『爆上戦隊ブンブンジャー』 第22話「炎の獅子奮迅」:感想

2024年7月28日
■販促第一
・今回はストーリーは人質救助以外はほぼ存在せず、展開も出たり消えたりする先斗たちを筆頭にぶつ切れ気味でした。
でも販促やかっこよく活躍させることには余念がなかったので個人的には有りだと思います。新アイテムが出た後は活躍させる以外の選択肢は無いんですから割り切って活躍が目立つ構成にするのは現実的なアプローチだと思います。

・演出はどれも良かったです
変身シーンは前方に放り投げたテントが画面に立体感を与えていてばっちり決まってました。
怪人もギャグっぽいデザインの割に強敵感がありました。避けないと一撃必殺のテントに杖から出る炎。更には飾りかと思っていたテントに張り付いた虫まで襲いかかってきました。意外と器用でできることが多くて良い怪人でした。
個人的には顔の網が良い工夫だと思いました。ローコストな割にデザイン面でもお芝居の面でもアクセントになっていて良いデザインと造形だと思いました。

・消防車から降りて人質を救助する流れも個人的には高ポイントでした。
作品によってはロボに乗ったまま救助しても不思議はない場面だったと思います。でも”車”なら乗り降りがあったほうが良いと私は思います。
救助中に他のメンバーが見学してたのは残念でした。他に要共助者の一般人を用意するとかネジレッタと戦うとか人質がピンチなのに応援に行けない理由を用意してほしかったです。さすがにヒーロー活動まで省略するのはやりすぎです。

・大きい消防車の中からミニカーが出てくる構造自体は玩具にも有るみたいです。
用途としては大きい消防車のままだと合体時にチャンジャーにセットするのが難しいからミニカーに分けてあるみたいですが、それをはしごを使った救助活動用に見立てるのは自然で良い使い方だと思います。

■レオレスキュー
・消防車でライオンにも変形します。
ライオンがどこから出てきたのかはさっぱりわかりませんでしたが、水族館+恐竜の組み合わせも謎なので今更なツッコミではあります。

・わりとリアルなライオン顔が意外でした。
ライオンモチーフだとスマートな顔つきが多いですけど、本物のライオンって結構鼻筋がのっぺりした顔つきですよね。サイズ感が小さめなので可愛い感じもあって、これはこれで良いなと思いました。

・アタッチメントは目を引きました。動きも良いし、レオ単体も結構カッコよかったです。
ブンブンカーのアタックモード切り替えスイッチも着いてるようでしたし、レオレスキューはブンブン無しで本体になれるのかな?と思いましたが、次回予告ではブンブンがベースだったのでそうではないみたいですね。


次回は久しぶりの野球回のようです。私が思い出せる範囲だとキュウレンジャー以来ですかね? 一番有りそうなドンブラには無かったような。
脚本も古怒田健志さんなので昔懐かしいクラシックな内容になりそうです。






コメント

2 件のコメント :

  1. 今週も楽しい記事をありがとうございます。
    敵怪人、ほんとに良かったですよね。遠距離系の技が二種類あったので避けながらどうやってダメージを与えるのかと久しぶりに戦闘シーンをハラハラしながら見てました。満を持して登場した119が圧倒しているのもスーパー化が強く、かっこよく見える演出も近年のSHTではあまり見られない光景だなと思ってしまいました。
    改めて、敵を強く見せることはヒーローアクションにおいて重要だと認識させられました。他のSHT作品でもやればいいのにと思うのですが、令和ライダーとかでやろうとしない理由とか心当たりありますか?

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん、こんにちは。

      >遠距離系の技が二種類あったので避けながらどうやってダメージを与えるのかと久しぶりに戦闘シーンをハラハラしながら見てました。

      見た目とは裏腹にスリリングな戦いが見応えがありましたね。逆転してからの119への変身&圧倒も爽快感がありました。強化フォームの見せ方としてはお手本のような鮮やかさでした。

      >令和ライダーとかでやろうとしない理由とか心当たりありますか?

      具体的な理由はわかりません。
      予算なのか納期なのかやる気や能力なのか、原因になるものは多いので外から見ても判断がつきません。
      ライダーで言えば「坂本浩一監督が担当すると急に動きが良くなる」みたいなことが今でもあるので、スーツアクターさんの質が落ちたとかスーツの造形が動きようがないというわけでは無さそうです。

      比較的有力な説としては「作品点数の増加」だと思います。
      今と昔で変わった点としてスピンオフやVシネ、配信限定コンテンツなどが増えたことが挙げられます。スタッフは増えてないのに撮影数が増えればそれだけ1本あたりの時間も労力も減るのは当然です。同じキャラを出せば「スピンオフの撮影でもスーツを使うから本編の撮影期間も制限される」といった事態があるでしょうし、スーツの流用や改造をするならそれはそれで輸送や改修期間など別の手間がかかるでしょう。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。