『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第22話「人生に恋はつきもの」:感想

2018年7月8日

【ストーリー】

■わりと普通
・普通の回っぽい感じなのに香村さんが担当するとはどういうことか?と思っていましたが結局普通でした。内容としては他の脚本家に任せても問題無さそうに見えました。
それでもあえてやったからには意義があるのでしょうか。思い浮かぶ可能性としては

1)今後の伏線。ノエルは警察と快盗の協調関係を築きたいと考えていて、そのための布石として咲也と初美花の仲を後押ししたかった。
2)他の脚本家に「ノエルはこのくらい崩しても大丈夫です」と手本を示すため。
といったところです。あと今後に関係しそうな部分は正体を明かすどうかの逡巡ですかね。

■今回コグレさんから借りたコレクション
・今回登場したエックスエンペラーには関係ないみたいでした。全機合体やスーパー化に使うのでしょうか?
あるいはルパンコレクションの場合は単独でも効果があるのでコレクションの能力で何かするのかもしれません。次回のタイトルが金庫絡みでノエルは前にも金庫について言及していたので、既存の要素にこのコレクションが関係するとしたらその辺でしょうかね。


【アクション】

■地味だけど必要な工夫
・ドローン撮影を活かしてどうにか保たせた感じでした。
普通に撮ると敵が弱いのに多人数でボコることになってわりと退屈な映像になっていたと思います。戦隊が人数が多いのが基本な分、人が余ると酷い光景になりますからね。昔の戦隊ではよくある光景でした。

■エックスエンペラー
・実質二号ロボのエックスエンペラーが初登場しました。
個人的には変形がすごいと思いました。無理があるけど無理がありません。変形としては真面目に考えると可動部とか無駄が多いと思います。しかしX字と列車というモチーフを活かした変形方式としてはむしろ素晴らしいと思いました。どこがどうエックスか一目瞭然でした。

・モードチェンジするときに側転するのも面白いと思いました。バンクで済ますより味があって良いと思います。


次回は当座の敵になりそうな格下幹部っぽいのが登場するみたいです。
予告を見たときには「夏休み用にしては早くない?」と思いましたがどうなんでしょう? 料理とか当初はギャグなのかなと思いましたが、タイトルが「ステイタス・ゴールド」とギャングラーの設定絡みですし 脚本が香村さんなのでそこまでギャグではなさそうです。

コメント

2 件のコメント :

  1. 2)に関連しますが、快盗の命がピンチになった時、その責任が自分にあるときに、これまで胡散臭さしか見せなかったノエルがどんな反応をしてどう動くのか、本当はどんな奴なのかをメインライターが窺わせておく必要はあったかと思います。実際個人的には彼の好感度は今回でかなり上がりました。

    >「夏休み用にしては早くない?」
    ノエルにいつまでも無双させず、かと言って意味なく弱体化させないため、更には今後のパワーアップに繋げるために敵のランクを底上げする狙いもあるのかなと思いました。

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    1. >これまで胡散臭さしか見せなかったノエルがどんな反応をしてどう動くのか、本当はどんな奴なのかをメインライターが窺わせておく必要はあったかと思います。実際個人的には彼の好感度は今回でかなり上がりました。

      そういう可能性は充分考えられると思います。
      私の印象では白黒つかない段階では「これは本気? それともそう思わせるための芝居?」と疑ってかかるので現時点での好感度には結びつきませんが。

      >ノエルにいつまでも無双させず、かと言って意味なく弱体化させないため、更には今後のパワーアップに繋げるために敵のランクを底上げする狙いもあるのかなと思いました。

      強敵の出現にはそういう意図はあると思います。
      ただし、「それを新しい敵でやる必要はあるか?」という点では疑問が残ります。追加戦士というと「旧メンバーが勝てなかった敵にあっさり勝つ追加戦士」という形で登場することがよくありますが、エックスは強さが強調されているわけではありませんし。
      私は「そもそも香村さんは”夏休み用の敵”を意識したことがない(話の進展に合わせて必要な敵を出しただけ)」という線を疑っています。

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