『バトルスピリッツ サーガブレイヴ』 第1話「激突王のキセキ」:感想

2019年6月16日
『バトルスピリッツ サーガブレイヴ』の1話を見た感想です。
9年前に放送されていた『バトルスピリッツ ブレイヴ』の10年後を描いた続編です。まさか今更になって新作アニメが作られるとは思いませんでした。

■鮮やかな逆転劇
・1話はメインである、主人公ダンさんが登場した場面での盛り上がりが素晴らしかったです。
中盤までは1話なので状況や新キャラの説明に旧キャラの近況など説明的な描写と悪役の暗躍が多くてストレスが溜まり気味な展開が続きました。それがダンが登場するやいなや一気に逆転し痛快な復活劇が巻き起こりました。軽くストレスを溜めつつ見せ場で一気に逆転させるお手本のような展開でした。 やっぱり冨岡さんは最高です。

・しっかり販促をやっていた点もさすがでした。
敵ターンなのに召喚され、キャンサードを破壊し、更に残ったブレイヴも破壊しただけでもインパクト大だったのに、自分のターンになったらバーストまで破棄させ、ブロッカーも除去し、おまけに残りライフ2なのにトリプルシンボルでオーバーキルまでやってのけました。
いや~強いですね。実際にやるにはハードルが高そうですができたらすごく楽しそうです。ここまでやられると負けた側でも気持ちよさそうです。
あくまで元は販促アニメなので番外編であろうと販促要素が感じられるほうがらしくて良いと思います。

■設定あれこれ
・人間の反逆自体は無難な流れだと思うのですが、魔族に抗える理由は何なのでしょうね?
前作の設定だと確か実力行使でもカードバトルでも勝てないから人類は被支配階級に追いやられていたと思うのですが。普通に反乱しても勝ち目がないと思うのですがその辺りはどうなっているのでしょう?

・ダンの復活の理由付けはどうするのだろうと思っていましたが、12宮レア関連で片付けるっぽい感じでした。消滅したはずの12宮レアが復活したなら共に消えたダンも復活してもおかしくないってことでしょう。しかしそうなると回収し終わったらダンはまた消えちゃいそうです。
本編の最終回でも思ったことですがその辺りはマギサがどうにかしてくれないかなーと願ってしまいます。マギサやズングリーも少しくらい出れたら良かったのになとブレイヴ当時思ったので出てくれて嬉しいです。特番の前夜祭でもズングリーについて冨岡さんが触れていたので期待したいです。
前夜祭では他にもダンのセリフ「ありごとうございました。良いバトルでした」の生まれた背景など、冨岡さんがいろいろ語られていたのでダンシリーズのファンの人は必見です。個人的には冨岡さんの「(取材で)聞いたことは全部やりたくなっちゃうんで」という言葉に感じ入りました。


2話はズングリーのほうの話のようです。まだ未来の話が続くのかと思っていました。いったいどういうふうに話が展開していくのだろうかと考えているうちに、そういえばサーガブレイヴは”全3話”だったことを思い出しました。3話で12宮レアってどうするのでしょう… バシンみたいな高レアばっかりいれた無理無理デッキになってしまいそうで不安です。未来世界だけでも3話でまとめるのが大変そうなのにズングリーたちの世界まで扱うなんて途方もありません。
それでも「冨岡さんなら何とかできちゃうんじゃないか」と期待を持てずにはいられません。長期クールにおける豪腕には定評のある冨岡さんですが、全3話という短編においてはどうなるのでしょうか。不安がありつつもワクワクします。
これでそもそも2話が冨岡脚本じゃなかったら全力でズッコケます。


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