『ゴレンジャー』:総合感想
Youtubeの東映公式ページでやっていた『ゴレンジャー』の最終話までみた。
見始めたのは中盤でなんとなく見てみたら、ゴレンジャー特有のノリと戦隊らしさに引きつけられてしまった。
ゴレンジャーハリケーンの理不尽さは伝説として聞いたけど聞きしに勝るね! 敵幹部クラスですら容赦無いギャグ描写で抹殺していく。よく「ギャグキャラは死なない。」って言うけど、ギャグを殺しに使うとこうなるんだねw
ゴレンジャーハリケーンを始めると、どこからともなく雑魚が現れてその中をかいくぐりながらパスしていくのがわりと気に入っていた。後半でなくなってしまったのは残念だ。あの「ほい、ほい。」「といや!といや!」と妙に牧歌的な雰囲気がなんとも言えない面白さがある。そしてそこから繰り出される理不尽過ぎる死に方w
1000人単位で殺戮を繰り広げた火山型の幹部が卵を受け取って「温泉卵にしよう!」って頭の火山に入れたらアカレンジャーが「バカめ!それは卵型爆弾だ!!」なんてひどすぎw
その一方で、そこだけ見たら子供向けとはいえないほど人が死ぬ。ゴレンジャーが所属する防衛隊イーグルの隊員が登場したらほぼ全員死ぬ。名前付きでも死ぬ。名無しでも死ぬ。一人ずつ殺され、まとめて殺され、基地ごと殺され、とにかく死ぬ。刺殺、銃殺、焼殺、爆殺、毒ガス、骨まで溶かす、なんでもあり。人が死ななかった回はあったのかなと思うほど殺伐としている。この一般隊員の凄惨な描写がギャグ要素の強い戦闘にすら緊迫感を与え、同時にギャグ描写に救いとしての機能を持たせている。このアンバランスさに時代の流れを感じる。
現代の特撮から入った身としてはアクションも時代性を感じる。
ゴレンジャーはパンチやキックをシュッと決めた後に敵が倒れるまでそのポーズを維持することが多い。今の特撮だとカットを切り替えながらの絶え間ない動きが基本だから新鮮に映る。系統的にはブルース・リーとかカンフー映画みたいに見える。こういう動きも余裕たっぷりな感じでヒーローが強そうに見えて好きだな。思えば仮面ライダーカブトもそういうところがあるね。それまで大して興味がなかったのにカブトにはまったのは、ひょっとしてそれが理由だったのか。
アクションと言えば、ゴレンジャーは終盤とそれまででまるで動きが違う。というのも終盤にスタントチームが切り替わったかららしい。1話でがらりと動きが変わるからかなり戸惑った。動きだけでなく内容も9割ギャグだったのが4割くらいに変更されて雰囲気も全然違う。アクション担当が変わったから内容が変わったのか、内容を買えるからスタントも変えたのか知らないけど、こんなに変わるものなんだね。多様性の大切さを感じた。良い物であればそれ一つで良いってものでもないね。終盤のほうが動きは格段にすごいけど、何か違う。
今やってるゴーバスターズもアクション監督がそれまでずっとレッドをやってきた福沢さんに変わって、かなり印象が変わった。実際なんか違う。と戸惑うことも多かったけど、これもそういう流れなのかなと思えてきた。
シリーズものの古い作品って義務的に多かったけど、ゴレンジャーはゴレンジャーとして楽しめた。初代だからとかそんな理由じゃなく面白いから見られる作品だと思うな。
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見始めたのは中盤でなんとなく見てみたら、ゴレンジャー特有のノリと戦隊らしさに引きつけられてしまった。
ゴレンジャーハリケーンの理不尽さは伝説として聞いたけど聞きしに勝るね! 敵幹部クラスですら容赦無いギャグ描写で抹殺していく。よく「ギャグキャラは死なない。」って言うけど、ギャグを殺しに使うとこうなるんだねw
ゴレンジャーハリケーンを始めると、どこからともなく雑魚が現れてその中をかいくぐりながらパスしていくのがわりと気に入っていた。後半でなくなってしまったのは残念だ。あの「ほい、ほい。」「といや!といや!」と妙に牧歌的な雰囲気がなんとも言えない面白さがある。そしてそこから繰り出される理不尽過ぎる死に方w
1000人単位で殺戮を繰り広げた火山型の幹部が卵を受け取って「温泉卵にしよう!」って頭の火山に入れたらアカレンジャーが「バカめ!それは卵型爆弾だ!!」なんてひどすぎw
その一方で、そこだけ見たら子供向けとはいえないほど人が死ぬ。ゴレンジャーが所属する防衛隊イーグルの隊員が登場したらほぼ全員死ぬ。名前付きでも死ぬ。名無しでも死ぬ。一人ずつ殺され、まとめて殺され、基地ごと殺され、とにかく死ぬ。刺殺、銃殺、焼殺、爆殺、毒ガス、骨まで溶かす、なんでもあり。人が死ななかった回はあったのかなと思うほど殺伐としている。この一般隊員の凄惨な描写がギャグ要素の強い戦闘にすら緊迫感を与え、同時にギャグ描写に救いとしての機能を持たせている。このアンバランスさに時代の流れを感じる。
現代の特撮から入った身としてはアクションも時代性を感じる。
ゴレンジャーはパンチやキックをシュッと決めた後に敵が倒れるまでそのポーズを維持することが多い。今の特撮だとカットを切り替えながらの絶え間ない動きが基本だから新鮮に映る。系統的にはブルース・リーとかカンフー映画みたいに見える。こういう動きも余裕たっぷりな感じでヒーローが強そうに見えて好きだな。思えば仮面ライダーカブトもそういうところがあるね。それまで大して興味がなかったのにカブトにはまったのは、ひょっとしてそれが理由だったのか。
アクションと言えば、ゴレンジャーは終盤とそれまででまるで動きが違う。というのも終盤にスタントチームが切り替わったかららしい。1話でがらりと動きが変わるからかなり戸惑った。動きだけでなく内容も9割ギャグだったのが4割くらいに変更されて雰囲気も全然違う。アクション担当が変わったから内容が変わったのか、内容を買えるからスタントも変えたのか知らないけど、こんなに変わるものなんだね。多様性の大切さを感じた。良い物であればそれ一つで良いってものでもないね。終盤のほうが動きは格段にすごいけど、何か違う。
今やってるゴーバスターズもアクション監督がそれまでずっとレッドをやってきた福沢さんに変わって、かなり印象が変わった。実際なんか違う。と戸惑うことも多かったけど、これもそういう流れなのかなと思えてきた。
シリーズものの古い作品って義務的に多かったけど、ゴレンジャーはゴレンジャーとして楽しめた。初代だからとかそんな理由じゃなく面白いから見られる作品だと思うな。
本日、全話視聴しました。いやぁ長かったけど、面白かった。
返信削除9年も前の記事だからか、文章がマイルドでちょっと違和感がありますね。
ま!今の作品がとても褒められるようなものでないから、ということもあるでしょうけど。
ゴレンジャー面白かったんですけど、やっぱ84話は長いッスね。テコ入れとか色々頑張ってはいたのですが、中弛みは否めませんでした。でも、それほどの人気だったという証明でもあり、一途に悪いこととは言えませんね。
残念なところもありましたが、スーパー戦隊の長い歴史が誕生したのも納得のいく面白さでした。
最後にowlさんは誰が一番好きとかあります?私は、青が一番好きです。
削除>9年も前の記事だからか、文章がマイルドでちょっと違和感がありますね。
古いやつは試行錯誤やら書き慣れてなかったりで文体が違いますね。内容は未熟ですが、そういう変化も含めて個人ブログかなと思っているので消さずに残しています。
ゴレンジャー面白かったんですけど、やっぱ84話は長いッスね。テコ入れとか色々頑張ってはいたのですが、中弛みは否めませんでした。
続けてみるには長いですよね。毎週分けて見るほうが楽しめそうです。ギャグものなので飽きてくると厳しいです。ストーリーものでも一年半は辛いと思いますけど。
>最後にowlさんは誰が一番好きとかあります?私は、青が一番好きです。
キャラクターで言えば私もアオですね。
アカへの嫉妬など個人的な感情で動くことが多かったり、メカの発明や試運転など個人的な活躍も多いので印象に残りやすいキャラだと思います。
アオが好きというよりも消去法の結果だと思いますが。
他のキャラは個性が薄く、役割や基礎設定以上の人格が少ないように感じました。
アカはハードボイルド感やダンディズムみたいな価値観が強いので今のアカとはだいぶ印象が違いますが基本的には「頼れるリーダー」がキャラクターの大半ですし、モモやキはもっとコテコテでいかにも戦隊って感じのするキャラクターだと思います。
ミドは壊滅した基地の唯一の生き残りとか若手メンバーとか比較的キャラが濃いほうだと思うんですが、単純に出番が少なく堀り下げが少なかった印象です。