『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第2話「ソウルをひとつに」:感想

2019年3月24日

【ストーリー】

■ストーリーはぎこちない
・1話に引き続きマイナソーなど基本設定の説明とアクション面での見せ場を中心にしたお話でした。
あらすじもさることながら、台詞や展開の節々に固さを感じました。ブルーの台詞が説明的過ぎて不自然さが露骨でしたし、「ティラミーゴがどこかに行っちゃった!」という話から始まったのにティラミーゴを放置してゲストの話が始まったり、ごちゃごちゃしてました。「今はティラミーゴよりマイナソーとフェンシングの人の命のほうが重要だ!」という話なのでしょうがノーリアクションで移行するには無理があると思います。少なくともコウたちにとっては一般市民より騎士竜のほうが身近な存在であり重要な存在でもあるはずです。

・それとそもそもティラミーゴだけでなく他の騎士竜もいなくなっているのですがそこも放置でした。全体的に主人公たちに対して「何を考えてるんだ?」と思うところが多かったです。キャラの性格を描いている余裕がないのはわかりますが、それならマイナソーとの戦いの過程などメイン展開の合間に行動規範や人格が見えてくる行動を挟んでいくべきだと思います。
キャラが掴めないうちに旅立ちとウイの家への入居を済ませてしまったことも先に不安を感じます。「今更?!」と思うような話を後でやるのはやめてほしいです。今のところわかっているのは、コウは馬鹿系で間違いないらしいというくらいです。


【アクション】

■生身vs巨大怪人
・今回は巨大戦だけでなく生身でのバトルも巨大化怪人との戦いがメインでした。売りにしているだけあって力を入れていました。
ティラミーゴが来る前の前半部分は少し退屈でした。敵への攻撃が効いているように見えませんし、敵の力が圧倒的過ぎて上手く時間稼ぎできてる感じも薄かったです。
ティラミーゴがやられた後はそこそこ面白かったです。メンバーのコンビネーションも有効活用できていましたし、普段は冗長な感じのソウル発動ギミックも敵目掛けて自然落下しながら行うシチュエーションにすることで間に合うかどうかという緊張感につながっていました。そこは良かったです。

・ストーリーは足を引っ張っている感じでした。
ティラミーゴが単独で戦うことをコウたちが当然のように受け入れていることに違和感を感じました。1話の経緯からすると乗って戦うのが当然だと考えるのではないかと思うのですが呑気に応援したり負けて絶望したりしていました。「いや、乗れよ」と思ってしまって、この流れにはついていけませんでした。

■キシリュウオー
・レッド単体で変形したのが基本形態のキシリュウオーで、ブルーとピンクのロボも合体したのがキシリュウオー”スリーナイツ”なんですね。ゴーバスターズみたいな感じなんですね。
前回登場したスリーナイツよりスリムな体型だからか動きは一段と良かったです。生身と遜色なくかっこよかったです。生身にはない銃撃があるし邪魔くさいソウル発動ギミックがない分、巨大戦のほうが素直に楽しめました。巨大戦はなんだかんだで10分近くかかるのでここが全体に渡って楽しめるようになったのは大きいです。

・変形方式も良いと思いました。
戦隊のロボは背中開きとかちょっと引くような構造も珍しくありませんがキシリュウオーはスムーズだし比較的無理がない構造のように見えました。

・ただ、最初のレッドのリュウソウル遠投はよくわからなかったです。
てっきりレッドが自分でソウル人形に変身するのかと思ったらあれはどうもレッドともティラミーゴとも関係ない別物みたいで途中で憑依していました。初めて見たとき「これ誰なの?」と戸惑いました。

東映公式ページに今回の巨大戦のオープンセットの撮影風景が載っていました。
オープンセットってこんな感じに撮影するんですね。セットの横に並んだ車と比べるとセットの大きさが実感できます。個人的には「思ったより狭い」と思いました。巨大戦の風景のビル街はいつも似たり寄ったりという印象でしたが、これだけ狭い中でやっているとなるとむしろ背景は工夫してあるのかもしれないなと思いました。何も気にせず撮影したら背景が変わったことすら気づけないほどマンネリになりそうです。


次回は早くもウイがマイナソー化するようです。
ウイと接点を作るのは良いと思うのでそれ自体は賛成なのですが、グリーンとブラックとも接触する点が不安です。2話までの構成を見る限り、いくつも要素を扱うのは厳しいように見えます。このままではウイもグリーンもブラックも中途半端になってしまうのではないかと不安を感じます。果たして上手くやってくれるでしょうか。


コメント

2 件のコメント :

  1. 1話でもコウが知っていても不思議じゃない情報を知らなかったことに引っかかりましたが、今回も説明的な台詞が目立ちましたね。一般ドラマ畑の方なので、オリジナル設定が多い特撮の書き方に苦労しているように見えます。一般人のういを聞き役として活用したほうがよかったのではないでしょうか。

    マイナソーの設定を説明するためにゲストのドラマに尺が割かれ、戦隊メンバーが割りを食っているように見えました。ポジティブな馬鹿、というらしいコウはともかく他の2人はまだ性格が見えてきません。次回はういとグリーン・ブラックが話の中心になりそうですし、主人公サイドが掘り下げ不足のまま次の展開へ移るようだと今後が心配になります。

    返信削除
    返信
    1. >マイナソーの設定を説明するためにゲストのドラマに尺が割かれ、戦隊メンバーが割りを食っているように見えました。ポジティブな馬鹿、というらしいコウはともかく他の2人はまだ性格が見えてきません。

      私もそう思います。
      今の時点でゲストに時間を割くのは下策だと思います。ゲストを中心にしなくても「マイナソーが現れる→いったいどこから現れるんだ?と訝しむコウたち→戦っているうちに送られてくる生命エネルギーに気づき、マイナソーが人間から生まれていることに気づく」なんて風にすればマイナソーの説明は同じようにできたと思います。ゲストを通じてキャラを描けたわけでもありませんし、構成は良くないと思いました。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。