『仮面ライダービルド』 第45話「希望のサイエンティスト」:感想

2018年7月22日

■今週の新設定
・エボルトは自由に遺伝子を分裂させ、あとで再生したり憑依したりできる。
・またこの遺伝子分裂でエボルトは同時に2体以上存在することも可能。ただし分かれた分だけの弱体化はある。

どうせ死んでないんでしょとは思っていましたがこんな設定がつきました。
毎度のことながら遺伝子って何だろうと思います。スタッフは髪の毛一本からでも遺伝子が採取できることを知っているのだろうかと思えてきます。

・白いパネルもある。それにはハザードトリガーによる浄化が必要。
もう今更過ぎて「はぁ」としか言いようがありません。 次は何色のパネルが出るんでしょうって感じです。まるで当初の予定にないのにもう一年続けることになった作品の引き伸ばし展開みたいです。
戦兎は「ハザードトリガーは暴走装置じゃなかったんだ!」とか言っていましたけど、暴走するのは事実ですよね。それも機械的な問題じゃなくて脳細胞に作用するからかなり危険だと思います。暴走と浄化は全く別の問題だと思うのですがなんで全肯定しているのか不思議でした。葛城巧じゃないですけど「父親を美化してない?」とツッコミたくなりました。

■内海のモブ化
・この流れだと「内海の存在感が薄すぎて葛城父たちも存在を忘れていて足を掬われてエボルト復活」という流れなのかと思っていましたが普通に空気でした。ほぼモブでした。
今更「統治する気なんて無かったのか!」とか言っていますし、本当にこいつなんでまだいるんだろうという印象しか残りません。

■こんなやつに認められても…
・葛城巧の矮小化が留まるところを知りません。
「戦兎に未来を託した」はずが「自分や父親の招いた現実が嫌で戦兎に押し付けて引きこもってグチグチ言ってる」という印象に変わってきています。現行のドラマどころか以前のドラマすらも踏みにじっているように見えます。相変わらず理解しがたい展開です。

・こういう場合、葛城巧の言っていることは一面としては正論であるのが普通だと思うのですがほぼ現実逃避にしか聞こえないことが何だかなぁと思います。
今回なんて父親がわざわざ言葉で残したことまで、まるで言っていないかのような態度で全く論理的ではありませんでした。おまけに代案も何も出さないので本当に言うことに聞く価値が感じられません。何もしないで死ぬくらいなら嘘かもしれなくても賭けてみるほうがマシでしょう。葛城巧が出てきた瞬間「また意味のないゴミパートが始まった」となるのはダメだと思います。

■これまで一度も勝てなかった相手がかつてないほどにパワーアップしたら負ける
・今回勝てた理由が全く意味がわかりません。
せめて「UFOボトルにベルナージュの力が残っていてそれが勝利のきっかけになった」くらいはやってほしいものです。他にも龍我もパンドラボックスを使える設定があるのですからそちらを使うのも手だったでしょう。
それどころか一度ボロボロにされたはずの一海や幻徳がさらっと再変身していて呆れ返りました。おう、お前ら消滅しろよとしか言いようがありません。死ぬ死ぬ詐欺にはうんざりです。隅から隅まで馬鹿さが浸透している感じで逆にすごかったです。


次回はなぜか一海のパワーアップがメインになりそうな感じでした。
本気で意味がわかりません。こないだ1話かけてやったばかりだし、その後にまたガス注入をしたのになんでまたやるんでしょう?
仲間になってから良いところのない幻徳や最近出番の少ない龍我などフォローすべきキャラは他にいると思います。
「消滅してしまうぞ!」とか予告で煽っていましたがいったいどの口で言うのでしょう。遺伝子について独自見解を示しているビルドですから消滅に関して「消滅というのは寿命が減る、すなわち未来が消滅するという意味であってただちに死ぬわけではない」とか言い出しても違和感がありません。



コメント

6 件のコメント :

  1. >葛城巧の矮小化が留まるところを知りません。
    「戦兎に未来を託した」はずが「自分や父親の招いた現実が嫌で戦兎に押し付けて引きこもってグチグチ言ってる」という印象に変わってきています。

    戦兎を持ち上げるためって感じがひどいですね

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    1. スタッフにはそういう意図なのだろうとは思うのですが、そこが不思議です。
      「葛城巧は戦兎を認めた」という構図だと思うので、葛城巧の株を下げることは戦兎の株を下げることにつながると私は考えます。戦兎が葛城巧を説得するなど戦兎が目立つのならまだやる価値があるかもしれませんが、一方的に葛城巧を貶めることに意義があるとは思えません。

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  2. >エボルトは自由に遺伝子を分裂させ、あとで再生したり憑依したりできる。
    >どうせ死んでないんでしょとは思っていましたがこんな設定がつきました。

    「龍我の体にエボルトの一部が取り付いていた。」って過去の話でも合ったのでこれ自体はさして問題ではないかと

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    1. あれは「ベルナージュとの戦いの後に残った肉体(龍我)を地球に、意識はドライバー経由で石動に」という分担ではないかと私は考えています。そうでないなら始めから石動に細胞ごと憑依すれば龍我を回収する手間を省けたはずですから。
      今回の一つの身体を小分けにするのとは別ではないかと思います。同じだとすると龍我の素性などを知っている戦兎や葛城父が対策していなかったことが馬鹿みたいになってしまうでしょう。

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    2. どちらにしても何度も憑依されているので対策は練るべきだったと思います。後「遺伝子」ではなく「細胞」か「因子」って表現で良かったんじゃないかとも考えます。

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    3. そもそも論でいくなら、私は逆だと思います。
      「知っていることに対策しないのはおかしい。ならば対策できないように戦兎たちが知らないことにする」というのがストーリー上では妥当だと思います。

      >後「遺伝子」ではなく「細胞」か「因子」って表現で良かったんじゃないかとも考えます。

      ライダーのスタッフにはセンスもまともな監修もないので当然の帰結だと思います。前作のエグゼイドも用語は壊滅的でしたから。今後もきっとそうでしょう。

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