『仮面ライダービルド』 第11話「燃えろドラゴン」:感想
【ストーリー】
・…なんですが誕生の経緯は今ひとつな印象でした。私は龍我の気持ちについていけませんでした。あれで誰かを守りたいという気持ちが生まれるのでしょうか。「『人々を守って』という彼女の思いを守りたい」という話なのかと考えてしまいました。
・龍我にとって亡くなった彼女が最も重要というのは理解しているつもりです。だから、きっかけとしては納得がいきます。
しかし視聴者側には彼女さんに対する思い入れまではないため「理解はできるけど共感はできない」流れだったと思います。
個人的にはクローズ誕生に戦兎との関係も絡めてほしかったです。視聴者がよく知っているのは龍我と彼女の関係ではなく、戦兎との関係なのでそのほうが共感できたと思います。
・私の場合、遺言状の内容もちょっとついていけませんでした。
チンピラ上がりの格闘家に「人々を守って」と願う彼女さんはいったいどんな人だったのでしょう? スケールが大きすぎる考え方に戸惑いました。
けっこう違和感を感じる言葉だったのであの手紙を墓に置いたのは戦兎という話になったときに龍我が「あの手紙書いたのお前だろ。カスミはあんなこと言わねぇ」とツッコまれるかと思いました。
■記者さん
・切り捨てられました。もう役割がないように見えのですがこのまま退場するのでしょうかね? 普通に考えれば他のスマッシュ同様に組織や会長に関する記憶は消されているはずなので情報源としても何の役にも立たないはずです。脇役としてフェードアウトして、ときどき久しぶりに登場しては情報を持ってくるくらいが関の山に思えます。
【アクション】
・ドラゴンモチーフで見た目は正統派にかっこよかったです。正統派過ぎて逆に没個性的な感じすらあります。
・アクションもスマートなパンチスタイルでかっこよかったです。
いつもながら剣を持つと相対的に残念な感じを受けてしまいます。ずっと素手で戦ってほしいです。こういうときは販促が恨めしくなります。
・必殺技は龍騎+アクセルグランツァーという感じの横蹴りでした。正面から映すなら横蹴りのほうが見栄えが効きますね。足を前に出して突進するだけのいつものライダーキックよりこっちのほうがかっこいいと思います。
・ボトルは一本で変身するタイプみたいですね。フォームチェンジするタイプには見えないし、武器も特に必殺技以外はボトルに対応していないみたいですが、どういうふうにボトルを活用するでしょう? 必殺技専用だと寂しいと思います。
ストーリー面での必要性に合わせて登場したクローズですが、次回ではもう戦兎がボトルを取り戻すようです。更に新しいボトルとフォームまで手に入れるみたいでさっそくクローズの必要性が怪しくなってくる内容に戸惑っています。
ベルトが一本しかない現状だと本当に「必要ない」状況にどちらかがなってしまうのですがどうするつもりなのでしょう?
予告でビルドとクローズが同時にローグとスタークと戦闘している場面があったのでベルトは来週新造されるんじゃないですかね
返信削除増えるにしても理由をどうするのか気になります。
削除戦兎が作れるなら龍我をライダーにしようと思った時点で用意しておくほうがスマートですし、またスタークの手引の元に拾わせてもらうのではかっこ悪すぎだと思います。上手くやってくれるといいのですが…
返信削除『人々を守って~』の発言は彼女の想いでしょうね。
チンピラの龍我はイライラしている時や、好感度の低い相手(戦兎のバンドメンバー)に対しては当たりがキツイ部分がありますし。
とは言え、根っこには確かな優しさ(子供や自分と接する)があるのを知っているので、負を纏った攻撃的な感情で戦うよりも、優しさの方を抱えて戦ってほしいと言う願いだったのだと思います。
まあ彼女さんは死んだ時のショックが少ないように、二話と言う段階で消したのだと思いますから、龍我との関係性はある程度、想像や妄想で補ってもらうことを想定しているのでしょうね。
エグゼイドでも感じましたが、重要な場面であったとしても、『都合のいい感じに想像して補完してくれ』と言うスタンスをとっているように感じます。
良くも悪くもその辺りがツイッター受けなどを狙っているのかもと感じました。
私はある程度描写しないとドラマにならないと思うのでそういう考え方は嫌いです。
削除そういう考え方だと突き詰めていくと「こいつは良いやつです。あいつは悪いやつです」と一言言うだけで全てが済んでしまいます。私にとってはそんな物語は面白くありません。どこがどう良くて、どこがどう悪いのかを描くのがドラマだと思います。
「補完」というのは掠れた線を補う程度であって、元から書かれていない線を補うのは「創作」の領域になると思います。
香澄の手紙だとしたら、どうやって戦兎が入手したんですかね? 墓の場所を知ってる理由も気になりますし。
返信削除作中での事実は情報がないので謎です。
削除常識的な範疇で推測するなら、私は以下のような出来事があったのではないかと考えます。
1)戦兎が龍我のために香澄のお墓の場所を調べるために香澄の遺族に接触。
(どうやって遺族の居場所を調べたのかは不明)
2)遺族から龍我への手紙を託される。
(戦兎が龍我のことを話したのか、黙っていたけど遺族に龍我の知り合いだと気取られたのかは不明)
という経緯が最も常識的な流れだと思います。
一番の謎は「いつ戦兎は手紙を手に入れたのか」だと思います。
前回のパンドラボックス争奪戦からそれほど日にちが空いたようにも見えなかったので争奪戦以降とは思えません。相応の時間が経過していたなら今回冒頭の龍我の変身問題の会話が今更過ぎて反応がおかしくなると思います。
しかしもっと前に手に入れていたとすると、黙って隠していた戦兎の誠意が疑われる行動になるでしょう。私は辻褄の合いそうな仮説が浮かびません。
ご都合主義な印象の第11話。
返信削除クローズドラゴン、本来の用途。
龍我の御守り役のクローズドラゴンが如何にして変身アイテムになるのかと思ったら、最初から龍我が変身するのを前提としたアシストアイテムだった……って、何?この取って付けたような設定。
葛城巧のUSBにはビルドだけでなく、スタークのPVも収録されていた。
あのUSBって、データを開けるのと同時に動画が流れていたと思っていたのですが、キーワードを打ち込む事が出来たんだ……。戦兎達は何故最初データを開けた時に気付かなかったんだか
龍我の恋人・香澄の手紙
何故このタイミングでこんな物が出てくる?
滝川紗羽、スマッシュに
あんなあからさまに怪しい挙動で盗聴器を回収しようとしたり、下手くそな言い訳で美空の追及をかわそうとしたり、美空に盗聴器がバレた事を報告したらファウストに売られてスマッシュに……と雑でご都合的な扱いだったなぁ。次回、事情を説明したあと退場するんですかね。
>龍我の御守り役のクローズドラゴンが如何にして変身アイテムになるのかと思ったら、最初から龍我が変身するのを前提としたアシストアイテムだった……って、何?この取って付けたような設定。
削除あまり意味のない設定でしたね。一番役に立ったのが「毒を吸い出す」という本来の役割と全く関係ない機能でした。これなら今回龍我用に開発しても大差ないと思います。
>戦兎達は何故最初データを開けた時に気付かなかったんだか
一通りの研究データが全て詰め込まれているようですから量が膨大なんでしょうかね。それにしたってキーワード検索で引っかかるなら当面の敵であるブラッドスタークのことくらい目を通しておいて然るべきではないかと思いますが。
>あんなあからさまに怪しい挙動で盗聴器を回収しようとしたり、下手くそな言い訳で美空の追及をかわそうとしたり
あれは意味を求めるべきシーンなのか判断に困りました。
「どうせいつもの何も考えてない撮影ミス」とも考えられますし、意味を求めるなら「本来はスパイではないためやることが雑=わけあってスパイをやっているだけで元から悪人ではない」とも解釈できます。
そもそも遺族が香澄の死を知ったとするなら普通に考えれば戦兎経由ですよね?
返信削除だとすると見ず知らずの人の言葉を信じて娘の墓を建ててしまったことになるんでしょうか...
情報がまるでないため全て推測になりますが、そうとは限らないと思います。
削除あの世界でのスマッシュ被験者、及びスマッシュに襲われた犠牲者の公的な扱い次第では戦兎が伝えなくても遺族がお墓に入れる道筋はあると思います。
警察もグルのようですからたとえば、予め被験者の身分証などを保存しておき、死んだ後に「スマッシュが破壊した場所からこの身分証が発見されました」なんて警察が遺族に伝えた上に行方不明のままなら公的にも遺族にとっても死亡扱いにすることは難しくないでしょう。
家族の死なんてデリケートな問題で赤の他人の戦兎の言うことを鵜呑みにするほうが不自然なので何か公的な裏工作が行われているのだと思います。