「3人別々じゃ埒が開かない、トリニティだ！」
⇒一体倒した隙に他の奴らに逃げられました

なんかもう、凄いですね。何が一番凄いかって、脚本を書き上げて最終的に台本が刷り上がるまでの間にこれを周囲のスタッフが素通りさせちゃったっていうのが。

前半のバトルも酷かったです。ライダー三人もいながら、誰一人襲われてる人達をその場から避難させようとしないんですもの。たしか杉原監督がライダー担当するのは今回が初めてですよね。中澤さんや上堀内さんもそうでしたが、ここ数年戦隊ではいい仕事する人達がライダーではからっきしという謎現象が起きてる気がするんですが、これはやはりライダーの撮影環境が僕らの想像以上に劣悪なためでしょうか？少なくともスケジュールに関しては、春映画がなくなったことで前よりは余裕ができてるはずなんですが…

以前、アギト編がどうなるか気になるとコメントさせていただきましたが、予想通りに予想より酷い話になりそうです。

アナザーアギトとG3はお気に入りのライダーだったのに、増殖させて雑魚戦闘員に格下げするなんて酷すぎです。せめてG3マイルドにしろよ。なのに一体倒すだけでも手間取るジオウ組の情けなさは相変わらずです。そもそも目の前で変化した人間・仲間を誰一人ためらわず攻撃できる警察がヤバイです。


増殖の理屈は「アギトは一人じゃない」だそうですが、だったら翔一アギトがレジェンド扱いされる必要はありませんよね？最近覚醒したばかりで困惑してる人からアギトウォッチを作り、今後強敵が現れたら、ベテランライダーの翔一と共闘すれば良い話になると思います。士や海東よりよほど信頼できるでしょう。


こちらは予想通りでしたが、ゲイツリバイブ疾風が早速他二人と同じレベルでしか動けなかったことには失笑しました。ただ逃げただけのツクヨミの方がスピーディに感見える、これまたアホみたいな構図でした。

唐突にツクヨミが時間を停止させたようですが、管理人さんも仰る通りそもそもなぜタイムジャッカー連中に時止め能力があるのかが分からない状況ですので反応に困りました。それは特殊な事なのか？仮に特殊な事だったとしても、基幹設定を無かった扱いにする事にかけては天才的なジオウスタッフのことですので、その設定もいつまで生きるのか？という感じです。

そのほか、アナザーキカイ編では完全に道具として利用された過去があるのに、その時の犯人のオーラに近寄るウールの言動にも不自然さを感じましたが、まあジオウってずっとこんな感じですしね。今更直らないでしょうし、私としては「オレたちのゴール」以降ジオウオリジナル部分に関してはもう何も期待してませんので、最早どうでもいいです。

楽しみにしてたクロスオーバー部分についてはブレイド編とは打って変わって残念でした。翔一くんの活躍が見られたのは良かったんですが、なぜかアナザーアギトがバイオのゾンビみたいな扱いに…。アギトの世界でゾンビパニックをやりたいのなら、イチからデザインしたアナザーアナザーアギトとかでやって欲しいです。

そもそもアナザーアギトは名前に”アナザー”が入ってるだけで、G3やギルス、あるいは他作品の2号3号ライダーと同格の存在でしょう。何かスウォルツが作ったアナザーライダーとして扱われてましたけど、名前に共通点があるからってこういう扱いにするのはいただけません。次回はアギト編の後編ですが、あまり期待できそうにないです。

トリニティで取り逃すのは本当に酷かったですね...。販促とスケジュールの都合に振り回されているだろうとは言え、ここまで脚本をいい加減にしては本末転倒です。

アギトについて調べていたのに、翔一がいないと知るやあっさり出て行ったのもびっくりです。明らかに情報持ってる真魚ちゃんが目の前にいるのに。数分前に「待っていても仕方ない」とか言ってた人とは思えません。

アギトのトリニティは翔一が一時的に記憶を取り戻した時に変身した姿なので、合わせてツクヨミの記憶が戻る展開なんでしょうかね？どう転んでもゲイツとウォズの関係同様、数話でうやむやになりそうですが。

前回の剣編でも思ったんですが、アナザーとオリジナルって共存できない設定なのでは？...
レジェンドの再変身が見られるのは良いんですけどね。