『爆上戦隊ブンブンジャー』 第19話「アマノガワと天の道」:感想

2024年7月7日
■初期路線という感じ
・「ATM怪人とお金の話」、とは関係ないブンブンとビュンディーの話がメインでした。
天の川レースでのトラウマの話が自体が初耳なので元々話についていきづらかったのですが、それ以前にライセンス剥奪の話が先に出ていて、ライセンスの話すら内情を知らないのでまた別の話を始められると余計に混乱します。
これで戦闘中に空を飛んでトラウマ克服とか言われてもカタルシスは感じられません。途中から見始めたせいで話についていけないような気分でした。
ブンブンとビュンディーの話やレーサー時代のブンブンの話はしたほうが良いと思うんですが、今まで全然してこなかった内容なので唐突感と戸惑いは否めせんでした。
「一度走ったコースは完璧に攻略し、二度と誰にも抜かせない」という話はこれまで想像していたブンブンのレーサー時代とはだいぶ違う印象で不思議でした。ブンブンの自己評価がだいぶ低いんでしょうか? BGGよりもまずブンブンのレーサー時代の話から始めてほしいかなと個人的には思っています。

・「情報屋」が強調されたりしてるところも初期路線っぽさを感じました。
話がスムーズなのでこういう使い方は有りだと思うんですけど、”○○屋”もあまり活かされてない要素なんですよね…

■細かいこだわり
・先斗の短冊の文章がひらがなばかりで「そりゃそうだな」と思いました。
東映公式によると財布も小学生の頃に使っていたものだそうです。小学生のときに地球を離れたら漢字を学ぶ理由もないし、財布も新調する必要性が薄いですよね。

■竹本昇監督
・久しぶりの竹本監督の登板でした。平成の戦隊では常連でずっと登板し続けていましたが、4年前のキラメイジャー以来音沙汰がなくなっていました。
そのせいか全体的に懐かしい感じの作りに見えました。怪人のデザインも動きにくい箱型でレトロな感じで、ブンブンジャー側もメイン以外はあまりしゃべらず棒立ちで良くも悪くも昔の戦隊を彷彿とさせる内容でした。

・生身戦は最初のバイオレットのアクションは動きもカメラもメリハリがあってかっこ良かったです。
その後はお札のギミック中心で、決着もあっさりだったので今ひとつでした。最初のアクションがかっこよかっただけにもっとあんな感じのアクションが見たかったなと思ってしまいました。

・巨大戦はブンブンとビュンディーのドラマが中心でいつもの”巨大戦”という感じは薄かったです。
バトル中にドラマをやること自体は消化試合感が薄れて良いと思うんですけど、今回の場合は逆にバトル感が無くなっちゃってたのでそこはマイナスでした。やるならアクションもドラマも両方やってほしいです。
バトルは特に最後の決着がピンと来ませんでした。わざわざ重さで自傷するリスクを犯す意義がわかりませんでした。普通に攻撃しても倒せる相手に怪我するリスクを負う必要性を感じませんでした。「
たとえば「防犯対策もバッチリです!(硬くて攻撃が通らない)」みたいなネタが挟んであったら収まりが良くなってたかなと思いました。

■ウイングブンブンジャーロボ
・予告の時点では2体合体かと思いましたが、ブンブンジャーロボに羽を着けただけでした。
ちゃんとした合体じゃなくて玩具でできる組み換え遊びの一環なんですかね?
と思いましたが、広告にも組み合わせ例が映っていたので規定どおりのようです。とりあえず2体合体は無いみたいですね。


次回は1話で出てきた未来に捨てられた恋人が再登場するみたいです。
ほぼモブなので特に出す意義はないと思うんですが何か出す意味があるんでしょうかね? 1話からの未来の変化をまとめるには半端なタイミングな気がしますし、別に超えるべきハードルと言えるほどの存在にも見えません。新規のゲストキャラでも支障ないけどせっかくなのでキャラを再利用した以上の意味はあるのでしょうか。






コメント

0 件のコメント :

コメントを投稿

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。