『Solatorobo それからCODAへ』:レビュー

2011年11月7日
Solatorobo~それからCODAへ~(通常版)(特典なし)Solatorobo~それからCODAへ~(通常版)(特典なし)
(2010/10/28)
Nintendo DS

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総合評価 4/10

ストーリー 3/10
アクション 3/10
ビジュアル 9/10
ゲームバランス 7/10
音楽  6/10
オリジナリティ 8/10

<総合評価>
貴重なケモノ系ゲームとしてビジュアルや設定面ではすごく力が入ってて素晴らしい。
構想10年は伊達じゃないね。
背景で電車が走ったり細かいところも作りこんである。
見た目や設定に魅力を感じた人はやってみて損はないだろう。

反面、ゲームとして見るとあまり面白くない。
難易度は簡単で、アクションパートも最初から最後までできることが限られていて単調で飽きる。
後半になると機体の改造ができるようになって敵も若干歯ごたえが出てくるがそれでも厳しい。

ケモノ系なんてどう考えても売れ筋ではないが、それでも作りきったその心意気は良し!
豊富なBGMやビジュアル面での作り込みは見事だ。
ゲームとして遊べる作りになっていれば名作と言えるだろう。
次回への期待も込めて甘めの評価で 4/10 とする。

<ストーリー>
ベタな話なので特に褒めるとこも批判するとこもない。
ただケモナー向けなのに主人公が一時的とはいえ人間化するのはどうかと思う。

<アクション>
敵もミサイルも掴んで攻撃するというシンプルな作りは悪くない。
しかし連打が必要なのは携帯機の利点を損なっている。
大した連打じゃないけど、人前でやるのは恥ずかしい。
難易度が簡単なので連打しがいがないのもマイナス。

<ビジュアル>
ソラトロボ最大の魅力!
クエスト屋のフロマージュさんが可愛くなかったら途中で投げていただろう。
ストーリーは盛り上がらないが、いろいろなキャラを見られるおかげで『もっと先に進めたい!』と思って、やる気も出た。
意外とロボットもけっこうかっこいい。
イベント立ち絵とか会話絵は良いんだけど、街中や戦闘の絵はFF9みたいに粗くていまいちなのは残念でならない。
そっちも良ければ戦闘もビジュアル面で盛り上がったと思う。
ちなみにCC社なので犬系:猫系が7:3ぐらいです。
作りが丁寧なだけに猫好きとしては恨めしい。

<ゲームバランス>
復活アイテムが簡単に買えたり、お金稼ぎとかも用意されていて製作者の配慮が感じられる心地よい作り。
しかしそれが必要ないほど難易度は簡単。ゴリ押しでも詰まることなくクリアできるだろう。

<音楽>
曲数は80曲と超豊富。ダンジョン、街ごとに違う曲になっていて雰囲気作りに一役買っている。
個人的にはDSなせいかあまり耳に残らない曲が多い印象。ビジュアル重視だからBGMに徹するのは正解だと思う。

<オリジナリティ>
独特なビジュアルやシンプルだがいろいろできる掴み攻撃とオリジナリティに溢れている。
もう少し遊べる作りに力を入れてくれたらもっと楽しめただろう。

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