『爆上戦隊ブンブンジャー』 第7話「調達屋のブレーキ」:感想

2024年4月14日
■物足りない
・今回の脚本は若手らしい森地夏美さんでした。
シンプルな筋書きで特に悪くはありませんでしたが話を膨らませることもできていない印象でした。玄蕃の加入回なのに玄蕃のキャラ立てが弱いところが引っかかりました。

サポートして興味のある相手を更に高める
→ブンブンジャーは一番未知の可能性があるから特に肩入れしている
→ブンブンジャーが強くなりすぎて自分の力ではサポートしきれないほどになったから自分もブンブンジャーに変身してサポートする。
と、筋は通っているのですが、上の1文で済む程度の内容しかなく肉付けが少なかったです。玄蕃の思いはまだ謎にするにしても、せめてなぜ大也がスカウトするほど気に入っているのかくらいは語ってほしかったです。バトルは玄蕃の強さを描くだけで特にサポートとかはありませんでしたし、といって今度は自分が前面に出るスタイルというわけでもなく、バトルもキャラ付けが弱めでした。

■ブンブンの推し
・中盤の時点でブンブンの影が薄まってるような…と感じていましたが、結局特に回収されないまま終わってしまいました。
今回の展開に必要なわけでもなく、今回出さなくても良い要素に見えてしまいました。今後もブンブンの個人回であのマスコット絡みの回をやるつもりなんですかね?

・もしそのつもりなら個人的にはやや反対です。
キグルミ&キグルミの話は撮影は楽でしょうけど、ドラマとしてはブンブンを他の人間と絡ませるほうが面白くなると思うからです。
今のところブンブンがなぜ地球防衛に協力しているのか理由もわかりませんし、人間をどう思っているのかも具体的には描かれていません。説得力を出したりブンブンの好感度を上げたりするためにもそういう話があったほうが良いと思います。

・玄蕃のあのマスコットを初めて見たって反応も個人的には意外でした。
何でも調達してくる調達屋なら既存の物ならだいたい知ってるかと思っていました。むしろ「お困りのようだね… 今の君に必要なのは…これだ」とあのヌイグルミをブンブンに差し出してくるイメージでした。

■ブンオレンジ
・今回も斧がかっこ良かったです。
私は手斧が好きなので出番は多ければ多いほど嬉しいですけど、ブラックとのアクションの差別化は課題になりそうな感じでした。パワータイプと技巧タイプみたいなわかりやすい分け方にはしないみたいでした。今のところブラックとオレンジの戦い方に大きな差は感じていません。「戦隊なんだから斧ペアなどコンビネーションの差がつけられるから問題ない」といった考え方なんでしょうかね? とりあえずお手並み拝見です。

■ブンブンジャーロボビルダー
・デザイン重視という印象です。ショベルカーをショベルとして使うのではなく、大きなハンマーを支えるためのサポートアームに見立てるところが意外性を感じて面白かったです。
片腕しか使えないしその片腕も動きづらそうなのでアクション面ではマイナスでしょうが、デザインの差別化としては機能していてこれも有りだと思いました。初期ロボの換装フォームってどうせ出番少ないですしね。インパクトを重視するのは有りだと思います。見た目の印象が強ければ「パワーならビルダーだ!」みたいにピンポイントで出番も作りやすいでしょうし。

・元々有る顔が折りたたまれてビルダーの顔が別に乗っかるところはちょっとグロく感じました。
玩具の変形としては省略せずに見せるのはたぶん真摯な向き合い方なんでしょうけど。


次回は大也の真の目的が語られるようです。
あまり引っ張らないことは好ましく思います。最近は下手すると序盤から有る要素を4クール目手前くらいまで引っ張る作品が多かったですからね…
未来や錠が大也に不信感を抱くって話はピンと来ませんでした。「正義のため!」なんて掲げてないのはわかってたと思うのですが。普段の発言はさておき二人は大也たちの行動を見てブンブンジャーに参加しようと思ったんじゃないんですか? 今更人命第一じゃないから不信感を抱くってのは不可解なように感じます。






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