完璧さの功罪。 ゴーバスターズ 第4話「特命と決意」:感想

2012年3月19日
剣を押し込むシーンは熱かった!
命をかけて戦うところに使命感の強さと危うさが込められてて演出としてもばっちり。欲を言えば、ゴリサキとウサダにもあのシーンに関わらせて欲しかった。主役のかっこ良さを強調するために味方を踏み台にする傾向が小林脚本にはあるように思える。

巨大戦と等身大戦をザッピングして見せるのはなかなか面白いね。
ちょうど良いところで終わるから先が気になる。アクションもそのシーンごとにやることが明確になるからメリハリのあるアクションになる。
敵と敵ロボのデザインがリンクしてるのが効いてるね。デザインや攻撃に共通項があるから生身と巨大、片方を描写することで、もう片方もこんな戦いが繰り広げられてるのかなとイメージできる。ゴーバスの全体に芯が通ったこの感じが好き。

一方で、このそつのなさに不安を感じる。
今回の研究所の人々の生存やマーカーの件とか、この先やるのかな?と疑問に思った要素が尽くその話の間で解決されている。脚本としては無駄がなく、効果的な説明なんだけどエンターテイメントとしてはもったいなく感じる。
こうなるかな?と予測したことが実現するってのも視聴者にとっては楽しみだと思うんだ。せめて次の話に回すだけでも効果があがると思うんだけどなぁ。伏線の話をするにはまだまだ時期尚早ではあるけど、この傾向はちょっと気にかかる。

 追伸、今回分のゴーバス東映公式ページにメガゾードの設定と巨大戦の撮影秘話が書かれているのでオススメです。

コメント

0 件のコメント :

コメントを投稿

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。