『爆上戦隊ブンブンジャー』 第24話「届けたい歌」:感想

2024年8月11日
■特にわからなかった
・幻覚回ということで大也や先斗の心情や過去が少しはわかるかなと期待していたんですが特にありませんでした。
「学童保育のお姉さん→”先生”との出会い→お金持ちになる→ブンブンとの遭遇」という知らないことだらけの流れに1ページ増えただけでした。
むしろ小学生の時点で「他人との交流は価値がある」と教えられていたはずの大也がブンブンジャーを結成するまで独りだったことが余計に不思議になりました。
「言われた後もずっと意味がわからなかったけど最近ようやく実感が持てましたよ、先生… 大切なことをたくさん教えてありがとう」ってな感じに、大也がそっと過去に終止符を打つ話なのかと思ったらそんな雰囲気でもありませんでしたし。

■最初に歌ありき?
・大也どころか今回やりたかったことすらあやふやです。
直感的な印象だと”歌ありき”なのかな?という印象を受けました。
「夏休みだから子供が楽しめる内容をやろう→戦隊メンバーと一緒に歌を歌うのはどうでしょう→歌にちなんだストーリーを考える」
みたいな流れでまとめられなかったからチグハグ感があるのだろうかと考えています。

…と考えていたら東映公式ページに説明がありました。
今回の話は「井内くんの趣味であるギターを活かせる回をやろう」というアイディアと、脚本森地さんの「大也の初恋を書きたい」という挙手が重なり企画されたお話でした。
一見交わらなさそうな二つのテーマですが、
初恋の相手がギター弾きだったということで話がまとまりました。
・あぁ…役者さんネタだったんですね…
それはまぁいつものことなので仕方ないと諦めるしかないですね。夏休み回ですし、捨てるにはマシなほうです。

・「初恋を書きたい」の方は個人的にはピンと来ませんでした。
大也で描くべきことはそれですかね? 素性も過去も現在も謎が多い人物の初恋を描くってかなり難しいと思います。実際に出来栄えも悪かったのでアイディアも良くなかったんじゃないかなと思いました。

■アクション
・格闘戦は短いながらも良かったです。
個人単位の活躍有り、コンビネーション有りでかっこよく見せることができていました。
個人的にはやっぱりオレンジが一番良かったです。豪快な斧の振り方と細やかな足技にピンクとの臨機応変なコンビネーションもあって満足です。

■ネタは有りだけど…
・巨大戦の赤信号ネタは個人的にはいまいちに感じました。
「消防車は緊急事態なら赤信号でも止まらなくていい」というのは子供への啓蒙として有りだと思います。
でも怪人の仕業とわかっているのにブンブンたちが抵抗できないことへの違和感が強かったです。そんなこと言ったら「ここは車両侵入禁止です!」ってやられたら近寄ることすらできないし、「大勢で1人を攻撃するのは卑怯です!」だの「逃げる相手を攻撃してはいけません!(ギャーソリン持ち逃げされる)」だの、切りがありません。
ブンブンたちは宇宙人だし、ビュンディーロボに至っては車というより空を飛べるほうがメインですし、赤信号の強制力は無理があったと思います。


次回はキャノンボーグとの決着をつけるみたいです。
時期的には不思議はありませんが納得感は薄いです。今回も上役に詰められていたようでしたが、キャノンボーグがそんなに働いていた印象がまだ無いんですよね…
基本的にサンシーター任せで積極的に動いていた印象がありません。もっと繰り返し出るかと思っていた剣も2回しか出てませんし。「いよいよ決戦だ!」と言われてもピンと来ません。





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