戦隊に言われても… 宇宙警察に言ってくれない?」という感じのほうが強いです。「戦隊の手の届かない人々をどうするか、どう向き合うか」といった話にするならまぁ有りですけどそんな話じゃありませんし。突拍子もない話を出したわりにあっさり片付けてしまって始まりも終わりもついていけません。リタの話は無いほうが良かったんじゃないかという印象で終わってしまいました。
裏とかなしに「戦隊どうしで競い合う」程度の話でキャラとバトル中心にまわすだけのほうが見たかったです。

・次回作であるリュウソウジャーも結局ほとんど話に絡まないままでした。
レッド?のほうはアイテムを手に入れたみたいですけど、グリーンとブラックは何しに来たのか不明瞭なまま終わってしまいました。「何か招待状もらったし、ついでにアイテムも探してみよう(成果はゼロ)」なんてぼんやりとした理由しか思いつかないのですが何だったのでしょう? ガイソーグはまだ使われるみたいですし、ガイソーグと面識を作っておくことに意義があったのでしょうか。
個人的には「大事な第一印象をこんな程度で消費してしまうのはもったいないなぁ」と思いました。来週からリュウソウジャー本編が始まるはずなので、間が空くわけではないから大した問題ではないのかもしれませんが。


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