巧みな視聴者誘導 『シャイニング・ハーツ』 第8話「漂流人」:感想

2012年6月8日
今回も見事な作画節約。
ハンクが完全に1枚絵で終わっていてドアすら開けさせてもらえないことに感動すら覚える。酒場のおっさんとか誰も気にしないところで徹底的に手を抜くこの手法はもっと評価されるべきだと思う。
それだけに冒頭のショタっ子の作画がいやに良かったときは戸惑った。後でフローラさんの子供と知り、納得した。あくまで法則は崩さない。今回のMVPはガーリックトーストのパリパリ部分。質感がすごい。フランスパンのしっとり感とパリパリ感が両立してる。

今回の見所は視聴者の意識をカグラに向けさせたこと。
同じ漂流人と話して考えこむリックに絶妙なタイミングで寄り添って正ヒロインアピールしたことはもちろんだけど、その前の描写が重要。リックのパンの配達を巡り、エリスがアミルにさり気なく許可を求めたり、エアリィが2回”しか”間違えなかったと暗にデキる子アピールしたりと女同士の鞘当て合戦をさせている。キャラを壊さない範囲で視聴者の心に影を落としてカグラをアピールする下地を作ってある。地味だけど見事な伏線だ。

次回はハンク&シャオメイが城に再挑戦!ハンクも活躍するかも?!
ってもう結果が予告に映っちゃってる時点でね… 逆にどれだけ枚数使わずにハンクが描かれるかが楽しみでしょうがない。

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