『宇宙戦隊キュウレンジャー』 第11話 「宇宙を救う3つのキュータマ」:感想

2017年4月23日

【ストーリー】

・今回はやたらに小物のキュータマを使っていました。便利グッズなので役に立つときに積極的に使うのは良いと思います。

・お話のほうはデスワームが出た瞬間にトレマーズかと思いましたが、特にそういうわけではありませんでした。なんであんなのが地球にいるのかと登場人物からもツッコミが入っていましたが、あれは次回で死にそうなイカーゲンたちの後釜の前フリでしょうかね?

■ラッキー
・幸運であることがラッキー本人にとってもアイデンティティだったようです。口癖の「おっしゃ、ラッキー!」は意味が通じないシーンが多かったですが、特に意味のない雄叫びだから意味が伝わってこないのも当然だったようです。

・次回でアンラッキー状態から持ち直しそうな雰囲気ですが、ヒーローとしてのあり方も持ち直すことができるのでしょうか?
幸運が思い込みで幸運であることを確かめるためにラッキーは戦闘に参加していると明らかになったため、現状では人間的にはまるで信用できない人物になっています。腕試し程度の心構えで宇宙を救う戦いに参加されても長続きする気がしません。過去の話と合わせてその辺りの問題も解決するつもりなんですかね。

■小太郎
・またもわがまま放題で印象が悪くなりました。「一刻も早くジャアクマターを地球から追い出したい」といった直情思考ではなく、ただ手に入れた力で暴れたいだけだったことが特にマイナスでした。

・しかもスティンガーにあっさり説得されるのでカタルシスもありませんでした。始まったかと思ったらすぐに終わる肩透かしで、ラッキーの話のつなぎとしてはむしろお話の物足りなさを煽る形になってしまい、存在意義が感じられませんでした。
小太郎はプロデューサー辺りに「子供のキャラを出せ」と言われて無理やり入れた感じで、毛利さんが好きで書いているようには見えません。

■イカーゲンの謎
・前々回でマーダッコがやられたときの不自然な退場はマーダッコの再生からの性格変化狙いで良かったんですかね。
その謎は解けたのですが、リュウコマンダー及びバイオレットの攻撃が通じていたことは謎のままでした。今回は普通に避けられていました。そこも手を抜いていたということでしょうか。そこまでしてマーダッコの性格を変える理由は何なのでしょう?


【アクション】

・今回はバトルの展開が細切れで微妙でした。
敵がサンドバッグ状態だし、戦隊側の攻撃も流れがない単発技ばかりで一体感がありません。こぐまとリュウテイオーを両方いっぺんに入れるのはやはり無理がありました。

・分離してバイクになったり、こぐまだけでインパクトがあったので、こぐまロボだけで1話使ったほうが良かったと思います。


次回はもう1+2号ロボ合体が出るようです。2号ロボのリュウテイオーが初登場した次の回でもう二体合体するとは相変わらず異様なペースです。
合体元のロボは主力商品のはずなのに小物アイテムや換装パーツ並の扱いでまたまた驚いています。1+2号合体は1号ロボの再販促の意味もあると思うのですが、こんな急ペースで販促効果が出るのでしょうか?

合体ロボのデザイン自体はわりとかっこよさげでした。
背中に背負うバックパック方式みたいで、ロボットものとしては正統派の合体っぽく見えました。1クールの締めになりそうですし、巨大戦の演出にも期待しています。

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