『爆上戦隊ブンブンジャー』 第21話「炎の届け物」:感想
■いろいろ違和感
・特にブンブンの違和感が強かったです。
いきなりうざ絡みして鬱陶しいし、パソコン壊しても謝らなくてこれまでのブンブンと全然違う言動に戸惑いました。
ブンブンが地球や人間に接触したのがつい最近ならまだわかりますけど、何年も一緒にいて地球人の文化にも染まってるブンブンが今更こんなトラブル起こすのは変だと思います。
・大也のほうも不思議でした。
子供時代はそんなに夢がいくつもあったのに、今では他人の夢を叶えることに熱心になってるのが不思議です。金も技術もあるんだから実現できることはたくさんあると思うんですけどね。
個人的にはむしろ「若くして金も地位も望んだものは実力で手に入れた結果、人生に飽きてしまった(だから突然現れた宇宙人のブンブンに興味を持った)」みたいなタイプかと思ってました。
子供の頃の夢を大人になってから叶えて喜べる人物がどうしてこんな枯れた感じになっているのでしょう?
■他にやりようがあったのでは?
・錠にようやく警察らしい活動があるのかと思ったら、玄蕃が探偵として出張ってきて主役になって呆気にとられました。
捜査など警察としての活動まで錠から奪うのは私にとっては不可解です。錠は「警察とヒーロー活動」が被ってるせいで個性が薄めになっていて目立った活躍が少ないので見せ場をあげたほうが良いと思います。
せっかくの警察官としての活動ですし、普通に活躍させて良かったと思います。錠を玄蕃と絡ませたいにしても、「(ハシリアンの企みは察知できたけど)1人じゃ手が回らない!」と錠がなってるところに「お困りのようだねぇ」と出てきて手伝うくらいにするとか、調達屋としての見識から次の被害に会いそうな場所に先回りするとか、錠を立てつつも玄蕃は玄蕃で良いところを見せる方法はあったと思います。
ラストの大也の夢についてまで玄蕃がドヤ顔で語ってる姿はもっと意味がわかりませんでした。掃除のときもいなかったし、全く関わってなかったと思うんですけどねぇ。
・大也が強化フォームを手に入れる話なのに前半のメインは錠と玄蕃だったり、全体的につながりがよくわからず、まとまりが薄い回でした。。
■こっちはまだ良かった
・先斗とビュンディーの会話は比較的自然な感じで良かったです。
「(羨ましいって)本音だな」と面と向かって言われてもごまかしもせずに返事してる様子は仲の良さと付き合いの長さが伺えて自然な描写でした。
■ブンレッド119
・消防士と消防車がモチーフの強化フォームのようです。
次回予告の段階では気づきませんでしたが、頭がちゃんと消防士のヘルメットになってたんですね。顔のタイヤに気を取られて気づきませんでした。
・武器はコンパクトな銃で小回りが良く、水を発射するなど個性もあり、スーツも比較的身軽なのでアクションもできて、無双する分には良さげでした。
必殺技も敵に撃ちながら水圧で上昇していく姿はなかなかカッコよかったです。
・なんで消防車がモチーフなのかは結局わかりませんでした。
次回で出るロボと関係しているんでしょうか? ブンブンカーのほうも普通の消防車かと思ったらライオンに変形するみたいでこれまた組み合わせが謎いですが。
■敵のデザイン
・消火器のピンを目に見立てたデザインがしっくり来て良かったです。目っぽいですよね、あれ。
消火器なのに火が出るところも悪者らしい悪辣さで戦隊には合ってると思いました。
次回はブンブンの新しいフォームが出るようです。
それ以外は特に目立った展開は今のところ見当たりません。脚本も今回と同じ山口宏さんなのであまり期待できなさそうです。
消防士の絵を見つけたのとハシリヤンが火を使う怪人をつくった事には何の因果関係も無い
返信削除謎解きっぽい事してるけどそもそも赤字、家事と「火事(かじ)」が含まれるワードで出火という仕組みがハシリヤンに何のメリットがあるのか分からない
夢の話とか他のメンバーを活躍させたいとか意図は感じるがそれぞれのイベントに必然性が無く散らかってる感じ
>消防士の絵を見つけたのとハシリヤンが火を使う怪人をつくった事には何の因果関係も無い
削除これは偶然の一致で構わないと思います。「レッド対策にレッドのトラウマに基づいた怪人を作るぞ!」みたいな作戦でない限りは怪人に因果関係が無いのは当然だと思います。
>謎解きっぽい事してるけどそもそも赤字、家事と「火事(かじ)」が含まれるワードで出火という仕組みがハシリヤンに何のメリットがあるのか分からない
なぜそうしたのか論理的な理由はわかりませんでしたね。
キャノンボーグ主導の作戦なら「発火に時間差やランダム性をつけることで事件の発覚を遅らせてブンブンジャーの妨害を遅らせ、得られるギャーソリンを増やす」なんて意図のある作戦でもおかしくはないと思いますが、サンシーターが思いつきで作った苦魔獣が計画性のある作戦を実行するとは思えません。