『仮面ライダービルド』 第41話「ベストマッチの真実」:感想

2018年6月24日

■今週の新設定
・またまたまたのもらったデータには笑ってしまいました。本当にスタッフがこのパターンが好きですね。
ビルドシステムを作ったのは葛城巧じゃなかったなんて驚きです。 基本ができてるものを完成させただけのやつが天才とは… いや~ビルド世界の日本語は難しいです。

・一番驚いたのは「既知の物理現象とは異なる」とか言い出したことでした。
え、火星から持ち帰った箱のせいで突然地面から壁が生えたり謎物質で構成されたガスが吹き出たり、宇宙人が超能力を使うのは物理現象とは科学的には普通のことだったのですか? もしそうなら「パンドラボックスの持つ強大なパワー(ただ出力がすごいだけでエネルギー自体は至って普通)」 ということだったのでしょうか? 聞いた瞬間「取り消すなら今のうちだよ?」と問いかけたくなるような内容にびっくりしました。

■ベストマッチの真相
・タイトルにもしたわりに本編で投げただけでした。特に意味はないって何ですか。意味がないなら「ベストマッチの意味がわかった」なんてみんなの前で口に出す必要ないでしょう。

・そもそもベストマッチが石動の思考をなぞったものなら、じゃあエボルマッチはエボルトが好きなものなのなんですかね? 好きなものでないとしても、今まで感情が無かったのになんで特定の物にこだわりがあるんでしょう?

■総集編という名の歴史改変
・これまでの出来事をまとめて振り返るという名目の元に歴史改変が行われていて唖然としました。

・「1クールに出たスマッシュは戦兎たちゆかりの人物」って、鍋島も関係ないですよね。「龍我をはめたのが鍋島だから」と理由に挙げていましたがそもそもはめたこと自体がスタークたちに命じられてやったのだから因果関係がおかしいと思います。佐藤太郎自体も同じく巻き込まれただけでしょう。鍋島も佐藤太郎(の友達)もたまたま巻き込まれただけで、田中さん(仮名)とかでも問題なかったはずです。それを因果関係として用いるスタッフの脳みそが本気で心配になりました。

・戦兎が乗っ取られたことが予定に含まれていたのもおかしいと思いました。
必要なのは「ビルド」であって、本来は龍我の身体のままビルドになる予定だったはずです。

■わけがわからない
・上に書いた以外にもわけがわからないことが続きました。
ジーニアスが殴ったせいでエボルトに感情が芽生え、戦兎も特に意図があってやったわけではなさそうに見えたことが不思議でした。「感情=ハザードレベル=強さ」という関係は馬鹿でも知ってる話なのにエボルトをパワーアップさせてどうするのでしょう?

・個人的にはそもそもエボルトに感情がなかったという話が眉唾ものでした。
登場人物で一番感情豊かだったと思います。あれで「感情無いから」って閃乱カグラかよと思いました。
 
・火星人には感情がないことにされているのもどうかと思いました。
なんで戦兎たちがそんなこと断言できるのでしょう。科学というジャンルのプロのくせに他のジャンルへの敬意がありません。たぶんスタッフがベルナージュの存在を忘れているだけなのでしょうが。

・卑怯な手でようやく勝てる主人公と正々堂々戦って勝つ敵という構図も正気を疑いました。かっこ悪いどころの話じゃないと思います。

 「お前を倒さないと俺は殺される」→「ネビュラガスは抜いたからもう大丈夫です(原因を断ててないから大丈夫じゃなくて殺される)」
「ロストボトルを挿せば一巻の終わり(ジーニアスなら消せるのでは?)」→「中和されるなんてびっくりー」
なんてもうギャグでした。総集編のときのギャグの入れ方もとても成人男性の所業とは思えない光景でした。
今回は一段とスタッフの頭がイかれてるようにしか見えない展開ばかりでした。ひょっとしたら本当に感情がないのはスタッフのほうではないかと疑わしく思えてきました。感情がない人にギャグを扱わせるのは酷でしょう。こんなことになるのも仕方ないのかもしれません。

・個人的には「お前がいくら壊そうと俺がビルドする!」とか戦兎が言い出したことに首を傾げました。
それ自体は問題ない発言なのですが「戦争が起こって多くの人が犠牲になった。その戦争を引き起こしたのは今戦っているエボルトである」という文脈につなげると、「お前が壊したもの=人命も含まれる」となるため「俺がビルドする=人の命もどうこうする」という意味合いが生じてしまうと思います。私の理解の範囲では明らかに物語に合っていない内容です。戦兎はこれまでの出来事を背負って戦っているはずだから「この発言に昔のことは含まれてません」とは絶対に言えない立場でしょう。良いことを言ったつもりが盛大に自爆しているように思える発言でした。


次回は「親父のこと信じてたのに!」みたいな展開になりそうでした。
ずいぶん前に「世界がどうのこうの言ってきたのに今更父親1人にこだわりだすんじゃないだろうな?」と危惧しましたが忘れた頃にやってきそうです。


コメント

14 件のコメント :

  1. こんにちは。
    ベストマッチの法則は愛と破壊という事が判明しましたね。
    確かに「ああ、なるほど」って思う組み合わせはいくつかあるのですが、(タカ×ガトリングとか)
    ニンニンコミックとかどうやってコミックでニンジャを破壊するんだよと思いました...
    キードラゴンはあらゆる物を破壊するドラゴンをカギで封印するって感じでまだ分かるんですけども...
    結局ほとんど適当に決めた感が否めないんですよね..
    最初の辺りに説明しておくべきだったと思います。

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    1. 俺さん、こんにちは。

      私は元から全然ピンと来ませんでしたし、説明を聞いても「これなら触れないほうがマシだったのでは?」という印象です。

      それに愛と破壊だのと銘打っても結局ベストマッチの音声は説明できてないと思います。
      たとえばラビットタンクの「鋼のムーンサルト」のように2つの要素を混ぜた文言になっていて「好きなものとそれを破壊するもの」という関係性を反映できていないと思います。今回の説明で言うなら「鋼鉄の兎狩り」とかになるはずだと思います。
      本当に最良の組み合わせだと言うのなら、この先で「愛と破壊の組み合わせ自体が最良の組み合わせである」と描写できないと説明にならないと私は思います。

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  2. 初めてのコメント失礼します
    自分はストーリーはあまり気にしない方なのですが、戦闘がどんどん面白くなくなって来ているのがキツイです
    ジーニアスは全てのボトル成分を使いこなせると聞いて初期の様々な戦い方をしてくれるビルドが戻ってくると思っていたのですが、今の所特色がスピードしかないというか見えない高速戦闘を繰り広げられても正直反応に困ります…

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    1. 匿名さん、はじめまして。

      >今の所特色がスピードしかないというか見えない高速戦闘を繰り広げられても正直反応に困ります…

      全然設定が反映されていませんよね。
      これでは60本のボトルと言われても「新しいボトルが60本か。一つが高速移動で後ハ何?」という感じです。ただ強いだけで個性がないのはスパークリングもハザードもそうだったのでいい加減にしてほしいです。

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  3. 特にゴースト辺りからでしょうか、物語の根幹となるような説明の最中でも平気で無節操なギャグを挟むようになったのは。もしかして、これは「正直我々も場当たり的に考えた設定なので、あんまり真剣に見ないでください」というスタッフからのメッセージなのでしょうか。

    少なくとも、説明パートで子供たちを退屈させないように、なんて理由ではないですよね。ライダーより対象年齢が低いはずの戦隊はここまでクドいギャグなんか今までやったことありませんし。

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    1. 中途半端な姿勢だと思います。戦隊なら半端にシリアスを混ぜるくらいなら、子供にとって面白くないならスパッと止めて楽しい展開にすることを心がけると思います。

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  4. 感想お疲れ様です。

    ストーリーはいつもの引き延ばしだったので、冷ややかな目で見てましたが戦兎の父の教え子の死亡シーンでこれみよがしにエボルのムチ?を目の前で数秒見せつけてから刺すという描写にはため息しかでません。普通に教え子が話しているときにいきなり声を詰まらせる⇒ビルドが下を向くと教え子の腹にムチ?が刺さっている⇒教え子死亡、この流れのほうが自然だと思うのですが、スタッフは戦兎くんをよっぽどバカに見せたいんですかね。

    あと管理人様は響鬼の感想についてのコメントで井上敏樹の作品は嫌いとおっしゃっていましたが、理由としては戦闘(アクション)軽視+レギュラー陣(味方側)に不快なキャラ(555でいうと草加、キバでいうと音也?)がよく出てくる。といったあたりでしょうか?

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    1. >スタッフは戦兎くんをよっぽどバカに見せたいんですかね。

      私はそういう意図すら無いんじゃないかなと疑っています。単純に馬鹿に見えるということすら考えたことがないか、思いついても「別にもそれでもいいや」と思っているのだろうと考えています。そうでもないと一つの話の範囲ですらここまでめちゃくちゃになる展開は通らないと思います。

      >理由としては戦闘(アクション)軽視+レギュラー陣(味方側)に不快なキャラ(555でいうと草加、キバでいうと音也?)がよく出てくる。といったあたりでしょうか?

      一言で言うと「思想が嫌い」です。
      井上敏樹さんはどうも勧善懲悪のヒーローものに否定的なように見えます。個人の思想としてそう思うのは自由です。しかしそれをヒーローものに持ち込んだら作品が無茶苦茶になると思います。販促にもやる気がなく、バトルも適当、登場人物はヒーローと関係なしのキャラ立て。やる気がないなら引き受けるべきでないと思いますし、理由があって引き受けたなら自分の好みは置いておいてベストを尽くすのがプロとしてあるべき姿だと思います。作風以前に人間性が嫌いなことが、私が「井上アンチ」と名乗る理由です。

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  5. こんにちは。
    ベストマッチの説明はなんで今更したのでしょうね。
    当初から組み合わせの意味が分からないとは言われていましたが、
    どうせ特に理由なんかないだろうと思っていましたし、
    わざわざ説明されてしかも結局よく分からないので面食らいました。
    一部はそうなのだと言われればそうなのかと納得するしかないものの、
    下手に規則性が提示されたせいで
    フォームによっては強引なこじつけくさくなってしまい、説明されるとかえってバカバカしさが増してしまいますし、
    結局なんでそれを選んだんだよと言う疑問は解決されず、
    触れないでいた方がマシだったのでは?と私も感じました。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      あえて藪を突くからには何か方策があるのだろうと思っていましたが何もありませんでしたね。何がしたかったのか全然わかりません。

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  6. コメント失礼します。
    前回の話で諸田監督が元凶じゃないか?という意見をした者です。
    私は基本的にストーリーにそこまで細かい事を気にしなくても後で分かるからそれなりに盛り上がる描写さえ見せてくれれば良いという考えの者ですが、ビルドはエボルに変身してからあれ?という考えが浮かんで疑問に思ってましたがこの演出で分かりました。

    先ずは井上並みに販促が?な所です。
    クローズマグマやジーニアスに爽快感が無いのが残念で仕方ありません。
    これには最強フォームの演出する監督の法則を見てみると、コズミック初の坂本監督とインフィニティー初の柴崎監督は前編に危機感が伝わりそこから来る奇跡の展開と演出に満足でした。

    一方、私が今疑問視している諸田監督はエクストリームとプトティラでは相棒として受け入れる事と制御できなくて暴走する危険性を表現していたから楽しめましたが、タイプトライドロンとジーニアスに関しては仕方なくやってる感が視てる側から伝わってきます。

    極アームズは戦闘なら未だ良いのです。
    しかし石田監督はギャグ描写を無理に入れてる感が強く諸田監督に伝染してる気がします。

    仁良の最後、ムゲン魂、ムテキゲーマーは手心があれば良いのにというのは山口監督でした。

    管理人様もスタッフの対応に呆れて面倒なのは承知ですが、戦隊で加藤監督を絶賛してる様にライダーで監督やPの法則を見出だすと引っ掛かりが少しだけでも分かるかもしれません。
    だからといって高寺Pの様に徹底した赤ペン先生且つ予算を無駄遣いしない様な人がいないと改善される訳はありませんが。

    例:柴崎監督はライダー向きで戦隊は不向き、中澤監督は宇津宮Pとの相性なら戦隊ライダー共にこなしている、荒川脚本はクウガやゴーカイジャーといった壮大な設定なら良いけどサブだと変、坂本監督はMEGA MAXまでなら良かったのに暴走が過ぎてるしワンパターンに感じる、金田監督なら採石場で夜中にナパームぶっ放してヒーローがぶっ飛ばされるシーンを映画で3回(レッツゴー・ヒーロー大戦Z・ジェネシス)もやってる。

    長文失礼しました。

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    1. >これには最強フォームの演出する監督の法則を見てみると、コズミック初の坂本監督とインフィニティー初の柴崎監督は前編に危機感が伝わりそこから来る奇跡の展開と演出に満足でした。

      先に確認しておきたいのですがこれはストーリー展開のことではなく、撮影と演出のお話でよろしいでしょうか? ストーリー展開も含めると監督ではなく「シリーズ構成/その回の脚本家/プロデューサーが違うから」という要因を疑う必要が出てくると思います。

      >ライダーで監督やPの法則を見出だすと引っ掛かりが少しだけでも分かるかもしれません。

      確かに傾向は掴めると思いますが、私はやる気が出ません。
      「いつも面白いけど定期的につまらない回がある。それは決まってある監督の回だった」とか、逆に「いつも面白くないけどときどき面白い回がある」という場合にはその理由が知りたくなりますが、近年のライダーの場合「いつも基本的に大したことない。ときどきすごく酷い」という状況なので面白くないと酷いの違いを調べる気になりません。

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  7. ほぼ丸々一週間遅れで観ました

    あれだけ悔やんだ父親の仇の話をしているにも関わらず、有り得ない服着て走り回った挙句俺は負けてないだの騒ぐ幻徳の神経が判りません
    ああするなら、他のキャラに「あまり悔やんでも仕方ないだろ」みたいな説得受けてからはっちゃけ過ぎる展開にするなどワンクッション必要だった気がします

    今までずっと一人勝ち状態だったエボルトに不安定な精神を植え付けて攻略するというのは理に適ってるかもしれませんが、描き方によっては非常に後味が悪くなりそうなので不安でもあります

    「この手でビルドする!」と言いますが、今のところ彼らに人間の蘇生技術はありませんよね。なのに人が殺された直後にそれを言うのは違和感を感じてしまったり。順当に考えるなら「俺達が平和な世の中を作る」って意味かもしれませんが…

    あと、戦兎の父親の思考に関する話はだいたい都合良い妄想ですよね。石動パパの良い人エピソード聞いたばかりなので「じゃあ俺の父親も良い人に違いない!」と思っただけの話なんでしょうかね

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    1. >あれだけ悔やんだ父親の仇の話をしているにも関わらず、有り得ない服着て走り回った挙句俺は負けてないだの騒ぐ幻徳の神経が判りません

      幻徳の印象が悪くなるのは確実なのにあの展開をやるのはなぜなのでしょうね? やるならやるで今度は深刻ぶった展開をやらないでおくべきだったと思います。スタッフの考えが理解できません。

      >今までずっと一人勝ち状態だったエボルトに不安定な精神を植え付けて攻略するというのは理に適ってるかもしれませんが、描き方によっては非常に後味が悪くなりそうなので不安でもあります

      メタ的な面では理にかなわないと私は思います。
      それはつまり「ビルドたちじゃ卑怯な手を使わないとエボルトには勝てない」という話になってしまいかっこ悪すぎると思います。

      >順当に考えるなら「俺達が平和な世の中を作る」って意味かもしれませんが…

      ところがどっこい、それが通じるかは怪しいと思います。
      戦兎がビルドするのは「エボルトが壊したもの」なのでこの理屈にあてはめると「エボルトが壊す前は世の中は平和だった」という前提が必要になってきます。エボルトが介入する以前の描写がないので平和とも平和でないとも語りようがありません。国内だけでなく外国のこともありますし。

      >戦兎の父親の思考に関する話はだいたい都合良い妄想ですよね。

      これは情報がないので何とも言えないと思います。
      戦兎の記憶には父親の良い思い出があるのかもしれませんし、戦兎なので妄想である可能性もあり得ます。
      どちらにしてもそもそも論理的思考で考えると、「良い父親だからといって誰にとっても善人であるとは限らない」と考えるほうが妥当でしょう。戦兎の言っていることは全く意味がない感情論だと思います。「愛と平和のために戦う」と言いながら私情丸出しなのはダメだと思います。

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