『宇宙戦隊キュウレンジャー』 第44話「ドン・アルマゲの正体」:感想

2018年1月7日

■見なくても問題なし
・ただのお正月回という名の半総集編でした。
戦隊のお正月回では珍しくないことですが、毎度のことながら「もうすぐ終わりのこの時期にストーリーを振り返ってどうするの?」という印象がついて回ります。見逃してもいいようにストーリーを進めず、ついでに手を抜くためだったらストーリーの振り返りなんかより「かっこよかったシーンの詰め合わせ」のほうが楽しめると思います。


・後半は一応ストーリー展開はあったのですが、特に新情報はありませんでした。
「クエルボはドンアルマゲに寄生されたかもしれないし、本人の意思かもしれないし、そう思ってるだけで本当は操られているのかもしれない」という前回の時点でわかりきっていることを知らされただけでした。相変わらずスタッフは何がしたいのか意図を計りかねます。


次回は地球へ向かったドンアルマゲたちを追いかけていくようです。
現状の敵が悪アントン博士とクエルボなのでスケールが小さくて盛り上がれません。「宇宙を支配しているジャアクマター」から始まったはずが、いつの間にやら仲間のロボの開発者の別人格と仲間の昔の仲間だったけど悪堕ちしたやつとの戦いになってしまいました。

コメント

4 件のコメント :

  1. なんかスケール小さいですよね…宇宙を舞台にしているのに。こじんまりまとまっちゃってますね。
    例えばザ・宇宙人もあまり出てこないし(最近はホシミナトくらい?)、地球の常識を超えるものが登場するワクワク感、世界観の広がりが感じられませんね。
    今日の回でオリオン号がワープする場面をみて「そういえば宇宙が舞台だったな」と久しぶりに思い出しました。
    スケール感を出せないのは、はっきり言って制作側の怠慢のような気がします。

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    1. はい、宇宙の広がりなんてものは感じられない内容だと思います。
      私は最初から戦隊の予算では無理だろうと思っていて、予想どおりにダメだったという認識なので記事では特に触れていません。「いつもの採石場」なんて単語が浮かぶ作品でSF感を出すのは無理だと思います。本気でSFをやられてもついて行ける子供は少ないでしょうしね。

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  2. 総集編そのものもごく上っ面で、スティンガーの兄スコルピオとの戦いと死、
    過去でオリオンの力を得た代償に命を落としたラッキーの先祖オライオン、ナーガの闇落ち、
    チャンプの恩師アントン博士の真実、敵となったラッキーの父アスランの自己犠牲
    といったストーリー上の重要な人物や事柄がことごとくスルーされているんですよね。
    何のための総集編だったのか、また上記のキャラクター達はいったい何だったのか
    前向きに明るくしたくてネガティブな要素をことごとく排除したのかもしれませんが
    なんだかキュウレンジャー達に心がないようなうすら寒いものを感じました。

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    1. 総集編としてもダメでしたね。
      普通に見ていても「何だったのあれ?」と思う内容もあったので、せっかくの総集編なのだから意味の後付くらいしておけばいいのにと思うところもありました。

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