『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第23話「ステイタス・ゴールド」:感想

2018年7月15日

【ストーリー】

■気持ちは本物
・ノエルに関して「行動は怪しいが気持ちは信じられる」という点はここ3話で共通しているようです。目的や主張の違う各メンバーが仲良くなるきっかけとしてはとても妥当だと思います。香村さんらしいと思います。

・この感じだと少なくともこの態度が嘘である可能性は無さそうですね。
そこを裏切ってしまうと二度と信用できなくなるでしょう。快盗のスタンスが「後ろめたい手段を使ってでも目的を叶える」なのでノエルも同様に動いて裏切る可能性はありますが、その真意がここ数話で描かれた気持ちに反することはないと思います。
できればノエルの真意が断片的に描かれてきた気持ちをつなぎ合わせることで納得のいくものだと綺麗にまとまって良いと思います。

■金庫の意味は
・今回明らかになったのは「金色の金庫は現状だとvsチェンジャーでは開けられない」ということだけでした。仕組みがわかってないのでどういう意味なのかよくわかりません。
vsチェンジャー自体が「鍵を開ける能力」を持っていてそれを活かして開けているのか、それとも最初から金庫の鍵として作られた存在なのか。金庫もチェンジャーもわかっていない部分が多いので謎のままです。

・メタ的にもどういう意味なのか図りかねます。
ノエル関連のドラマ用の仕込みなのか、それとも金色の金庫も開けられるスーパー化用アイテムを出すためなのか。他にも金庫を開けるシーンが邪魔になってきたので「金色の金庫を開けるには力づくで壊すしかない=今後の金庫破りシーンの省略」という線も考えられます。

■実践は大切
・個人的にはしっかりと透真が料理するシーンを入れたのは良いことだと思いました。
これまでにもジュレで料理をしているシーンはありましたし、回想でも名門店に勤めていたことは描かれてきましたが、それとは別にやっておくことにも価値があると思います。やっぱり実践するかどうかで説得力が違いますから。

・特に調理の工程に時間を割いていたところが良かったです。
この手のパターンだと「ギャングラーも唸らせる料理」という展開だけで終わらせることが少なくありません。しかしそれでは回想などで語られただけの情報と大して変わりません。目に見える形で見せることに意義があると思います。


【アクション】

・今回も順当に良かったです。ルパンブルーのソバットは見せ場だけあってばっちり決まってました。

・個人的にはパトレンエックスの十手のコンパクトな攻めが良かったです。十手はデザイン的にはいまいちな印象でしたがアクションには良いですね。剣だと長さを持て余し気味になりがちですが、剣より短くそれでいて似たような動きはできるので動きがきびきびとしていました。

■グッティの大安売り
・最近等身大戦でのグッティの大安売りは少し引っかかっています。
序盤はここぞという場面でしか使ってこなかったのに最近は必要性を感じない場面でもおまけ程度に分身や三位一体を使っています。ノルマ解消用にやっつけ気味な感じでこれは褒められたことではないと思っています。


次回は魁利とツカサの二人がメインのお話のようです。
またノエルの話かなと思っていたので嬉しい誤算です。ずっと続けていると単調になってきますし、お芝居感が強まってしまいますので一旦ペースを崩すのは良いと思います。


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