『新・光神話パルテナの鏡』プレイ始めたてレビュー

2012年3月25日
パルテナプレイ時間5時間くらいに突入。ここらで印象でも書いてみる。

・ストーリー
面白い。ピットくんとパルテナ様の漫才が笑える。ネタがシュール過ぎて初回プレイは戦闘中に吹き出して余計なダメージを食らうことが何度もあった。面白いのに後述の戦闘が忙しくて、話が耳に入らないのが玉に傷。漫才の中にも神様らしいドライな発言があったりして世界観もしっかりしてる。

・ゲーム性
スターフォックス風な空中戦→自由に移動できるTPS的な地上戦(マップ)→地上戦(ボス戦)のパートに分かれている。
空中戦はまんまスターフォックス。漫才が最も多いのもここw 攻撃、移動に制限があるため地味に難易度調整の足切りとしても機能していたりする。火力が絶対的に低いとやられます。
地上戦はギミック豊富で面白い。敵との戦闘はTPSなのでやれることはちょっと少ないが難易度自体は地味に高い。難易度調整システム『悪魔の釜』とコンティニュー機能のおかげで助かる。
ボス戦はだいたいが普通のアクションゲーム同様向き合って、攻撃、回避を繰り返す感じ。こっちは新鮮味はないかな。

・操作性
デフォ操作はスライドパッドで移動。タッチペンで照準操作になっている。初めは不安だったがそれなりに動かせる。ただ照準は全然慣れなくて上手く動かせない。十字キーやABXYボタンでできるようにも設定できるが、それはそれで一長一短。痛し痒しである。特に照準機能はともかく、カメラ移動/振り返りも兼ねているので敵を見失いやすい。ここはストレスが溜まる。画面も寄り気味で見える範囲が狭く、レーダーもないのがつらい。遊べないほどつらくはないが、不自由を感じる。
攻撃の操作はバーチャロン+溜め撃ち。そっちは普通。威力は高いが慣性が働き防御面でリスクのあるダッシュ攻撃と地味だが攻防の要の通常射撃のバランスは奥深い。バーチャロンと違って、ほぼ全ての攻撃に若干のホーミング性があるのでとりあえず横ダッシュ攻撃してれば当たらんということはない。

・音楽
素晴らしい!毎回違う曲でいろんな作曲家が関わっているから全然飽きない。装備選択とか一番良く聞くところをしっかりしてあるのが嬉しいね。ときどきファミコン風なレトロ調のも入ったり。

・マルチプレイ
FPSのチームスレイヤーとバトルロイヤルの二つ。商品が勝ち負け関係なくランダムってのが素晴らしいね。弱い武器しか持ってない人でも商品ゲットすれば、簡単に強武器持ちに追いつける。強い人にとっても合成の材料になるから依然魅力的。体力少なめ、攻撃高めなのでボコボコ死ぬのは好みが分かれるかも。

・その他、長所
最近流行りのトロフィーがあって、しかも解除すると装備やフィギュアがもらえる。序盤は特にステージクリアの度に怒涛のラっシュのようにパカパカ開いて圧倒される。音楽、漫才、忙しい戦闘。ステージクリア後のご褒美の数々。さらにプレイに応じて溜まるくじ引きとかプレイヤーのモチベーションを上げる要素がみっしり詰め込んである。おそらく後半はそれも少なくなって強さを求める地味なやりこみプレイになっていくだろう。序盤はゲーム初心者が楽しいと思える作りにして、着いてこれる人には更に先を用意してある。任天堂らしい良いバランスだと思う。

・欠点
1)タッチペン等による視点移動。さすがに限界がある。なまじスライドパッドがあるので余計に制限を感じてしまう。高速戦闘+集団戦による全方位攻撃のマルチプレイではカメラが寄り気味なのもストレスを感じる。

2)ちょっと説明不足。各状態異常の違いとか、武器の強化性能の意味とか体感的に感じるには限界がある部分が多い。全防御と射撃防御、打撃防御とあるけど全防御は完全に上位互換なんだろうか?とか、落ちてる使い捨てアイテムの効果を一覧にして説明してほしいとか改善点がある。

欠点は慣れない要素に起因するものが多いから後で転向するかも。
私的には二人の漫才と忙しく熱中度が高い戦闘など盛り上がる要素がてんこ盛りなので値段分は既に楽しめてる。付属スタンドもすごく作りが良い。パルテナだとタッチペン操作で忙しくて、つい3Dに適切でない角度にズレちゃったりするから手持ちが多いけど、RPGとかシミュレーションだったら絶対使ったほうが良い。相性的には今度出るファイアーエンブレムに同梱したほうが良かったように思える。

プロモ見て、面白そう!って興奮した人や操作が忙しいほど燃える!って人なら絶対楽しめる。
反面、この手のゲームは苦手だ。でもパルテナなら大丈夫かな?と思ってる人にはオススメできません。

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