『仮面ライダーエグゼイド』 第27話「勝者に捧ぐlove&peace!」:感想
■大我
・当初からわかりきっていた大我が戦う理由やニコとの話のまとめでした。特に意外性はないけれど順当にまとまっていました。
・個人的に気になったことは大我が自分の変化と矛盾を自覚しているのだろうかという点でした。
ニコの主治医だと名乗ることは一人の患者を重視するということであり、従来掲げていた大勢を救うこととは対立する要素のはずです。少なくともゼロデイからずっと活動を続けてきた大我にとってはかなり大きな変化であるはずですが、それほどの葛藤は見受けられませんでした。
・また、大我には「患者を救うのが医者なら、医者を救う者は誰か」という要素があるのかと思っていましたが考え過ぎだったようです。九条が死んだ時点でも特に反応がなかったので当然といえば当然ですね。
■あの世界の論理感
・「問題を起こしているゲーム会社の信じがたい言い分>>政府の公式発表や規制」という市民の受け止め方に驚きました。すごい思考回路だと思いました。
そもそも百歩譲って仮にラスボスを倒したら生き返るとしても、倒すまでの間はずっと消滅してないといけませんし、ゲームをプレイするだけで死に至るゲーム病に確実に感染するのに、よくプレイする気になるものだと不思議に思いました。確実にリアルの生活に影響するゲームを作っても安心してプレイしてもらえるなんて、幻夢コーポーレーションはどんだけ信用があるんでしょう。
・一つ腑に落ちた点は、ニコの永夢への恨みです。
ゲームの恨み程度で人殺しを依頼するなんてイカれてると思っていましたが、ゲームのために自分の命をかけることが珍しくない世界ならゲームの恨みで人を殺すのも当然なのかもしれません。
こういう世界観ならホビーアニメでよくある「争いごとはゲームで決着をつける」といった設定を盛り込んでおいたほうが馴染みやすかったんじゃないかと思いました。
次回はポッピーの扱いに決着がつきそうな雰囲気でした。
早いですね。個人的にはまだ大したイベントは起きてない気がします。基本的に人と関わりのない永夢の掘り下げを行う上でチャンスだと思うのですがいいのでしょうか? 永夢が浅い考えで手を差し伸べて、ポッピーに思いっきりはたき落とされて未熟さを痛感する展開だといいのですが。
前回市民とライダー達の間で信頼関係が築けたばかりなのに、それを速攻で無にするような展開になってしまいましたね。ていうか、彼氏を生き返らせようとしてた女性はあのまま放っておいていいんでしょうか。しかも、命の危険を覚悟してまでプレイしてた割には永夢にあんな風にはぐらかされてすんなり納得してたのも変だと思いました。
返信削除諸田監督ということで予想はしてましたが、相変わらず戦闘シーンでもくどいコメディ演出を入れてきますね。(近年は諸田さんに限った話じゃないですけど…)パイロット監督だったゴーストがあの有様でしたし、この人に普通のカッコいいアクションは求めない方が良さそうですね。
>前回市民とライダー達の間で信頼関係が築けたばかりなのに、それを速攻で無にするような展開になってしまいましたね。
削除ここは補完しておいたほうが良かったように思いました。
幻夢コーポーレーションの発表を見た永夢と飛彩の会話という形で簡単に入れられたはずです。「信じてもらえず真意が伝わらない」という点では今回の大我の話と重なるのでドラマとしても複層的になって具合が良いと思います。
>命の危険を覚悟してまでプレイしてた割には永夢にあんな風にはぐらかされてすんなり納得してたのも変だと思いました。
好意的に解釈するなら「思いつきで衝動的に行動しただけなので、実際に戦って死にかける恐怖を味わったことで冷静になって止めた」という辺りでしょうかね。
>相変わらず戦闘シーンでもくどいコメディ演出を入れてきますね。
私も好きじゃない演出でした。
中でもこれはマズいんじゃないかと思ったことがありました。それはニコの演出の方向性です。可愛らしい系の効果音やエフェクトを多用するのはポッピーのスタイルと被っているように感じました。二人を潰し合わせる予定であえて似せているならいいんですが、ちゃんと考えてあるのか不安になります。
今回はニコの言動、行動にひたすらイライラするばかりの回でした。あの流れで何で大我が悪者?という疑念が拭い去れませんでした。
返信削除私としては、今回でニコの退場を描くか、今後改心するキッカケを描くべきであったと思います。しかし今回いずれの描写もなかったため、今後ニコに対する評価が好転する機会はほぼ永久的に無くなってしまったように思います。今後、いきなり改心されても流れが分からず困惑するかしらけるだけです。散々危険性を聞いてるハズの仮面ライダークロニクルに勝手に変身した挙句、それを全く反省しないというのはあきれてしまいましたね。例えば、今回でライドプレイヤーに変身するも敵にやられて重傷でしばらく退場、その間永夢より治療を受け、少しずつ自身や永夢に対する考え方を改めて考えるようになる。終盤、ピンチの永夢の元にライドプレイヤーとして助太刀に参上!みたいな展開ですと、ニコに対するフォロー、永夢の株も上がるのではないでしょうか?(後日談的に、永夢の姿に触発されて自分も医者を志すようになり、猛勉強中!みたいなフォローがあると面白いですね。こういうフォローを入れると、後日談のOVなんかのネタも出来るし商業的にもありでは?)
また、恋愛シミュレーションゲームのバグスターで、人心掌握を特殊能力とする社長の使い方も疑問です。管理人様も指摘されている、「政府の見解よりゲーム会社の方を信じてしまう」に関しても、例えば自身の能力で映像を見た者を洗脳状態とすることで正常な感覚を失わせる、みたいなもう一歩踏み込んだ描写があればよかったと思います。(ゲーマーの異常な行動に説得力が生まれ、また社長の強敵感も強調できます)
今のところ、エグゼイドについてはモチーフの一つである「ゲーム」に対する理解があまりに弱い気がします。ゲームと医者に関しても、「本当の命はゲームのように替えがきかない、だからこそ命を大切にする医者という存在がいるんだ!」みたいな方向性に持っていくものかと思ってましたが、今の状態では適当に要素をくっつけたようにしかみえません。またゲームに関しても、スタッフの理解は20年くらい前のゲームのまま止まっているのではないか?という感じがします。若いスタッフなども入れているのにこの程度の認識、というのは疑問が残ります。
>あの流れで何で大我が悪者?という疑念が拭い去れませんでした。
削除大我とニコだけに限るとただのヒステリーの八つ当たりに見えました。
でも飛彩が大我に注意していたことも含めると微妙なんですよね。彼女の一件があるので飛彩もヒステリーであると解釈することも可能ですが、それだと登場人物の大半が気分屋になってしまいます。どう解釈すべきなのかよくわかりませんでした。
>今後、いきなり改心されても流れが分からず困惑するかしらけるだけです。
私はそういうつもりは元々ないんじゃないかなと考えています。
スタッフは味方側の登場人物を否定することにアレルギーがあるように見えます。ニコだけでなく永夢もそうなのですが、基本的な人格に問題があるため周りが無条件に褒めて持ち上げるしか思いつかないようです。
>例えば自身の能力で映像を見た者を洗脳状態とすることで正常な感覚を失わせる、みたいなもう一歩踏み込んだ描写があればよかったと思います。
そういう設定があるほうが現在の状況には合うでしょうね。
問題は「永夢たちに対抗できる気がしない」ことだと思います。ただでさえこれまでにろくな対処をできていないので状況が悪化すると手も足も出なくなってしまうと思います。
>エグゼイドについてはモチーフの一つである「ゲーム」に対する理解があまりに弱い気がします
私は諦めています。ゲームの定義自体があやふやですから。
それ以前にここ数年はモチーフを活かしたお話自体がほとんど覚えがないので基本的にダメで当たり前と思っています。
初めてコメントさせていただきます。
削除匿名さん、私もあの回のニコちゃんの言動は酷過ぎると思いました。
視聴者に不快感を与えると思いますし、実際ネットでも評判は悪いです。
やたらイライラして八つ当たりし、挙句に「なんであたしと一緒にいるワケ!?」って
それは大我さんの台詞ですよね・・・
危険だと言われている仮面ライダークロニクルを起動して、ライドプレーヤーになるのも、「消滅した人々を救いたい」というより「ただゲームがしたい」という風にしか
見えません。「あたしからゲームを取るなんて、死ねって言ってるようなもんじゃん。」
って言っていましたしね。
結局、永夢さんを散々突き飛ばしたりしたのに、謝ってませんし。
ニコちゃんは最初から、態度悪いし暴力振るうし、苦手です。
同じ考えの人も多いのですが、ツイッター等ではやたらカプ厨と呼ばれる人達が、
「大ニコ、尊い」なんて騒いでいるのが目に余ります。
私はエグゼイド自体は好きなのですが、いろいろ辟易してしまいます。