過ぎたるは及ばざるが如し。 ゴーバスターズ 第17話「その名はゴーバスタービート!」:感想

2012年6月18日
新敵ロボ登場! 2号ロボ登場!と盛り上がるはずが不完全燃焼な感じがする。
理由は思い当たるだけで二つある。

■詰め込み過ぎた脚本
・新ロボの活躍ノルマを考慮すると1話に収まり切らない量だった。リュウジの戦う理由は良いんだけど、今回入れるには厳しかった。

・エンターの暗躍含む新メガゾードの登場までの展開。リュウジの隠されたウィークポイント。新メガゾードの強さの描写。ゴーバスターオーの敗北。ゴーバスタービートの活躍。これにビート&スタッグの生身+個別ロボ活躍までやらないといけない。各3分でもいっぱいいっぱいだ。
本筋のゴーバスタービート登場までの流れを考えてから、つなぎとしてリュウジのエピソードを思いついた。しかし膨らませすぎて、キャパオーバーになってしまったかのように見える。

■妙に強いβとかっこ良すぎたフォークロイド
・個人的にはこれが大きい。新メガゾードよりフォークロイドのほうがかっこよく見えた。尺の都合であっさりやられたフォークロイドがもったいなく思えてその後の話に気持ちが入らなかった。

・βが意外と活躍したこと。これも大きい。ディメンジョンクラッシュで囚えられているところとか、気合が入ってて表情を感じさせる良い演技だった。今まで散々やられてきたエースたちに反撃できたからカタルシスもあった。βが良かった分、新メガゾードが霞んでしまった。

内容は豊かになって嬉しいことなんだけど、今回のノルマを考えると新メガゾードを目立たせて、それを倒すゴーバスタービートに力を集中させたほうが話が引き締まったと思う。
脇役は空気でも目立ってもいけない。CGも使った特撮きぐるみアクションとなればなおさら難しいだろうね。

・次回は7割巨大戦な模様。ロボ戦はゴーバスターズ最大の魅力だから楽しみだ。ゴーバスタービートをかっこよく見せる絶好のチャンス! そのチャンスをどれだけ活かせるかそこに注目したい。

■番外・アバターの設定について追加情報
・今回、物を送り込むのと違って存在するだけでエネトロンを消費することが明かされた。DLではなくストリーミング配信ということか。となるとエネトロン切れによるマサトの一時離脱もあり得るわけだ。マサトの制限になってそれは良い。一方、エンターについては謎が増えた。
同じアバターであるエンターも同様に制限を受けていたはず。いったいどうやって初期活動用のエネトロンを確保したのだろうか? ドケチのメサイア様だったらそれすら反対しそうだ。

今回、当面のアバター維持&ロボ活動用に渡されたエネトロンは2000。9話でウサダ誘拐犯が要求したのと同じ量だ。ウサダからすれば大した量じゃないがケチな誘拐犯にとって充分な金額ということは、現金に換算すると数十万~数百万円程度とおもわれる。
ロボとアバターの維持に必要な量は違うだろうが、将来の作戦用のメタロイドやバグラーのことを考えるとエンターにとってもそのくらいの量は必要になったはず。盗電で盗むには多すぎる。それだけやったら管理局にバレてしまうだろう。露見しない範囲で貯めていったから本格的な作戦行動までに時間がかかったということか。
ヴァグラスの活動開始時期がわかればもう少し踏み込んで考えられるんだが。
追加情報を待って、また考察したい。

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