『爆上戦隊ブンブンジャー』 第25話「六輪の花火」:感想

2024年8月18日
■積み重ねが足りない
・1クール出張った幹部の退場回らしく、敵も味方もいろいろ描写があったんですがどれもピンと来ない内容でした。
先斗がブンブンジャーのメンバーと敵対してきた印象も、キャノンボーグにシンパシーを感じている印象も特に無いのでブンブンジャーと協力することの意義もキャノンボーグの誘いを断るカタルシスも「何の話?」ってくらいにわかりませんでした。
速さとかの話はもっと理解できませんでした。速さを求める話なんてありましたっけ? カオスがどうとかじゃなくて?
普通に意味がわからないことが多かったんですが、今回担当したのもシリーズ構成の冨岡さんじゃないので今回の内容が正当である保証もないんですよね… いったい何を信じたらいいのでしょう。

・ビュンディーとブンブンの疑似合体みたいな共同作戦も特に感じ入るものはありませんでした。先斗以上に普通に仲が良いですからね。
全部乗せ自体は良かったです。119にもまだアタッチメントがあったんですね。ハンマーやショベルを姿勢維持用のアンカー代わりに使ったり、ただ乗せるだけじゃなくできるだけ意味を持たせようとしている点も素晴らしかったです。
ただ、バトルはバリアを張ってるだけでほとんど何もしてこないので緊張感が薄く盛り上がりませんでした。

・キャノンボーグのほうは最初から最後までついていけませんでした。
何やら「独り」という部分が重要で価値観でありコンプレックスでもあったようなんですが、独りを強調できるほど行動してる印象がありません。むしろサンシーターにやらせてばかりで他人任せで怠け者な印象があります。
今までのイメージだと「自分のやりたいことを優先する爆上げや走りに対して主義主張のない”効率主義”」みたいなほうが収まりが良かったんじゃないかとさえ思います。
洗脳を多用するとかマッドレックスとの因縁とかもっとわかりやすく出しておいたほうが良かったと思います。

■怪しいISA
・急にISAがハシリアンと裏でつながってるっぽい話が出てきて戸惑いました。
個人的にはかなり不思議な話でした。地球組織にもハシリアンとつながっている勢力がいる事自体に不思議はありませんが、ブンブンジャーとも協力しているISAがハシリアンとつながっていることは意外でした。
普通に考えたらあれだけギャーソリン集めを邪魔しているブンブンジャーに協力していたら、ハシリアンのほうからクレームが入ったり関係が破談になって当たり前だと思うんですがどこがどうなっているんでしょう?
ハシリアンにとってはギャーソリン集めはどうでもよくて真の目的が別にある。たとえば邪魔な幹部の抹殺とかブンブンジャーの育成のほうが重要だとでも思ってない限りはISAは裏切り扱いされると思います。
余りにも奇妙な関係なのですが「ISAこそがハシリアンの中枢である」みたいな常識を根底から覆すような設定があるんですかね?

・3クール目のティザービジュアルに不穏な感じのブンオレンジが映っているのも「玄蕃が今まで大也に協力してきたのも最初からISA/ハシリアンの大いなる目的のため」なんて話なんでしょうかね。


次回は再生怪人が登場したり、新幹部が登場したりするみたいです。
ブンブンジャー側の目的は特に進展していないし、ハシリアンは何人いるのかわからないので直近のゴールが欲しいですね。ISA関連でそれが埋まるのでしょうか?






コメント

0 件のコメント :

コメントを投稿

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。