『宇宙戦隊キュウレンジャー』 第38話「おっタマげ!危機9連発!」:感想
■司令回?
・司令回と思しき回だったのですが、個人的には司令の印象はむしろ下がりました。普通の戦闘では全然だし、独自の役割も汎用性がなくてこれから使い所があるように見えず、司令の良さが見えてきませんでした。
あれなら「ツルギはメンバーの能力は知っているけれども司令は各メンバーの個性まで知っているから性格まで踏まえた的確な指示や役割分担ができる。一見すると見当違いな振り分けだが実は的確な指示で今回の試練をクリアしていく」という展開のほうが良いんじゃないかと思いました。
・それと怪人とのバトルでのギャグ描写が悪かったと思います。
司令が渡した子犬キュータマたちのせいで劣勢になったように見えて、司令が自分の見せ場を作るためにわざと負けさせたように見えるところがありました。あれなら普通にキュータマだけ渡して雑魚を他のメンバーに任せて、司令が怪人と戦って倒すほうがマシだったと思います。
■エンプティキュータマ
・そんなものあったんですね…
そんなのがあったなら各星座に行ったついでにキュータマを作っておけば戦力アップできたのではとかアルゴ船用のキュータマはどうなんだろうとか、余計な疑問が浮かびました。キュータマの生成方法は特に語られたことがなかったですが、エンプティキュータマの設定自体は前からあったんでしょうかね?
■ツルギの設定
・登場当初は「俺様の盾になれ」と仲間の使い捨てはやむを得ないという考えだったはずですが最近はすっかりその設定は無くなったように思います。変わったなら変わったでいいのだけど、それなら今回も葛藤する描写を入れてほしかったです。司令の悩みの主な原因はツルギのはずですし、そこで二人の差を描くのは充分有りだと思います。
■組み換え遊び
・「人数余ってるな」と思いながら巨大戦を見ていたので、リュウテイオーにギガントホウオーのブースターだけを付けて5人乗りにしたことには感心しました。
キュウレンジャーは元々人数が多いせいかパーツ換装だけでこういう組み換えは初めてでした。もう話数が少ないので予算と手間の関係上難しいでしょうが、こういう楽しみがまたあると良いなぁと思いました。
次回はアントン博士やチャンプの暴走問題を片付けていく…と思うのですがなぜかギャグ全開の雰囲気でした。脚本はまたしても毛利さんです。ちょっと毛利さんの正気が心配になってくる今日このごろです。
キュータマが人工物なのか自然物なのか曖昧な中、エンプティキュータマは設定を説明するのにこれ以上ないくらい持って来いだったと思うんですけどね…何で今頃になって。
返信削除・まずリベリオンが型枠だけのエンプティキュータマを作成し、それに星座や惑星が持つキューエナジーを注ぐことで初めてキュータマとして完成する。
・キュウレンジャーは自分自身がキューエナジーを持つ特異体質の適合者で、自分のキューエナジーから専用をチェンジキュータマを生み出している。
・アルゴ船に関連する3つのキュータマも、300年前にツルギと88星座の戦士が創り出し、その後ジャークマターに見つからないよう各地に隠した。ベラのホキュータマは、偶然住人が掘り起こしたそれを宝として奉ったもの。
みたいな感じならそういう疑問も一挙に解消されるのですが。
キュータマに限らず、リベリオン、ジャークマター、宇宙連邦、300年前の戦士、ラッキーの生い立ちと、毛利はその場その場で思いついた設定を殴り書いて、あとは忘れてるんでしょうか?
というかこの最終局面になってやるような内容じゃないよねこれ。大体何でレジスタンスが独裁政権のお遊びに付き合う必要がある?
>キュータマが人工物なのか自然物なのか曖昧な中、エンプティキュータマは設定を説明するのにこれ以上ないくらい持って来いだったと思うんですけどね…何で今頃になって。
削除キュータマを作ろうって話がありませんでしたしサイコーキュータマも星座がどうのという話だったので、人間が作ろうと思って作れるものではないのであろうと私も思っていました。
>キュータマに限らず、リベリオン、ジャークマター、宇宙連邦、300年前の戦士、ラッキーの生い立ちと、毛利はその場その場で思いついた設定を殴り書いて、あとは忘れてるんでしょうか?
歴史改ざんはジャアクマターの十八番ですから。ひょっとしたらいつの間にかなかったことになっているのかもしれません。
>大体何でレジスタンスが独裁政権のお遊びに付き合う必要がある?
ないでしょうね。最近はジャアクマター支配下の惑星を救うこともなく、地球のモライマーズにも関心がなく、大元であるドンアルマゲを倒すという大義のために動いていたはずなので個人的事情で動くことに違和感を感じました。
あれはキュウレンジャーとしての活動ではなく、ラッキー個人とそのシンパの起こしたクーデターでしかないのだと思います。