『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第21話「敵か味方か、乗るか乗らないか」:感想

2018年7月1日


【ストーリー】

■続・敵か味方か
・ノエルは相変わらずどっちの味方だかわかりませんね。
コグレさんとは仲間のはずなのに態度が怪しくて、どちらかというと快盗か警察かよりもコグレさんとの関係のほうが白黒ついた感じがしました。もっとも次回になったら今回の展開みたいにコグレさんに「○○するためにコレクションは手元にあったほうが良いと思う」とか提案してまたわからなくなってくるかもしれませんが。

・「平和のため」というのは本当っぽい印象を受けました。
しかしそれも誰の平和でどんな平和なのかがわからないと肯定できません。ひょっとしたら「俺が世界征服すれば世界は平和になる!」とか「ギャングラーが正義だ!」なんて平和かもしれませんからね。やっぱり信用はできない状況です。

・まだまだ振り回されそうだけど、いくつかわかったこともあるからそれなりにすっきりしました。
警察側の装備はノエルの独断でコグレさんは知らなかったらしいです。ルパン家側も一枚岩ではないのかもしれません。周りと歩調の合わない独断行動というとドグラニオやザミーゴもそうなのでそちらとの関係も気になるところです。
もっともこれも快盗に聞かせるために二人で示し合わせた上での作り話かもしれませんけどね。最後の今回の種明かしにはそういう意味も含まれているのかもしれません。

・話の落とし所は香村さんらしくて面白かったです。
快盗側はリスク承知で利用する。圭一郎は行動ではなく平和への思いを信じる。どちらも納得でした。
コレクションを盗むところはかなりおバカなシーンでしたが、あれも”カバ”だけにって話なんだったんでしょうかね。


【アクション】

・今回は快盗vsエックスのバトルがかっこよかったです。
途中も一進一退で白熱していましたし、コレクションを奪うのが目的なのでイエローが落としかけたのをブルーが拾ってカバーしたり、緊張感がありました。
特に最後のルパンレッドが飛び蹴りを入れるところはアングルがかっこよかったです。さすがは加藤監督でした。

■巨大戦
・OPにエックス用のロボが映っていたから今回登場するのかと思っていましたが、パトレントレインだけでした。
パトレントレインは肩アーマー付きでいかにもかっこいい系なデザインですね。ルパパトの換装は全体のシルエットがけっこう変わるところが地味に好きです。


次回は咲也と初美花の関係をノエルがサポートするという一見するとどうでもよさげな展開ですが脚本は引き続き香村さんのままなので何かありそうです。
個人的にはエックスのロボに注目しています。次回予告で鈍重な巨大ロボでは珍しいハイキックをしていました。ひょっとして動けるタイプなのかと期待しています。巨大戦はどうしても動きに欠けるのでアクションができるロボが来ると嬉しいです。

コメント

2 件のコメント :

  1. ルパンとエックスとのバトルで、最初のエックスの銃撃を三人がかわし、さらにエックスの剣をレッドが受け止めるところでルパン側の強さも細かい動きで表現しているなと感心したのですが、そのあとにお芝居だったと種明かしされてさらに互角だったことに納得が行きました。脚本と演出の両方でフォローしていくのが良いと思います。

    あとは最近影が薄めのギャングラー側もそろそろ存在感が欲しいですね。メインの香村さんが戻ってきたのでザミーゴも含めて話が動き出すのを期待します。

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    1. >脚本と演出の両方でフォローしていくのが良いと思います。

      アクションで解釈の幅が広がるのは良いことだと思います。映像作品ですからね。

      >最近影が薄めのギャングラー側もそろそろ存在感が欲しいですね。

      そうですね。ただの悪役で終わらせるにしては時間を割き過ぎているのでこちらも順次進めてほしいです。

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