『宇宙戦隊キュウレンジャー』 第37話「ラッキー、父との再会」:感想

2017年11月12日

【ストーリー】

■いつもどおりの薄さ
・「主人公が実は自分は亡国の王子だったと知り、故郷を救って王となる」というと大きな展開のはずなのにいつもどおりの話の薄さでした。こんな劇的な展開なのに「別に見なくても問題ない」と言えそうな内容であることに戸惑います。
主人公だからという点を除いても、視聴者どころか登場人物ですら「どうせ洗脳されてるか偽物だろう」と断定していて、実際そのとおりでしかありませんでした。この展開の何を楽しめばいいのかさっぱりわかりませんでした。

・個人的にはラッキーが王様になること自体が物語として順当なのかどうか疑問に感じました。
どんどん増えていくキュウレンジャーや宇宙を救うという目的に照らし合わせると、ラッキーが王様になるよりも王子であることを黙って民衆に対して「みんなの手でみんなの国を作ろう。そうすれば王様も救世主も必要ない!」と先導して自由を勝ち取らせて黙って立ち去るほうがラッキーらしいんじゃないかと私は思いました。

・少なくとも「実は王子だったから王様になる」なんてのはラッキーらしくないと思います。
「理不尽や逆境もツキを呼び込んでねじ伏せる」のがラッキー流のようですから自分がそう望んでいるわけでもないのに生まれに従うなんてラッキーらしくないと思います。

■絶望的に噛み合ってない
・ククルーガとラッキーの関係が死ぬほど噛み合っていなくて呆然としました。
「これで決着をつけてやる!」とラッキーが言いましたが、ククルーガは何度も蘇っていますし、再生を防ぐ手段を見つけたわけでもありませんからまた復活するでしょう。そもそも前の時点でラッキーがククルーガを倒したことがあるので今回が始まった時点で台無しです。
幹部の復活は当初から予定していたであろう内容なのにここまで齟齬が起きていることが不思議で仕方ありません。普通だったら「途中で設定が変わったのだろうか?」と疑問を持つところです。本当に「どうしてこうなった…」としか言いようがありません。

■そこで”ラッキー”?
・ラッキーを救った雷雲が本当にただの幸運だったことに驚きました。
その前にツルギたちがあっさりやられていましたし、雷雲は雨を降らせるためにキュウレンジャーが創り出したものだと思っていたからです。まさかそこでラッキーが来るとは思いもしない展開でした。個人的にはラッキーの幸運よりもメンバーの不手際のほうが印象に残ってしまいました。今更ラッキーの幸運要素がアピールされたことと合わせて戸惑いました。


【アクション】

・オオカミブルーたちがツヨインダベーを倒したときの奥行きのある立体的なアクションやシシレッドオリオンのアクションはかっこよかったです。特に変わった内容がなくてもかっこよく見せられるのはシンプルだけどすごいと思います。


次回、馬鹿っぽい雰囲気だから井上テテさんかな?と思いましたが毛利さんらしいです。唐突にキュータマ集めなんて回り道を堂々と始めたことと合わせて、スタッフが何を考えているのか不思議です。もっとやることあると思うんですが…

コメント

2 件のコメント :

  1. 正直父親が死んでラッキーは言い方がどうあれサイコと感じましたわ
    個人的にはニンニンジャー並の作品評価になりそうです

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    1. 言葉の響きはよろしくなかったですね。
      ラッキーにとっての「よっしゃ、ラッキー」は「逆境を跳ね除ける幸運を呼び込むためのキーフレーズ」らしいので、意味合いとしては死んだことがどうこうではなく「今は処刑されそうでピンチなのでがんばろう」くらいの意味しかないのでしょうね。

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